約 3,884,604 件
https://w.atwiki.jp/oper/pages/3220.html
第五場 ヴァルターがちょうど角を曲がって道に現れる。エーファは彼に気づき、マグダレーネを振り払って、ヴァルターめがけて道を走っていく。 エーファ やっぱりあの方よ! マグダレーネ わかりましたよ!じゃあ、 何とかしましょう。 (急いで家に入る。) エーファ (夢中になって) 騎士様!いいえ、あなたって呼ぶわ! 私、何でも話すわ、あなたは分かってくださる人だもの。 今日はひどい目に遭ったって知ってるわ。 だけど、あなたこそ賞にふさわしい騎士で、 私の最高の友なのよ! ヴァルター (激しい口調で) ああ、ちがうんだ。僕はただの友でしかない。 賞には値しないんだ。マイスターなんか夢のまた夢だ。 尊敬していたのに、嘲笑われて終わった。 そして気づいたんだ、 愛する人に求婚する権利はないのだ、と! エーファ そんなことないわ!あなたの恋人は 自分の心にかなう人にだけ冠を授けるのよ。 私の心をつかんだのはあなたですもの。 私はあなたにだけ賞を渡すわ。 ヴァルター ちがうよ!きみは 選ぶ権利を持ってないじゃないか。 きみがお父様の規則に縛られている限り 僕は何もできない。 「娘の夫はマイスタージンガーでなければならず、 娘に求婚できるのはあなた方が選んだ人だけなのです。」 お父様は物々しい口調でそうおっしゃったんだ。 彼が撤回する意思がないかぎり後戻りはできない。 それでも僕は勇気を奮い起こして、 慣れないことばかりではあったが、 愛と情熱を込めて歌い、 マイスターの決まりに従おうとしたんだ。 ところが、マイスターたちは! (怒りが募って) ああ、あのマイスターどもめ! 韻だの規則だので塗り固められた石頭連中! はらわたが煮えくり返りそうだ。 僕が夢中になったものの実態が あんなものだったのかと思うと、 気分が悪くなる! 自由を求めて逃げよう! 僕がマイスターになれるところに 行ってしまうんだ! 僕のことを本当に愛してくれるなら、 どうかお願いだから 一緒に遠くまでついてきてくれ。 もう何の希望もない。 すべての道は閉ざされたんだ! マイスターを名乗るやつが、 どこにでも悪霊みたいにはびこっていて、 僕を嘲笑おうと 集まってくるのが見えるぞ。 組合の印をつけて、 何か思いついたみたいに、 あちこちから顔を出してくる。 どこを見渡しても 石頭連中ばかりじゃないか! そのマイスターたちとやらは調子に乗って ばかにするようにうなずきながら きみをじろじろ見て、 大きな輪の中に 入れ込んで、 鼻声出したり、ワーワーわめきながら 我こそきみの夫と言い張る。 きみは不安がって震えてるのに、 やつらはきみを自分たちの慰みものにして 歌の椅子に 無理やり押し上げる! これを我慢しろって言うのか?思いっきり ぶちのめしちゃいけないとは、あまりに不公平だ! (夜警の角笛が力強く響く。) わあー! 彼はいかにもという風に片手を剣にかけ、攻撃的なまなざしで辺りを見回す。 エーファ (なだめるように彼の手を取って) あなた、落ち着いて。 夜警が角笛を吹いただけよ。 急いで菩提樹の陰に隠れて。 夜警はここを通り過ぎていくわ。 マグダレーネ (ドアのところから小声で呼ぶ。) エーファちゃん、もう遅いですよ。 そろそろ帰っていらっしゃい。 ヴァルター 逃げるの? エーファ (微笑んで) 逃げたほうがいいんでしょう? ヴァルター 僕を置いていくの? エーファ (優しく、しかし決意を込めて) いいえ、マイスターたちをね。 マグダレーネと一緒に家に入る。 夜警 (道から現れ、歌いながら手前に来て、やがてポーグナー家の角を曲がって左手に消える。) 皆さん、お聞きください。お知らせいたします。 時計の鐘が十時を打ちました。 火の元にご用心、ランプもあなどらぬよう。 どなたも家事の災害に遭いませんように。 主なる神を讃えましょう。 ザックス (接客ドアの陰で立ち聞きしていたが、ぼんやりしていた明かりの中、いまほんのわずか戸を開ける。) よくないことが起きるぞ。 駆け落ちする気だな。 気をつけよう。駆け落ちはいけない。 ヴァルター (菩提樹の後ろで) あの人は来てくれないんだろうか。ああ、じりじりする。 (エーファがマグダレーネの衣装で家から出てくる。この姿に気がついて) いや、来てくれたかな。 ああ、ちがう。あれはおばさん/レーネさんか。 (エーファはヴァルターを見つけ、走り寄ってくる。) いや、やっぱりあの人だ! エーファ おばかさん、 本当にしょうのない人ね。ほら、来たわよ! (楽しそうに彼の腕に飛び込む。) ヴァルター (大喜びで) ああ、いまこそ分かったぞ。 マイスターの賞をもらったのは僕なんだ! エーファ 余計なことは考えないで!行きましょう! どうかうまくいきますように! ヴァルター この道を行こう、 ほら、向こうだよ。 門の前に下男と馬を待たせてあるんだ。 (遠くから夜警の角笛。 二人が通りを横切って角を曲がろうとした時、ザックスがランプをガラス玉の後ろに立て、再び開け放った扉からどぎつい光を投げかけるので、エーファとヴァルターの姿は突如としてはっきり照らし出される。) エーファ (あわててヴァルターを引きもどして) まあ、靴屋さんだわ。 見られては大変! 隠れて!近づいちゃだめ! ヴァルター ほかに道はないのか? エーファ 向こうの通りを行けばいいかも。 でも入り組んでるし、 よく分からないわ。 もしかしたら夜警に出くわすかもしれないし。 ヴァルター じゃあ、仕方がない。 このまま行こう。 エーファ 靴屋さんが窓からいなくなるまではだめよ。 ヴァルター さっさと引っ込んでもらおうよ。 エーファ 姿を見せちゃだめよ。 あの人、あなたを知ってるんだから。 ヴァルター あの靴屋が? エーファ ザックスなのよ! ヴァルター ハンス・ザックス?僕の味方だ! エーファ そうは思えないわ。あなたの悪口ばかり言っていたもの。 ヴァルター 何だって、ザックスさんが?彼まで?明かりを消してやる! 第六場 ベックメッサーは夜警の後を追うようにして通りを歩いてきて、ポーグナー家の窓をぜんぶ窺い、ザックスの家に寄りかかって、持ってきたリュートを調弦する。 エーファ (ヴァルターを押しとどめて) だめだったら!あら、聞いて。 ヴァルター リュートの音だ。 (ザックスはリュートの音を耳にすると、急に何か思いついた様子で明かりを引っ込め、ドアの下半分をそっと開ける。) エーファ ああ、困ったわ! ヴァルター どうして? 見てごらん、靴屋は明かりを引っ込めた。さあ、行こう! エーファ あなたったら、見えないの?別の人が来て、そこに立ってるじゃないの。 (ザックスは気づかれないように自分の仕事机をドアのそばに据え、エーファが嘆いている声を耳にする。) ヴァルター 聞こえてもいるし、見えてもいるさ。 楽師さんみたいだよ。こんな夜遅く何をするつもりだろう? エーファ (がっくりと) ベックメッサーが来ちゃったのよ! ザックス ははん、思ってたとおりだ! (そっと仕事にかかる。) ヴァルター あの判定役か?やつが僕の目の前に? よし、あの怠け者を殺してやる! エーファ とんでもない!お願いよ、父を起こさないで! あの人は一曲歌ったらすぐ帰るわ。 あの茂みのところに隠れていましょう。 男の人がこんなに手をかけるとは知らなかったわ。 (彼女はヴァルターを引っぱって、茂みに隠れた菩提樹のそばにあるベンチに連れていく。ベックメッサーは必死に窓のほうばかり窺い、じりじりしながらリュートを荒っぽくかき鳴らす。彼がついに歌いだそうとした時、ザックスがものすごい勢いでハンマーを叩き下ろす。明かりは再びこうこうと輝き、道の向こうまではっきり照らし出されれている。) ザックス イェールム!イェールム!おおい、おおい、 何たること!トララライ!トララライ!おお! ベックメッサー (不機嫌になって石のベンチから飛び上がり、仕事中のザックスを見つけて) 何事だ! うるさいな! ザックス かつてエーファが神に追放され、 楽園を出ねばならなかった時、 固い石のせいで 彼女ははだしの足をけがした。 ベックメッサー このいじわる靴屋は何を思いついたんだか。 ザックス 主はこれを憐れみ、 ヴァルター (そっとエーファに) これは何の歌?どうしてきみの名前が出てくるんだい? ザックス 彼女の足を可愛く思っていたこともあって、 エーファ (そっとヴァルターに) 聞こえてはいるわ。 私とは関係ないの。 ザックス 自分に従う天使を呼びつけて、 エーファ どうも当てこすってるみたいね。 ザックス 「哀れな罪の女に靴を作るように! 私の見たところ、アダムも 石のせいで足の指をけがしたようだ。 ちゃんと無事に歩けるよう、 やつにもぴったり合う靴を作ってやれ!」 ヴァルター いらいらするな。時間がどんどん経ってしまうじゃないか。 ベックメッサー (ザックスのほうに寄って行って) ちょっと、まだ起きてるんですか?もう夜更けですよ。 ザックス これはこれは、市の書記殿!まだお目覚めでしたか! 靴のことが心配でならないのですね。 ご覧のとおり、ちゃんと作っています。 明日には履けるようにしますから。 (仕事にかかる。) ベックメッサー (腹を立てて) 靴なんかどうでもいい!今は静かにしてもらいたいんだ! ザックス イェールム!イェールム! おおい、おおい、 何たること!トララライ!トララライ!おお! おお、エーファよ、エーファ!悪い女だ、 良心がとがめないかな、 ヴァルター (エーファに) 僕たちと判定役のどっちに当てつけてるんだろう。 ザックス 人間に足なんぞ生えてるから、 エーファ (ヴァルターに) 思うに、三人平等に あてこすってるみたい。 ザックス 天使が靴を作る羽目になったんだ。 エーファ ああ、つらいわ。 何か悪いことが起きそう。 ザックス 楽園にとどまっていれば石なんかなかったのに。 ヴァルター かわいい人、元気を出して! ザックス おまえの若気の過ちのせいで 針金だの錐だのを使って働かなければならないのだ。 エーファ あの歌を聞くと悲しくなるわ。 ヴァルター 僕は聞いてないよ。 きみがそばにいてくれるし、 夢みたいに幸せさ。 (彼女を優しく引き寄せる。) ザックス アダムさんももう少ししっかりしてほしいものだ。 おかげで私はピッチを使って靴底をとめなければならない。 私が品格があって天使みたいに清らかでなかったら、 こんな仕事、悪魔に下げ渡すところだ! ベックメッサーは脅すようにザックスに突っかかっていく。 ザックス イェー… (中断する。) ベックメッサー 今すぐ聞け! 悪ふざけのつもりか? おまえはまったくいつでもタイミングが悪いな! ザックス 私がここで歌ってるのが迷惑になりますかね? だって靴は仕上げろとおっしゃるんでしょう? ベックメッサー じゃ、中に入って、黙っていてくれ! ザックス 徹夜仕事というのはなかなかつらいものですよ。 景気づけするために、 外の空気と楽しい歌が必要なんです。 では、第三節をお耳に入れましょう! (針金にワックスを塗りつける。) ベックメッサー まったくどうかなりそうだ! ザックス (仕事を続けながら) イェールム!イェールム! おおい、おおい、 ベックメッサー いじの悪いわめき声だ! ザックス 何たること!トララライ!トララライ!おお! ベックメッサー しまいにはこれが私の歌だと思われてしまう! (耳をふさぎ、絶望して歩き回りながら自問自答し、窓の前を行ったり来たりする。) ザックス おお、エーファ、わが嘆きを聞いておくれ。 こっちは大変な思いをして、機嫌が悪いのだ。 靴屋が作り上げた芸術品を、 彼女は足で踏みにじりながら世界を歩く。 ある天使が同情し、 この仕事から解放して たびたび楽園に呼んでくれるのでなければ、 靴もブーツもほったらかすところだ! だが、天国に滞在し、 地球を足元に見ることができるのなら、 気分が落ち着いてくるし、 ハンス・ザックスは靴屋と詩作に 勤しむことができるというものだ。 ベックメッサー ああ、窓が開いたぞ! (彼は今そっと開けられた窓を窺う。窓辺にエーファの服を着たマグダレーネが用心深く姿を見せる。) エーファ (すっかり取り乱した様子で) あの歌はつらいわ、どうしてかわからないけど。 早く、ここを出たい! ヴァルター (飛び上がって) よし、それなら 剣を使ってでも行こう! エーファ だめよ!それはやめて! ベックメッサー まちがいない、彼女だ! ヴァルター (剣から手を離して) その価値もないか。 エーファ そうよ、ここはじっと我慢して。 ベックメッサー (ザックスが仕事を続けながら歌っている間に必死にあれこれ考えていたが) これ以上やつが歌い続けたらこっちはたまったものではない! エーファ ああ、あなた、 私のせいでこんなことになったのよね。 ベックメッサー (靴に取り組んでいるザックスのほうに歩いていき、続く会話の間街路に背を向けて、リュートをかき鳴らしながら、マグダレーネが窓から去ってしまわないように気を配る。) ザックスさん、一言だけお話があるんですが… ヴァルター (小声でエーファに) 窓にいるのは誰? ベックメッサー しかし、あなたは靴にご熱心ですな。 エーファ マグダレーネよ。 ベックメッサー 私はすっかり靴のことは忘れていましたよ。 ヴァルター うまいことをやったね! ベックメッサー もちろん靴屋の腕前も評価してはいますがね、 ヴァルター おかしくて吹き出しそうだよ! ベックメッサー それよりも芸術の友としての価値のほうが大きい。 エーファ 早く終わってくれたらいいのに! ヴァルター 判定役がさっさと歌い始めてくれたら終わるんだけどね。 (ヴァルターとエーファはベンチで身を寄せ合いながら、続くザックスとベックメッサーのやりとりをだんだん面白そうに観察する。) ベックメッサー あなたの判断力は高く評価しているんですよ。 ですから、ちょっと耳を貸してもらえませんか。 明日お嬢さんを勝ち取るつもりの セレナードなんですが、 あなたの意にかなうかどうかと思って。 (何度も窓のほうに振り返りながらかき鳴らす。) ザックス おやおや!お世辞なんぞ言って! また叱られたくはありませんよ。 「靴屋が詩人として有名になってからというもの、 靴のほうはすっかりおろそかになってる。 」 たしかにぶかぶかで音がうるさかったですね。 ですから詩もメロディーも放り出して、 本業に戻っているんです。 自分の知識を総動員して、 必ず朝までに新しい靴を仕上げますよ。 ベックメッサー (必死になって) やめてくださいよ!あれはほんの冗談だ。 真剣に言ってるんだから聞いてくださいよ。 あなたは民衆から尊敬されているし、 ポーグナー嬢からも一目置かれている。 明日、私は公衆の目前で 求婚するのだが、 私の歌があなたのお気に召さないと わが名誉に傷が入るのでは、と気がかりでね。 ですから、どうか聴いてください。 今から一曲歌いますから、 あなたの気に入るか入らないか教えてほしい。 そうしたらちゃんと見直しができるというもの。 (またリュートをかき鳴らす。) ザックス どうか私にはお構いなく! そんな栄誉は受けられません。 私が作るのは流行歌だけですから。 だからこうして路地裏で歌い、靴を型にはめてるんです。 イェールム!イェールム! おおい、おおい、 ベックメッサー ちくしょう!臭いピッチそのもののような あの歌を聴くといらいらする! ザックス 何たること!トララライ!トララライ!おお! ベックメッサー 黙らないか!近所迷惑だ! ザックス 皆さんは慣れていますよ。 気になんぞとめません。 「おお、エーファ、エーファ!」 ベックメッサー (かんかんになって怒りを爆発させ) この性悪靴屋め! いたずらにも程があるぞ! 今すぐ黙らないと、 目にもの見せてくれるぞ。 (いらいらとリュートを爪弾きながら) あんたは信じられんくらい妬み深い。 自分じゃよっぽど賢いつもりなんだろう。 だから他に頭のいいやつがいると地団太を踏むわけだ。 どうだ、あんたのことは裏も表も知ってるぞ。 今までぜんぜん判定役に選ばれてないことが、 性質の悪い靴屋としては癪に障るんだろう。 それならそれで結構。ベックメッサーが生きているうちは、 なおかつその口から一つでも韻が出てくるうちは、 そして私がマイスターとして尊敬されている間は、 ニュルンベルクがいかに「花咲き育とう」とも、 ハンス・ザックス殿、しっかりと言っておこう。 あんたが判定役に選ばれることなんか絶対にない! (怒り狂ってリュートを爪弾く。) ザックス (落ち着き払って注意深く聴いていたが) いまのがあなたの歌だったんですか? ベックメッサー 勘違いされてはかなわん! ザックス 規則破りな歌でしたが、 なかなか誇らしく聞こえましたね。 ベックメッサー 聴いてくれるのかね? ザックス 神かけて、 あなたがお歌いなさい。 私は靴底を縁取っていますから。 ベックメッサー だが、あんたが歌いはしないだろうな? ザックス 歌うのはあなたですよ。 私は仕事がありますからね。 ベックメッサー そのうるさいハンマーはやめてくれないか! ザックス ハンマーを使わずにどうやったら靴底を打てるんです? ベックメッサー 何だって!そっちが叩いてるのに歌えというのか? ザックス あなたは歌を、私は靴を仕上げなければならないんですよ。 ベックメッサー 靴は欲しくない! ザックス 今はそうおっしゃるが、 歌の学校ではまた中傷なさるんじゃありませんか? いや、待てよ!これが一番いいか。 人間は二人三脚で歩むのがいいと言いますしね。 私は仕事を中断するわけにはいかないが、 判定役の技も習得したい。 その腕前にかけてはあなたが一番です。 私が教えを乞うとすればあなた以外にはありません。 というわけで、あなたが歌うのを私はじっと聴き、 そのそばで仕事を続けようかと思いますが。 ベックメッサー 注意深く聴いてください。もし間違いがあったら チョークで印をつけてくださいよ。 ザックス いいえ!それでは靴が仕上がりません。 判定はハンマーで靴底を叩いて行いますよ。 ベックメッサー いじわるにも程がある!しまった、もう遅くなってる。 お嬢さんが窓辺から去ってしまう! (リュートをガチャガチャかき鳴らす。) ザックス (ハンマーで仕事をしながら) 始めよ!ちょっと急いでくださいよ。 さもないとまた私が歌いますからね。 ベックメッサー やめてくれ!それだけはいやだ!ああ、もう、いらいらする! あなたが図々しくも判定役を買って出るのなら いいだろう、ハンマーで叩いて印をつけたらいい。 規則に沿ってきちんきちんとやってもらうが、 規則に沿った歌い方をした時に叩かないでくださいよ! ザックス 靴屋が知っている通りの規則で判定します。 仕事をしたくてうずうずしますよ。 ベックメッサー マイスターの名誉にかけて誓うんだろうな? ザックス 靴屋の心意気にもかけて! ベックメッサー 一つも間違いを犯さず、 すらすらと歌ってみせますよ。 ザックス だったら明日、あなたは靴を履けませんよ。 (夜警の角笛が遠くで響く。) ヴァルター (小声でエーファに) ばかばかしい騒ぎだね。 夢みたいだよ。 ザックス (接客ドアの前にある石造りのベンチを指して) ここにお座りになっては。 ベックメッサー (家の角まで退いて) ここに立たせてください。 ヴァルター 僕があの歌の椅子を下りてから間もないのに! ザックス なぜそんなに遠くに? ベックメッサー あなたが見えないようにですよ。 歌の学校での習わしどおりです。 エーファ (安心しきってヴァルターの胸にもたれて) とりとめのないことが頭の中をぐるぐる回ってるわ。 でも、結果がどうなるかさっぱり見当がつかないわね。 ザックス でも、そこではよく聞こえない。 ベックメッサー 私の声は力強いから このくらいの距離で優しく弱めるのですよ。 (彼は窓に向かい合うようにして街角に立つ。) ザックス いいぞ!では、準備は万端。始めよ! (ベックメッサーは、先ほど怒り狂っている時にうっかり高く調弦してしまっていたD線を正しく直す。ザックスはハンマーを構える。) ベックメッサー (リュートの伴奏に乗って) 「私は見た、 私を喜ばすその日が輝くのを…」 (ザックスは叩く。ベックメッサーはびくっとする。) 「そして、わが心は… (ザックス、叩く。ベックメッサーは中断するが、また歌い続ける。) 「生き生きした…」 (ザックスは叩き、ベックメッサーは怒って振り返る。) おい、冗談はよせ!どこがいけなかったんだ? ザックス こう歌ったほうがよいのでは。 「そしてわが心は生き生きと…」 ベックメッサー だが、それでは「私は見た」との 韻の関わりはどうなる? ザックス しかし、メロディーも大事ですよ。 言葉と音はきちんと合っていなくては。 ベックメッサー あなたと喧嘩する気はないんだ! 叩くのはやめてくれ。 さもないと後悔する羽目になるぞ! ザックス では続きを。 ベックメッサー 混乱してきたぞ。 ザックス もう一度最初から。 三つの間違いまでは叩かないでおきましょう。 ベックメッサー (独り言。) とにかくあいつのことは気にしないのが一番だ。 ただ、お嬢さんの気が散らないことだけを祈ろう。 「私は見た、 私を喜ばすその日が輝くのを。 わが心は生き生きと 勇気にあふれる。 死ぬことは考えず、 (ザックス、叩く。) それより若き令嬢に 求婚することを考えよう。 (ザックス、叩く。) なぜすべての日のうちで、 この日が最も美しいのか。 (打音。怒って) ここで皆の者に私が告げよう、 (打音。) それは美しいお嬢さんが (叩く音が二回。) 彼女の愛すべきお父様から、 (ザックスは叩き、皮肉たっぷりにうなずく。) ーお父様が口頭で約束されたように、 (音は小さいが、たくさん叩く音。) 結婚するようにと決められたから。 (叩く音が五回。かんかんになって) 自信のある者は、 (打音。) 来て、とくと見るがよい、 若き令嬢の優美な立ち姿を。 (三回叩く音。) 彼女こそわが希望の綱。 (打音。) それゆえこの日は美しく青く輝く、 (たくさん叩く音。) 私が始めに見たとおりに。」 (彼は怒り狂って角を回ってザックスに詰め寄る。) ベックメッサー ザックス、私を殺す気か? 頼むから黙ってくれ! ザックス 私は黙っていますよ。 判定していただけです。それについては後で話しましょう。 だんだんと靴底も仕上がってきましたしね。 ベックメッサー (マグダレーネが窓辺から去ろうとしているのに気がついて) えっ、行くのか?あっ、待ってください!とにかく歌わなくては。 (街角に戻り、ザックスに拳骨を突き出して) ザックス、この仕返しはきっとしてやるからな! (第二節の準備をする。) ザックス (ハンマーで叩く準備をしながら) 判定役は位置についています。続けよ! ベックメッサー (次第に大声になり、息を切らす。) 「今日、この心ははやる、 (打音。) 若き令嬢に求婚しようとして。 (三回の打音。) しかし、お父様はどうしても (打音。) 条件をつけておきたいとおっしゃる、 (三回の打音。) 彼の財産を継ぎ、 なおかつかの上品なお嬢さんに (二回の打音。) 求婚しようとする者に。 (数えきれない打音。) その条件とは、組合のまじめなマイスターであり、 お嬢さんを愛していること。 (三回の打音。) そしてなおかつ証明すべきは (二回の打音。) その芸術的資質。 (連打音。) マイスターの歌合戦で、 優勝を目指して歌おう、 彼女の夫になりたいのなら。 (怒って地団太を踏む。) 芸術を語るからには、一切のごまかしを避け、 一生懸命に取り組むべき。 (次々と打音。) そうして初めて賞品が微笑む、 激しい情熱をもって求めていたものが。 (ザックスは頭を振りながら、一つひとつ間違いを数えるのはやめ、仕事に専念することにして、ハンマーで叩きながらくさびを型から外す作業を続ける。) それはすなわち若き令嬢を得ること。」 ザックス (店の戸から頭を突き出して) もう終わりですか? ベックメッサー (ひどく心配になって) なぜそんなことを聞く? ザックス (出来上がった靴を勝ち誇った様子で突き出して) 靴が出来上がりましたので。 (リボンで結び合わせた一足の靴を高く掲げ、振り回す。) これこそ正真正銘、判定役の靴! では、判定役の格言をお耳に入れましょう! (力強い声で) 靴底に長短取り混ぜて しっかり書き込んでおきましたよ。 はっきり読み取れますし、 ここでお耳に入れましょう。 決してお忘れになっちゃいけませんよ。 良い歌はリズムが大切。 誰か間違いを犯した時、 書記殿は黒板に書き入れるが、 靴屋は皮に叩き込む。 これで安心して走れますよ。 一組のいい靴ができましたので。 これであなたの足がパカパカいうことはありません。 リズミカルに靴底を仕上げましたよ! ベックメッサー (通りの端まで引っ込み、壁に寄りかかり、ザックスの声をかき消そうとやっきになってわめくように歌い、怒り狂ってザックスに向かってリュートを振り上げているうちに息が切れ、せかせかと歌い続ける。) 「私がマイスターの名にふさわしいなら、 今日こそそれを証明してみせよう。 なにしろ私は優勝を思って燃え、 焦がれ渇いていて、何としても手にせねばならないから。 さあ、九人のミューズを呼び出し、 彼女たちを頼って、 私の詩の才能を見てもらおう。 私は規則なら完璧に知っているし、 基準でも何でも軽く突破できる。 だが、ボールが転がるように アクシデントが起こることも考えられる。 特に頭が混乱しかねないのは、 若き令嬢に 求婚しようとするから。 (一息入れる。) 独身生活にやつれはてた この身。 名誉、役職、体面、収入のすべてを 気に入っていただけるような歌に込め、 お嬢さんが私を選んでくださることを祈る、 この歌が御意に召しました暁には。」 ダーフィト (ベックメッサーが寄りかかっている後ろの窓をほんのわずか開けて、様子をうかがう。) ちくしょう、何だ? (マグダレーネの姿を見とめて) えっ、あそこにいるのは? レーネじゃないか。はっきり見えるぞ! 彼女がこいつを呼んだのか? レーネは僕よりこいつが好きなのか? 待ってろ、思い知らせてやるから! 思いっきりぶん殴ってくれる! 彼は家の中に引っ込む。 隣人 (始めは数人だが、ベックメッサーの歌の間にあちこちの窓が開き、人々が顔を出す。) そこで吠えてるのは誰だ? ギーギー声を振り絞ってるのは誰だ? こんな夜更けに気が知れないな! 静かにしてくれ!安眠妨害だ! おい、聞けよ、ばかみたいにわめいてるぞ! おい、そこのおまえ!黙って、とっとと帰ってくれ! 吠えたりわめいたりするのはよそでやってくれ! 彼らは窓から引っ込み、次から次と寝巻のまま通りに出てくる。ザックスはしばらくの間どんどん広まる騒動を観察しながら明かりを消し、姿を見られないように店の中に入るが、常にわずかだけ隙間を開けて、菩提樹の茂みから目を離さない。ヴァルターとエーファはだんだん不安になりながら、どんどん押し寄せてくる人波を見つめている。ヴァルターは自分のマントで恋人を包み、自分自身さらに茂みの奥に身を隠す。そのため、二人の姿はほとんど見えなくなる。 ダーフィト (棍棒を持って戻り、窓からひとっ跳びでベックメッサーめがけて飛び掛かる。) こんちくしょうめ、これでも喰らえ! マグダレーネ (必死にダーフィトにやめるように合図し、窓辺で悲鳴を上げる。) ああ、ダーフィト!どうしたらいいの! 助けて!助けて! 殴り合って二人とも死ぬわ! ベックメッサー (逃げようとするが、ダーフィトは襟首をつかんで離さない。) この出来損ないの若僧め! 放さんか! ダーフィト ああ、打ちのめしたら放してやるとも! ベックメッサーとダーフィトはつかみ合いを始める。間もなく二人の姿は完全に見えなくなるが、すぐに前景に戻ってくる。必ずベックメッサーが逃げ役で、ダーフィトは追いついては思いっきり殴りつける。 フォーゲルゲザンク、ツォルン、モーザー、アイスリンガー、 ナハティガル、コートナー、オルテル、フォルツ (窓辺で) おい、見ろ!とびかかれ! あそこで二人がつかみ合いをやってるぞ! (通りに出てくる。) オルテル (通りに向かって叫ぶ。) おおい!こっち来いよ!殴り合いの始まり始まり! 弟子たち (始めは一人ずつ、だんだんあちこちから集まってきて) こっち来いよ、殴り合いだぜ! フォーゲルゲザンク、ツォルン、モーザー、アイスリンガー、 ナハティガル、コートナー、オルテル、フォルツ (通りで準備して) ちょっと放してくれ!道を開けろ! さもなきゃぶん殴るぞ! さっさとよけろ! 職人たち (火かき棒を手に、あちこちから集まってくる。) おおい!職人はみんな集まれ! 喧嘩が始まったぞ! これは殴り合いに発展してるな! みんな来いよ! 弟子たち 錠前屋を見なかったかい? やつらが始めたんだよ! 第二、第四の弟子 あれは靴屋の一行だな! 第一、第三の弟子 いや、仕立て屋さ! 第二、第三の弟子 大酒飲み連中め! 第一の弟子 大喰らいめ! マグダレーネ (窓辺で、絶望しきった様子で祈るように) まあ!ダーフィト!ああ、どうしましょう! 助けて!助けて!二人とも殴り合って死んでしまうわ! 婦人たち (窓を開け、見まわして) この喧嘩はいったい何事? これは殴り合いに発展してるじゃないの! お父さんがいなきゃいいけど。 あそこに主人がいるわ! ツォルン (第一の隣人―フォーゲルゲザンクを捕まえ) おい、おまえもここか? そっちに何の関係がある? フォーゲルゲザンク 何を漁りに来たんだ? 誰かおまえに何かしたか? ツォルン 気づかれるぞ、おまえの顔は知れてるからな。 フォーゲルゲザンク そっちこそ! ツォルン どうしてだ? フォーゲルゲザンク そら、喰らえ! (殴る。) ツォルン (また殴って) 馬鹿者! フォーゲルゲザンク そっちは大馬鹿だ! (またツォルンを殴る。) 弟子たち あそこの連中は鍛冶屋さんかな。 ちがうよ、あれは錠前屋だって! あそこには家具屋の一行が見える。 それにもちろんあれは肉屋だ! わあい!あそこで御者さんが踊ってるぞ! おいで、おいで!これはすごく楽しい踊りだよ! すごいぞ!こんな殴り合い、見たことない! 婦人たち ちょっと向こう(あそこ)を見てよ! 何て騒音!何て争い! だんだん心配になってくるわ! マイスターたち (年寄りの市民たちと一緒に集まってくる。) この喧嘩はいったい何事だ? どこを見ても殴り合いばかりじゃないか! マグダレーネ 必死に大声をはりあげて) 聞いて、ダーフィト! その方を離してちょうだい! 私に何にもなさってないのよ! お願いだから聞いて! 職人たち 織工が来たぞ、皮なめし工に、 それからあれは値切ってばっかりの一行だ! 婦人たち ちょっと、皆さん! いいかげんにしたらどうなの! まあ、あのおばあさんは何するつもり? みんなして殴るのが 当たり前みたいになってしまってる! コートナー (ナハティガルに飛び掛かって) まえから殴ってやりたかったんだ! モーザーとアイスリンガーが喧嘩している。 モーザー 怖いのか? アイスリンガー 奥さんにけしかけられたのか? ナハティガル (コートナーを殴って) 訴えるぞ! モーザー 棍棒の使い方を伝授してやる! (殴り合う。) アイスリンガー 無礼者! モーザー それはこっちの台詞だ! 職人たち 思ってたとおりだ! バシンと叩きのめせ! 一発お見舞いだ! ちょっとは特訓してやらないと気が済まない! いいぞ!どんどんよくなる! 弟子たち (大喜びで) 小売り商人が加勢に来たぞ、 大麦と砂糖を持ってきたみたいだ。 コショウもあるし、シナモンにナツメグ。 いい香りだけど、何の役にも立たないと思うな。 コートナー (杖を持ってきて) 気をつけろ、殴るからな! ナハティガル まだやるつもりか? コートナー それ、殴ってみろ! ナハティガル (殴る。) どうだ! コートナー この悪党め、おまえが カチンとくるまでやるぞ! (追いかける。) ナハティガル (後ろから叫ぶ。) お返しはしてやる! 職人たち 全員集合だ!棍棒も入り用だぞ! オルテル この悪党! アイスリンガー いたずら野郎、待て! モーザー いつもごまかして商売してやがら! フォルツ 前から殴ってやりたくてうずうずしてた! 弟子たち おいおい、その言い方はないだろう! 口をふさげ! いくら何でも僕はそんなことは言わないぞ! 職人たち あそこに肉屋のクラウスがいるぞ、 見てはっきり分からあ! 家んなかが焼けたみたいな騒ぎだ! 明日になったらぜんぶ収まるんだろうな! 仕立て屋はハンガーを持ってきた!みんな集まれ! マグダレーネ ああ!いったいどうしたら! ダーフィト!お願いだから聞いて! 弟子たち わあい!殴ったぞ!ウサギみたいにおびえてら! 何でもかんでも確認してる! 婦人たち キャー!あそこに主人がいるわ! ああ、ハンスが見つかったらいいけど! みんなしてワインの飲みすぎよ! いったいどうしたらいいの? みんなして気でも狂ったの? マイスターたち いいかげん静かにして めいめい家に帰れ! さもないと手ひどくぶん殴るぞ! これ以上逆らう気なら 我々も参加するからな! 弟子たち 楽しく元気にやろう!今からが本番だ! どんどん突き進むぞ! わあい、お見舞いするぞ!今の見た? ひげにもろにぶち当たったぞ! ドシーン、とすごいぞ!これはひょうの嵐みたいだ! 殴り合いやってたら夜警もすぐには来ないよ! 元気に喧嘩しよう!怖がるのはなしだ! 職人たちもしっかりやってるんだから! 怖気づいたら不名誉になるぞ! さあ、立ち向かえ! 男らしく振る舞おう! 僕たちみんな殴り合いに参加だ! 隣人たちと弟子たちはすでに殴り合っていたが、その波がどんどん広がる。 職人たち こんなもの、すぐ片づけるぞ! 家が火事になったみたいな騒ぎだ! 勇敢に立ち向かえ、打ちのめすんだ! 婦人たち ワインを飲みすぎて 酔っぱらってるのよ! ちょっと、クリスティアンを見てよ。 あんなに殴ってはペーターがのびちゃうわ! 大変!あそこでミヒェルがシュテッフェンを殴ってるわ! 助けて!お父さん!お父さん! あの人たち、死人がでるまでぶつわ! 誰もこっちの言うことなんか聞きもしない! 職人たち おい、どうにかしろよ!さっさと帰れ! 俺たちは今来たばかりだぞ! まさか道をふさぐつもりじゃないだろうね。 通らせろ、さもなきゃ殴るぞ! ベルト作りめ!-ブリキ加工屋め! そっちが立ち退きゃいいだろ! 錫加工職人!-にかわ作りめ!-ロウソク屋め! 絶対譲歩しないぞ! 殴ってしまえ! びくびくするな! 仕立て屋だ!亜麻織職人だ! やっつけろ!そんな言い方はない! とにかく帰って ここを出て行ってくれ! マグダレーネ (下を窺って) ああ、どうしましょう、まだつかんでいる! 婦人たち ペーター、聞いてちょうだい! イエス様!ハンスが頭を殴られたわ! ハンス、いいから聞きなさいって! 大変!このままでは息子が死んでしまう! ああ、神様!これはまるで地獄! 神様、早くこの騒ぎが収まりますように! まあ!主人が勇敢にも立ち向かっていった! ツォルン いたずら小僧め! フォーゲルゲザンク いんちき! ツォルン 怖くなったろう? フォーゲルゲザンク もっと前に殴っとけばよかった! コートナー、オルテル、フォーゲルゲザンク とっとと失せろ、奥さんの機嫌を損ねるぞ! ツォルン もっと思い知らせてやろうか? フォルツ、シュヴァルツ 走って戻れ!さもなきゃ奥さんから叱られるぞ! ツォルン、モーザー だが、もし私がいやだと言ったら? ナハティガル 私がまだここにいるからといって、そっちに何の関係がある? フォーゲルゲザンク さあ、家に帰れ! アイスリンガー こっちが楽しんでるのに口を出さないでくれ! コートナー、オルテル、フォルツ、シュヴァルツ、モーザー とにかく職人どもを帰さないと! ツォルン こっちだって立派なマイスターなんだぞ! アイスリンガー ばか野郎! コートナー とっとと失せろ! ナハティガル いいから家に帰ろ! フォーゲルゲザンク そういう自分たちもさっさと帰ったらどうだ! 婦人たち かつらだろうが本物の頭だろうがぐしゃぐしゃだわ。 ああ、みんなよろめいてる! フランツ、いいかげんにしなさい! ああ、もういつまでつづくの? 急いで、助けを呼ばなくては!人殺しよ、殺人よ! 水を持ってきて!水よ! この騒ぎを収めるには水しかないわ! あの人たちの頭にジャーッと浴びせかけるのよ! 取っ組み合いはどんどん広がり、わめき声と罵り声が響き渡る。 マグダレーネ ダーフィトったら、気でも狂ったの? (必死に大声をはりあげて) お願いだから聞いて! その方はベックメッサーさんよ! ポーグナー (寝巻を着て、窓のところに現れ) 何てことだ!エーファ、窓を閉めるんだ! 私は下が無事かどうか見てくる。 彼は、窓辺で叫びながら両手を差し出していたマグダレーネを部屋に引き入れ、窓を閉める。 ヴァルター (それまでエーファとともに茂みに身を隠していたが、いまエーファを左の腕にしっかりと抱き寄せ、右手で剣を抜く。) 思い切ってやってみよう、 このまま突っ切っていくんだ! 彼は剣を突き出しながら舞台の前面まで出てきて、エーファとともに道を歩んでいこうとするが、その時ザックスが勢いよく仕事場から飛び出し、革ひもを振り回しながら行く手を阻み、ヴァルターの腕を捕らえる。 ポーグナー (階段のところで) おい、レーネ!どこにいるんだ! ザックス (半分気を失いかけているエーファを階段のほうに押しやって) お家にどうぞ、レーネさん! ポーグナーはエーファを支えながら家に入る。ザックスは革ひもでダーフィトを軽くぶち、蹴飛ばすようにして接客ドアから中に押し込み、もう一方の手でしっかり捕まえておいたヴァルターを引っぱりながら、自分も中に入ってすばやく後ろ手にドアを閉める。ザックスのおかげでダーフィトから解放されたベックメッサーは、 大慌てで人ごみの中を逃げていこうとする。ザックスが通りに分け入って行った時、ちょうど夜警の角笛が聞こえ、誰もが大急ぎでちりぢりに引き上げていくので、舞台はあっという間に空になる。どの家の扉も閉まり、誰もいなくなったところに夜警が現れ、目をこすり、びっくりしたようにあたりを見回し、頭を振る。 夜警 (小さな震え声で) 皆さん、お聞きを… お知らせします。 時計の鐘が… 十一時を打ちました。 化け物や悪霊がうろつく時間です。 誰も悪魔に魂をさらわれんことを! 主なる神を讃えましょう! 角笛の音。満月がのぼり、小路を明るく照らし出す。夜警はゆっくりと歩いていく。夜警の姿が角の向こうに消えた時、最後の音とともに幕が下りる。 FÜNFTE SZENE Walther ist die Gasse heraufgekommen; jetzt biegt er um die Ecke herum Eva erblickt ihn, reisst sich von Magdalene los und stürzt Walther auf die Strasse entgegen EVA Da ist er! MAGDALENE Da haben wir s! Nun heisst s gescheit! Sie geht eilig in das Haus EVA ausser sich Ja, Ihr seid es! Nein, du bist es! Alles sag ich, denn Ihr wisst es; alles klag ich, denn ich weiss es; Ihr seid beides, Held des Preises und mein einz ger Freund! WALTHER leidenschaftlich Ach, du irrst! Bin nur dein Freund, doch des Preises noch nicht würdig, nicht den Meistern ebenbürtig. Mein Begeistern fand Verachten, und, ich weiss es, darf nicht trachten nach der Freundin Hand! EVA Wie du irrst! Der Freundin Hand, erteilt nur sie den Preis, wie deinen Mut ihr Herz erfand, reicht sie nur dir das Reis. WALTHER Ach nein, du irrst! Der Freundin Hand, wär keinem sie erkoren; wie sie des Vaters Wille band, mir war sie doch verloren. »Ein Meistersinger muss er sein, nur wen Ihr krönt, den darf sie frein!« So sprach er festlich zu den Herr n, kann nicht zurück, möcht er auch gern! Das eben gab mir Mut; wie ungewohnt mir alles schien, ich sang voll Lieb und Glut, dass ich den Meisterschlag verdien . Doch diese Meister! wütend Ha, diese Meister! Dieser Reim-Gesetze Leimen und Kleister! Mir schwillt die Galle, das Herz mir stockt, denk ich der Falle, darein ich gelockt! Fort in die Freiheit! Da hin gehör ich, da, wo ich Meister im Haus! Soll ich dich frei n heut, dich nun beschwör ich, komm und folg mir hinaus! Nichts steht zu hoffen; keine Wahl ist offen! Überall Meister, wie böse Geister seh ich sich rotten, mich zu verspotten mit den Gewerken, aus den Gemerken, aus allen Ecken, auf allen Flecken seh ich zu Haufen Meister nur laufen, mit höhnendem Nicken frech auf dich blicken, in Kreisen und Ringeln dich umzingeln, näselnd und kreischend zur Braut dich heischend, als Meisterbuhle auf dem Singestuhle, zitternd und bebend, hoch dich erhebend! Und ich ertrüg es, sollt es nicht wagen, gradaus tüchtig d rein zu schlagen? Man hört den starken Ruf eines Nachtwächterhorns Ha! ... Er hat mit emphatischer Gebärde die Hand an das Schwert gelegt und starrt wild vor sich hin EVA fasst ihn besänftigend bei der Hand Geliebter, spare den Zorn! ‘s war nur des Nachtwächters Horn. Unter der Linde birg dich geschwinde; hier kommt der Wächter vorbei. MAGDALENE ruft leise unter der Tür Evchen! ‘s ist Zeit mach dich frei! WALTHER Du fliehst? EVA lächelnd Muss ich denn nicht? WALTHER Entweichst? EVA mit zarter Bestimmtheit Dem Meistergericht. Sie verschwindet mit Magdalene im Hause Der NACHTWÄCHTER ist währenddem in der Gasse erschienen, kommt singend nach vorn, biegt um die Ecke von Pogners Haus und geht nach links ab Hört, ihr Leut , und lasst euch sagen, die Glock hat zehn geschlagen bewahrt das Feuer und auch das Licht, damit niemand kein Schad geschicht! Lobet Gott den Herrn! SACHS welcher hinter der Ladentür dem Gespräche gelauscht, öffnet jetzt, bei eingezogenem Lampenlicht, ein wenig mehr Üble Dinge, die ich da merk eine Entführung gar im Werk! Aufgepasst! Das darf nicht sein! WALTHER hinter der Linde Käm sie nicht wieder? o der Pein! - Eva kommt in Magdalenes Kleidung aus dem Hause; die Gestalt gewahrend Doch ja, sie kommt dort! - Weh mir, nein! Die Alte/Lene ist s! - Eva erblickt Walther und eilt auf ihn zu Doch aber - ja! EVA Das tör ge Kind da hast du s! Da! Sie wirft sich ihm heiter an die Brust WALTHER hingerissen O Himmel! Ja, nun wohl ich weiss, dass ich gewann den Meisterpreis! EVA Doch nun kein Besinnen! Von hinnen! Von hinnen! o wären wir schon fort! WALTHER Hier durch die Gasse dort finden wir vor dem Tor Knecht und Rosse vor. Nachtwächterhorn entfernt. Als sich beide wenden, um in die Gasse einzubiegen, lässt Sachs, nachdem er die Lampe hinter eine Glaskugel gestellt, durch die ganz wieder geöffnete Ladentür einen grellen Lichtschein quer über die Strasse fallen, so dass Eva und Walther sich plötzlich hell beleuchtet sehen EVA Walther hastig zurückziehend O weh, der Schuster! Wenn er uns säh ! Birg dich! Komm ihm nicht in die Näh ! WALTHER Welch and rer Weg führt uns hinaus? EVA Dort durch die Strasse doch der ist kraus, ich kenn ihn nicht gut; auch stiessen wir dort auf den Wächter. WALTHER Nun denn durch die Gasse! EVA Der Schuster muss erst vom Fenster fort. WALTHER Ich zwing ihn, dass er s verlasse. EVA Zeig dich ihm nicht er kennt dich! WALTHER Der Schuster? EVA ‘s ist Sachs! WALTHER Hans Sachs? Mein Freund! EVA Glaub s nicht! Von dir Übles zu sagen nur wusst er. WALTHER Wie, Sachs? Auch er? Ich lösch ihm das Licht. SECHSTE SZENE Beckmesser ist, dem Nachtwächter nachschleichend, die Gasse heraufgekommen, hat nach den Fenstern von Pogners Haus gespäht und, an Sachsens Haus gelehnt, stimmt er jetzt seine mitgebrachte Laute EVA Walther zurückhaltend Tu s nicht! - Doch horch! WALTHER Einer Laute Klang. Als Sachs den ersten Ton der Laute vernommen, hat er, von einem plötzlichen Einfall erfasst, das Licht wieder etwas eingezogen und öffnet leise den unteren Teil des Ladens EVA Ach, meine Not! WALTHER Wie, wird dir bang ? Der Schuster, sieh, zog ein das Licht. So sei s gewagt! EVA Weh! Siehst du denn nicht? Ein and rer kam und nahm dort Stand. Sachs hat unvermerkt seinen Werktisch ganz unter die Tür gestellt Jetzt erlauscht er Evas Ausruf WALTHER Ich hör s und seh s ein Musikant. Was will der hier so spät des Nachts? EVA in Verzweiflung ‘s ist Beckmesser schon! SACHS Aha, ich dacht s! Er setzt sich leise zur Arbeit zurecht WALTHER Der Merker? Er in meiner Gewalt? Drauf zu! Den Lung rer mach ich kalt! EVA Um Gott! So hör! Willst den Vater wecken? Er singt ein Lied, dann zieht er ab. Lass dort uns im Gebüsch verstecken. - Was mit den Männern ich Müh doch hab! Sie zieht Walther hinter das Gebüsch auf die Bank unter der Linde. Beckmesser, eifrig nach dem Fenster lugend, klimpert voll Ungeduld heftig auf der Laute. Als er sich endlich auch zum Singen rüstet, schlägt Sachs sehr stark mit dem Hammer auf den Leisten, nachdem er soeben das Licht wieder hell auf die Strasse hat fallen lassen. SACHS Jerum! Jerum! Hallo hallo he! O ho! Trallalei! Trallalei! O ho! BECKMESSER springt ärgerlich von dem Steinsitz auf und gewahrt Sachs bei der Arbeit Was soll das sein? Verdammtes Schrein! SACHS Als Eva aus dem Paradies von Gott dem Herrn verstossen, gar schuf ihr Schmerz der harte Kies an ihrem Fuss, dem blossen. BECKMESSER Was fällt dem groben Schuster ein? SACHS Das jammerte den Herrn, WALTHER flüsternd zu Eva Was heisst das Lied? Wie nennt er dich? SACHS ihr Füsschen hatt er gern, EVA flüsternd zu Walther Ich hört es schon ‘s geht nicht auf mich. SACHS und seinem Engel rief er zu EVA Doch eine Bosheit steckt darin. SACHS »Da, mach der armen Sünd rin Schuh ! Und da der Adam, wie ich seh , an Steinen dort sich stösst die Zeh , dass recht fortan er wandeln kann, so miss dem auch Stiefeln an!« WALTHER Welch Zögernis! Die Zeit geht hin! BECKMESSER tritt zu Sachs heran Wie, Meister? Auf? Noch so spät zur Nacht? SACHS Herr Stadtschreiber! Was, Ihr wacht? Die Schuh machen Euch grosse Sorgen? Ihr seht, ich bin dran Ihr habt sie morgen. Er arbeitet BECKMESSER zornig Hol der Teufel die Schuh ! Hier will ich Ruh ! SACHS Jerum! Jerum! Hallo hallo he! Oho! Trallalei! Trallalei! O he! O Eva, Eva! Schlimmes Weib, das hast du am Gewissen, WALTHER zu Eva Uns oder dem Merker? Wem spielt er den Streich? SACHS dass ob der Füss am Menschenleib EVA zu Walther Ich fürcht , uns dreien gilt er gleich. SACHS jetzt Engel schustern müssen. EVA O weh der Pein. Mir ahnt nichts Gutes! SACHS Blieb st du im Paradies, da gab es keinen Kies. WALTHER Mein süsser Engel, sei guten Mutes! SACHS Um deiner jungen Missetat hantier ich jetzt mit Ahl und Draht EVA Mich betrübt das Lied! WALTHER Ich hör es kaum! Du bist bei mir, welch holder Traum! Er zieht sie zärtlich an sich SACHS und ob Herrn Adams übler Schwäch versohl ich Schuh und streiche Pech. Wär ich nicht fein ein Engel rein, Teufel möchte Schuster sein! Beckmesser drohend auf Sachs zufahrend SACHS Je - Er unterbricht sich BECKMESSER Gleich höret auf! Spielt Ihr mir Streich ? Bleibt Ihr tags und nachts Euch gleich? SACHS Wenn ich hier sing , was kümmert s Euch? Die Schuhe sollen doch fertig werden? BECKMESSER So schliesst Euch ein und schweigt dazu still! SACHS Des Nachts arbeiten macht Beschwerden; wenn ich da munter bleiben will, so brauch ich Luft und frischen Gesang; drum hört, wie der dritte Vers gelang! Er wichst den Draht ersichtlich BECKMESSER Er macht mich rasend! SACHS fortarbeitend Jerum! Jerum! Hallo hallo he! BECKMESSER Das grobe Geschrei! SACHS O ho! Trallalei! Trallalei! O he! BECKMESSER Am End denkt sie gar, dass ich das sei! Er hält sich die Ohren zu und geht verzweiflungsvoll, sich mit sich beratend, die Gasse vor dem Fenster auf und ab SACHS O Eva! Hör mein Klageruf, mein Not und schwer Verdrüssen! Die Kunstwerk , die ein Schuster schuf, sie tritt die Welt mit Füssen! Gäb nicht ein Engel Trost, der gleiches Werk erlost, und rief mich oft ins Paradies, wie ich da Schuh und Stiefel liess ! Doch wenn mich der im Himmel hält, dann liegt zu Füssen mir die Welt, und bin in Ruh Hans Sachs ein Schuh- macher und Poet dazu. BECKMESSER Das Fenster geht auf! Er späht nach dem Fenster, welches jetzt leise geöffnet wird und an welchem vorsichtig Magdalene in Evas Kleidung sich zeigt. EVA mit grosser Aufgeregtheit Mich schmerzt das Lied, ich weiss nicht wie! O fort, lass uns fliehen! WALTHER auffahrend Nun denn mit dem Schwert! EVA Nicht doch! Ach, halt! BECKMESSER Herrgott, ‘s ist sie! WALTHER die Hand vom Schwert nehmend Kaum wär er s wert! EVA Ja, besser Geduld! BECKMESSER der, während Sachs fortfährt zu arbeiten und zu singen, in grosser Aufregung mit sich beraten hat Jetzt bin ich verloren, singt der noch fort! EVA O bester Mann, dass ich so Not dir machen kann! BECKMESSER tritt zu Sachs an den Laden heran und klimpert, während des Folgenden mit dem Rücken der Gasse zugewandt, seitwärts auf der Laute, um Magdalene am Fenster festzuhalten Freund Sachs! So hört doch nur ein Wort! WALTHER leise zu Eva Wer ist am Fenster? BECKMESSER Wie seid Ihr auf die Schuh versessen! EVA ‘s ist Magdalene. BECKMESSER Ich hatt sie wahrlich schon vergessen. WALTHER Das heiss ich vergelten! BECKMESSER Als Schuster seid Ihr mir wohl wert, WALTHER Fast muss ich lachen. BECKMESSER als Kunstfreund doch weit mehr verehrt. EVA Wie ich ein End und Flucht mir ersehne! WALTHER Ich wünscht , er möchte den Anfang machen. Walther und Eva, auf der Bank sanft aneinandergelehnt, erfolgen des weiteren Sachs und Beckmesser mit wachsender Teilnahme BECKMESSER Eu r Urteil, glaubt, das halt ich hoch; drum bitt ich hört das Liedlein doch, mit dem ich morgen möcht gewinnen, ob das auch recht nach Euren Sinnen. Er klimpert wiederholt seitwärts nach dem Fenster gewandt SACHS Oha! Wollt mich beim Wahne fassen? Mag mich nicht wieder schelten lassen. »Seit sich der Schuster dünkt Poet, gar übel es um Eu r Schuhwerk steht.« Ich seh , wie s schlappt und überall klappt drum lass ich Vers und Reim gar billig nun daheim, Verstand und Witz und Kenntnis dazu, mach Euch für morgen die neuen Schuh . BECKMESSER kreischend Lasst das doch sein! Das war ja nur Scherz. Vernehmt besser, wie s mir ums Herz! Vom Volk seid Ihr geehrt, auch der Pognerin seid Ihr wert. Will ich vor aller Welt nun morgen um die werben, sagt, könnt s mich nicht verderben, wenn mein Lied ihr nicht gefällt? Drum hört mich ruhig an; und sang ich, sagt mir dann, was Euch gefällt, was nicht, dass ich mich danach richt . Er klimpert wieder SACHS Ei, lasst mich doch in Ruh ! Wie käme solche Ehr mir zu? Nur Gassenhauer dicht ich zum meisten, drum sing ich zur Gassen und hau auf den Leisten. Jerum! Jerum! Hallo hallo he! BECKMESSER Verfluchter Kerl! Den Verstand verlier ich mit seinem Lied voll Pech und Schmierich! - SACHS O ho! Trallalei! Trallalei! O he! BECKMESSER Schweigt doch! Weckt Ihr die Nachbarn auf? SACHS Die sind s gewohnt ‘s hört keiner drauf. - »O Eva, Eva!« - BECKMESSER in höchste Wut ausbrechend O Ihr boshafter Geselle! Ihr spielt mir heut den letzten Streich! Schweigt Ihr jetzt nicht auf der Stelle, so denkt Ihr dran, das schwör ich Euch. Er klimpert wütend Neidisch seid Ihr, nichts weiter, dünkt Ihr Euch auch gleich gescheiter. Dass andre auch was sind, ärgert Euch schändlich! Glaubt, ich kenne Euch aus- und inwendlich! Dass man Euch noch nicht zum Merker gewählt, das ist s, was den gallichten Schuster quält. Nun gut! Solang als Beckmesser lebt und ihm noch ein Reim an den Lippen klebt, solang ich noch bei den Meistern was gelt , ob Nürnberg »blüh und wachs «, das schwör ich Herrn Hans Sachs nie wird er je zum Merker bestellt! Er klimpert in höchster Wut SACHS der ihm ruhig und aufmerksam zugehört hat War das Eu r Lied? BECKMESSER Der Teufel hol s! SACHS Zwar wenig Regel doch klang s recht stolz! BECKMESSER Wollt Ihr mich hören? SACHS In Gottes Namen singt zu ich schlag auf die Sohl die Rahmen. BECKMESSER Doch schweigt Ihr still? SACHS Ei, singet Ihr, die Arbeit, schaut, fördert s auch mir. BECKMESSER Das verfluchte Klopfen wollt Ihr doch lassen? SACHS Wie sollt ich die Sohl Euch richtig fassen? BECKMESSER Was? Ihr wollt klopfen, und ich soll singen? SACHS Euch muss das Lied, mir der Schuh gelingen. BECKMESSER Ich mag keine Schuh ! SACHS Das sagt Ihr jetzt; in der Singschul Ihr mir s dann wieder versetzt. Doch hört! Vielleicht sich s richten lässt zwei-einig geht der Mensch am best. Darf ich die Arbeit nicht entfernen, die Kunst des Merkers möcht ich erlernen. Darin kommt Euch nun keiner gleich; ich lern sie nie, wenn nicht von Euch. Drum singt Ihr nun, ich acht und merk und fördr auch wohl dabei mein Werk. BECKMESSER Merkt immer zu; und was nicht gewann, nehmt Eure Kreide und streicht mir‘s an. SACHS Nein, Herr! Da fleckten die Schuh mir nicht, mit dem Hammer auf den Leisten halt ich Gericht. BECKMESSER Verdammte Bosheit! - Gott, und ‘s wird spät am End mir die Jungfer vom Fenster geht! Er klimpert eifrig SACHS aufschlagend Fanget an! ‘s pressiert! Sonst sing ich für mich! BECKMESSER Haltet ein! Nur das nicht! - Teufel, wie ärgerlich! - Wollt Ihr Euch denn als Merker erdreisten, nun gut, so merkt mit dem Hammer auf den Leisten; nur mit dem Beding, nach den Regeln scharf, aber nichts, was nach den Regeln ich darf. SACHS Nach den Regeln, wie sie der Schuster kennt, dem die Arbeit unter den Händen brennt. BECKMESSER Auf Meisterehr ? SACHS Und Schustermut! BECKMESSER Nicht einen Fehler glatt und gut! SACHS Dann gingt Ihr morgen unbeschuht. Nachtwächterhorn sehr entfernt WALTHER leise zu Eva Welch toller Spuk! Mich dünkt s ein Traum. SACHS auf den Steinsitz vor der Ladentür deutend Setzt Euch denn hier! BECKMESSER zieht sich nach der Ecke des Hauses zurück Lasst hier mich stehen! WALTHER den Singstuhl, scheint s, verliess ich kaum! SACHS Warum so weit? BECKMESSER Euch nicht zu seh n, wie s Brauch der Schul vor dem Gemerk . EVA sanft an Walthers Brust gelehnt Die Schläf umwebt mir s wie ein Wahn ob s Heil, ob Unheil, was ich ahn ? SACHS Da hör ich Euch schlecht. BECKMESSER Der Stimme Stärk ich so gar lieblich dämpfen kann. Er stellt sich ganz um die Ecke, dem Fenster gegenüber, auf SACHS Wie fein! Nun gut denn! - Fanget an! Beckmesser stimmt die in der Wut unversehens heraufgeschraubte D-Saite wieder herunter. Sachs holt mit dem Hammer aus BECKMESSER zur Laute »Den Tag seh ich erscheinen, der mir wohlgefall n tut..... Sachs schlägt auf, Beckmesser schüttelt sich »Da fasst mein Herz sich einen Sachs schlägt auf, Beckmesser setzt heftig ab, singt aber weiter guten und frischen - Sachs hat aufgeschlagen, Beckmesser wendet sich wütend um die Ecke herum Treibt Ihr hier Scherz? Was wär nicht gelungen? SACHS Besser gesungen »Da fasst mein Herz sich einen guten,frischen -« BECKMESSER Wie sollt sich das reimen auf »Seh ich erscheinen«? SACHS Ist Euch an der Weise nichts gelegen? Mich dünkt, sollt passen Ton und Wort. BECKMESSER Mit Euch zu streiten? Lasst von den Schlägen, sonst denkt Ihr mir dran! SACHS Jetzt fahret fort! BECKMESSER Bin ganz verwirrt! SACHS So fangt noch mal an drei Schläg ich jetzt pausieren kann. BECKMESSER für sich Am besten, wenn ich ihn gar nicht beacht . Wenn s nur die Jungfer nicht irre macht! Den Tag seh ich erscheinen, der mir wohl gefall n tut; da fasst mein Herz sich einen guten und frischen Mut. Da denk ich nicht an Sterben, Sachs schlägt lieber an Werben um jung Mägdeleins Hand. Sachs schlägt Warum wohl aller Tage schönster mag dieser sein? Schlag. Ärgerlich Allen hier ich es sage Schlag weil ein schönes Fräulein zwei Schläge von ihrem lieb n Herrn Vater, Sachs schlägt und nickt ironisch beifällig wie gelobt hat er, viele kleine Schläge ist bestimmt zum Eh stand. Fünf Schläge. Sehr ärgerlich Wer sich getrau , Schlag der komm und schau , da steh n die hold lieblich Jungfrau, drei Schläge auf die ich all mein Hoffnung bau Schlag darum ist der Tag so schön blau, viele Schläge als ich anfänglich fand.« Er bricht wütend um die Ecke auf Sachs los BECKMESSER Sachs! Seht, Ihr bringt mich um! Wollt Ihr jetzt schweigen? SACHS Ich bin ja stumm! Die Zeichen merkt ich; wir sprechen dann derweil lassen die Sohlen sich an. BECKMESSER gewahrt, dass Magdalene sich vom Fenster entfernen will Sie entweicht? Pst, pst! - Herrgott! Ich muss! Um die Ecke herum die Faust gegen Sachs ballend Sachs, Euch gedenk ich die Ärgernuss! Er macht sich zum zweiten Vers fertig SACHS mit dem Hammer nach dem Leisten ausholend Merker am Ort! - Fahret fort! BECKMESSER immer stärker und atemloser »Will heut mir das Herz hüpfen, Schlag werben um Fräulein jung, drei Schläge doch tät der Vater knüpfen Schlag daran ein Bedingung drei Schläge für den, wer ihn beerben will und auch werben zwei Schläge um sein Kindelein fein. viele Schläge Der Zunft ein bied rer Meister wohl sein Tochter er liebt, drei Schläge doch zugleich auch beweist er, zwei Schläge was er auf die Kunst gibt ununterbrochene Schläge zum Preise muss es bringen im Meistersingen, wer sein Eidam will sein. Er stampft wütend mit den Füssen Nun gilt es Kunst, dass mit Vergunst, ohn all schädlich gemeinen Dunst, fortwährende Schläge ihm glücke des Preises Gewunst, war begehrt mit wahrer Inbrunst, Sachs, welcher kopfschüttelnd es aufgibt, die einzelnen Fehler anzumerken, arbeitet hämmernd fort, um den Keil aus dem Leisten zu schlagen um die Jungfrau zu frei n.« SACHS über den Laden weit herausgelehnt Seid Ihr nun fertig? BECKMESSER in höchster Angst Wie fraget Ihr? SACHS hält die fertigen Schuhe triumphierend heraus Mit den Schuhen ward ich fertig schier. - Während er die Schuhe an den Bändern hoch in der Luft tanzen lässt Das heiss ich mir echte Merkerschuh - mein Merkersprüchlein hört dazu! - sehr kräftig Mit lang und kurzen Hieben steht s auf der Sohl geschrieben da lest es klar und nehmt es wahr, und merkt s Euch immerdar. Gut Lied will Takt wer den verzwackt, dem Schreiber mit der Feder haut ihn der Schuster aufs Leder. - Nun lauft in Ruh habt gute Schuh, der Fuss Euch drin nicht knackt, ihn hält die Sohl im Takt! BECKMESSER der sich ganz in die Gasse zurückgezogen hat und an die Mauer mit dem Rücken sich anlehnt, singt, um Sachs zu übertäuben, mit grösster Anstrengung, schreiend und atemlos hastig, während er die Laute wütend nach Sachs schwingt "Darf ich mich Meister nennen, das bewähr ich heut gern, weil ich nach dem Preis brennen muss, dursten und hungern. Nun ruf ich die neun Musen, dass an sie blusen mein dicht rischen Verstand. Wohl kenn ich alle Regeln, halte gut Mass und Zahl; doch Sprung und Überkegeln wohl passiert je einmal, wann der Kopf ganz voll Zagen zu frei n will wagen um jung Mägdeleins Hand. Er verschnauft sich Ein Junggesell, trug ich mein Fell, mein Ehr, Amt, Würd und Brot zur Stell, dass Euch mein Gesang wohl gefällt, und mich das Jungfräulein erwähl, wenn sie mein Lied gut fand." - DAVID hat den Fensterladen, dicht hinter Beckmesser, ein wenig geöffnet und lugt daraus hervor Wer Teufel, hier? - Er wird Magdalene gewahr Und drüben gar? Die Lene ist s -, ich seh es klar! Herrje, der war s, den hat sie bestellt. Der ist s, der ihr besser als ich gefällt! Nun warte, du kriegst s! Dir streich ich das Fell! Er entfernt sich nach innen NACHBARN erst einige, dann immer mehr, öffnen während Beckmessers Lied in der Gasse die Fenster und gucken heraus Was heult denn da? Wer kreischt mit Macht? Ist das erlaubt so spät zur Nacht? Gebt Ruhe hier! s ist Schlafenszeit. Mein , hört nur, wie dort der Esel schreit! Ihr da! Seid still und schert Euch fort! Heult, kreischt und schreit an andrem Ort! Sie verlassen die Fenster und kommen nach und nach in Nachtkleidern einzeln auf die Strasse heraus. – Sachs beobachtet noch eine Zeitlang den wachsenden Tumult, löscht aber alsbald sein Licht aus und schliesst den Laden so weit, dass er, ungesehen, stets durch eine kleine Öffnung den Platz unter der Linde beobachten kann.Walther und Eva sehen mit wachsender Sorge dem anschwellenden Auflaufe zu; er schliesst sie in seinen Mantel fest an sich und birgt sich hart an der Linde im Gebüsch, so dass beide fast ungesehen bleiben DAVID ist, mit einem Knüppel bewaffnet, zurückgekommen, steigt aus dem Fenster und wirft sich auf Beckmesser Zum Teufel mit dir, verdammter Kerl! MAGDALENE winkt David heftig zurück. Am Fenster, schreiend Ach, Himmel! David! Gott, welche Not! Zu Hilfe! Zu Hilfe! Sie schlagen sich tot! BECKMESSER wehrt sich, will fliehen; David hält ihn am Kragen Verfluchter Bursch! Lässt du mich los? DAVID Gewiss! Die Glieder brech ich dir bloss! Beckmesser und David balgen sich fortwährend; bald verschwinden sie gänzlich, bald kommen sie wieder in den Vordergrund, immer Beckmesser auf der Flucht. David ihn einholend, festhaltend und prügelnd VOGELGESANG,ZORN,MOSER,EISSLINGER, NACHTIGAL,KOTHNER,ORTEL,FOLZ an den Fenstern Seht nach! Springt zu! Da würgen sich zwei! Sie kommen herab. ORTEL in die Gasse laut schreiend Heda! Herbei! s gibt Schlägerei LEHRBUBEN einzeln, dann mehr, von allen Seiten dazukommend Herbei! Herbei! s gibt Keilerei! VOGELGESANG,ZORN,MOSER,EISSLINGER, NACHTIGAL,KOTHNER,ORTEL,FOLZ Bereits auf der Gasse Ihr da, lasst los! Gebt freien Lauf! Lasst ihr nicht los, wir schlagen drauf. Gleich aus einander da! GESELLEN mit Knitteln bewaffnet, kommen von verschiedenen Seiten dazu Heda! Gesellen ran! Dort wird mit Streit und Zank getan; da gibt s gewiss noch Schlägerei; Gesellen, haltet euch dabei! LEHRBUBEN Kennt man die Schlosser nicht? Die haben s sicher angericht t! ZWEITE u. VIERTE LEHRBUBE s sind die Schuster! ERSTE u. DRITTE LEHRBUBE Nein, s sind die Schneider! ZWEITER u. DRITTER Die Trunkenbolde! ERSTER Die Hungerleider! MAGDALENE am Fenster, verzweifelt die Hände ringend Ach Himmel! David! Gott! Welche Not! Zu Hilfe! Zu Hilfe! Sie schlagen sich tot! NACHBARINNEN haben die Fenster geöffnet und gucken heraus Was ist das für Zanken und Streit? Da gibt s gewiss noch Schlägerei! Wär nur der Vater nicht dabei! Da ist mein Mann gewiss dabei! ZORN (auf den ersten Nachbar - Vogelgesang stossend) Ei, seht, auch Ihr hier? Geht s Euch was an? VOGELGESANG Was sucht Ihr hier? Hat man Euch was getan? ZORN Euch kennt man gut. VOGELGESANG Euch noch viel besser. ZORN Wieso denn? VOGELGESANG Ei, so! Er schlägt ihn. ZORN Er schlägt wieder. Esel! VOGELGESANG Dummrian! Zorn schlägt wieder. LEHRBUBEN Ich glaub, die Schmiede werden s sein! Nein, ‘s sind die Schlosser dort, ich wett! Ich kenn die Schreiner dort. Gewiss, die Metzger sind’s! Hei! Schaut die Schäffler dort beim Tanz! Herbei, herbei! Jetzt geht’s zum Tanz! Immermehr! ‘s gibt grosse Keilerei! NACHBARINNEN Mein! Seht nur dort(hier)! Der Zank und Lärm! Der Lärm und Streit! s wird einem wahrlich angst und bang! DIE MEISTER und älteren Bürger kommen von verschiedenen Seiten dazu Was gibt s denn da für Zank und Streit? Das tost ja weit und breit! MAGDALENE mit grösster Anstrengung Hör doch nur, David! So lass doch nur den Herrn dort los, er hat mir nichts getan! So hör mich doch nur an! GESELLEN s sind die Weber! s sind die Gerber! Die Preisverderber! NACHBARINNEN Heda! Ihr dort unten, so seid doch nur gescheit! Ei hört, was will die Alte da? Seid ihr denn Alle gleich zu Streit und Zank bereit? KOTHNER stösst auf einen Nachbar - Nachtigal Euch gönnt ich s schon lange. Moser, Eisslinger beide im Streit. MOSER Wird euch wohl bange? EISSLINGER Hat euch die Frau gehetzt? NACHTIGAL schlägt Kothner Das für die Klage! MOSER Schaut, wie es Prügel setzt! Sie schlagen sich. EISSLINGER Lümmel! MOSER Grobian! GESELLEN Dacht ich mir s doch gleich spielen immer Streich! Wischt’s ihnen aus! Gebt’s denen scharf! Immermehr! Die Keilerei wird gross! LEHRBUBEN jubelnd Krämer finden sich zur Hand, Mit Gerstenstang’ und Zuckerhand; Mit Pfeffer, Zimt, muskatennuss, Sie riechen schön und bleiben gern vom Schuss. KOTHNER holt einen Stock hervor Seht euch vor, wenn ich schlage! NACHTIGAL Seid ihr noch nicht gewitzt? KOTHNER Nun, schlagt doch! NACHTIGAL schlägt Das sitzt! KOTHNER Dass dich Halunken gleich ein Donnerwetter träf! verfolgt ihn. NACHTIGAL nachrufend Das für die Klage! GESELLEN Herbei! Hei! Hier setzt’s prügel! ORTEL Dass dich Halunke! EISSLINGER Wartet, ihr Racker! MOSER Massabzwacker! FOLTZ Euch gönnt ich’s lang! LEHRBUBEN Meinst du damit etwa mich? Halt’s Maul! Mein ich damit etwa dich? GESELLEN Dort den Metzger Klaus kenn ich heraus! s brennt manchem im Haus! s ist morgen der Fünfte! Schneider mit dem Bügel! Zünfte heraus! MAGDALENE Ach! Welche Not! David! So hör doch nur einmal! LEHRBUBEN Hei! Das sitzt. Seht nur, der Has’! Hat überall die Nas’. NACHBARINNEN Mein! Dort schlägt sich mein Mann! Ach, Gott! Säh’ ich nur meinen Hans! Sind die Köpfe vom Wein euch voll? Säh’ die Not ich wohl an? Seid ihr alle blind und toll? DIE MEISTER Gebt Ruh und schert euch jeder gleich nach Hause heim, sonst schlag ein Hageldonnerwetter drein! Stemmt euch hier nicht mehr zu Hauf, oder sonst wir schlagen drein! LEHRBUBEN Lustig, wacker! jetzt geht s erst recht an! Nur immermehr heran! Hei, nun geht s Plauz! hast du nicht gesehn! Hast s auf die Schnauz! - Ha! nun geht s Krach! Hagelwetterschlag! Wo es sitzt, da wächst nichts so bald nach! Keilt euch wacker! Keiner weiche! Haltet selbst Gesellen mutig stand! Wer wich, s wär wahrlich eine Schand! Wacker drauf und dran! Wir stehen alle wie ein Mann! Wie ein Mann stehn wir alle fest zur Keilerei! Bereits prügeln sich Nachbarn und Lebrbuben fast allgemein durcheinander GESELLEN Bald’ ist der Fünfte. ’s brenntmanchem da im Haus! Nun tüchtig drauf und dran, wir schlagen los! NACHBARINNEN Sind euch vom Wein denn noch die Köpfe voll? Seht dort den Christian; er walkt den Peter ab! Mein! Dort den Michel seht, der haut dem Steffen eins! Hilfe! Der Vater! Der Vater! Ach, sie haun ihn tot! Hört keines mehr sein Wort! GESELLEN Ihr da, macht! Packt euch fort! Wir sind hier grad am Ort! Wolltet ihr etwa den Weg uns hier verwehren? Macht Platz, wir schlagen drein! Gürtler! - Spengler! Macht ihr euch selber fort! Zinngiesser! - Leimsieder! - Lichtgiesser! - Nicht gewichen! Schlagt sie nieder! Keiner weiche! Tuchscherer! Leinweber! Schlagt’s ihn’ hin! Haltet’s Maul! Schert euch selber fort und macht euch heim! MAGDALENE hinabspähend Herrgott, er hält ihn noch! NACHBARINNEN Peter! So höre doch! Jesus! Der Hans hat einen Hieb am kopf. - Hans! Ei, so höre doch! Jesus! Sie schlagen meinen Jungen tot! Gott, welche Not! Welche Höllennot! Gott steh’ uns bei, geht das noch lange hier fort! Hei! Mein Mann schlägt wacker auf sie drein! ZORN Racker! VOGELGESANG Zwacker! ZORN Wird euch bang? VOGELGESANG Euch gönnt ich’s lang! KOTHNER, ORTEL, VOGELGESANG Packt euch jetzt heim, sonst Kriegt ihr’s von der Frau! ZORN Wollt ihr noch mehr? FOLZ, SCHWARZ Lauft heim, sonst Kriegt ihr’s von der Frau! ZORN, MOSER Geht’s euch was an, wenn ich nicht will? NACHTIGAL Was geht’s euch an, Wenn ich nun grad’ hier bleiben will? VOGELGESANG Auf, schert euch heim! EISSLINGER Was geht’s euch an, wenn mir’s gefällt? KOTHNER, ORTEL, FOLTZ, SCHWARZ, MOSER Schickt die Gesellen heim! ZORN So gut wie ihr bin M;eister ich! EISSLINGER Dummer Kerl! KOTHNER Macht euch fort! NACHTIGAL Schert euch heim! VOGELGESANG Schert doch euch selber fort! NACHBARINNEN Die Köpf und Zöpfe wackeln hin und her! Gott, wie sie walken! Franz, sei doch nur gescheit! Ach, wie soll das enden? Auf, schreit zu Hilfe Mord und Zeter! - Schafft Wasser, Wasser her! Wasser her! Wasser ist allerbest’ für ihre Wut! das giesst ihn auf die Köpf herab! Die Rauferei ist allgemein geworden, Schreien und Toben MAGDALENE Nein! David, ist er toll? mit höchster Anstrengung Ach, David, hör s ist Herr Beckmesser! POGNER ist im Nachtgewand oben an das Fenster getreten Um Gott! Eva! Schliess zu! Ich seh, ob unt im Hause Ruh! Er zieht Magdalenen, welche jammernd die Hände nach der Gasse hinab gerungen, herein und schliesst das Fenster WALTHER der bisher mit Eva sich hinter dem Gebüsch verborgen, fasst jetzt Eva dicht in den linken Arm und zieht mit der rechten Hand das Schwert Jetzt gilt s zu wagen, sich durchzuschlagen! Er dringt mit geschwungenem Schwert bis in die Mitte der Bühne vor, um sich mit Eva durch die Gasse durchzuhauen. Da springt Sachs mit einem kräftigen Satze aus dem Laden, bahnt sich mit geschwungenem Knieriemen den Weg bis zu Walther und packt diesen beim Arm POGNER auf der Treppe He! Lene! Wo bist du? SACHS die halb ohnmächtige Eva die Treppe hinaufstossend Ins Haus, Jungfer Lene! Pogner empfängt Eva und zieht sie in das Haus. - Sachs, mit einem Knieriemen David eines überhauend und mit einem Fusstritt ihn voran in den Laden stossend, zieht Walther, den er mit der andren Hand fest gefasst hält, mit sich hinein und schliesst sogleich fest hinter sich zu. Beckmesser, durch Sachs von David befreit, sucht sich eilig durch die Menge zu flüchten. – Im gleichen Augenblick, wo Sachs auf die Strasse sprang, hörte man einen Hornruf des Nachtwächters. Alle suchen in eiliger Flucht nach allen Seiten hin das Weite, so dass die Bühne sehr bald gänzlich leer wird. Als die Strasse und Gasse leer geworden und alle Häuser geschlossen sind, betritt der Nachtwächter die Bühne, reibt sich die Augen, siebt sich verwundert um und schüttelt den Kopf. DER NACHTWÄCHTER mit leise bebender Stimme Hört, ihr Leut, und lasst euch sagen, die Glock hat eilfe geschlagen bewahrt euch vor Gespenstern und Spuk, dass kein böser Geist eu r Seel beruck! Lobet Gott, den Herrn! Hornruf. Der Vollmond tritt hervor und scheint hell in die Gasse hinein; der Nachtwächter schreitet langsam dieselbe hinab. Als der Nachtwächter um die Ecke biegt, fällt der Vorhang, genau mit dem letzten Takte All rights reserved © Maria Fujioka Wagner,Richard/Die Meistersinger von Nürnberg+/III-1
https://w.atwiki.jp/elvis/pages/1662.html
Statistics for Business and Economics Shelton S. Schmidt?Edwin Mansfield? Statistics for Business and Economics Shelton S. Schmidt?Edwin Mansfield? Sanierung kontaminierter Standorte und Bodenschutz 1998. Pro und Contra zu neuen rechtlichen Regelungen und Techniken Volker Franzius?Guenther Bachmann? Krebsrisikoabschaetzung fuer Dioxine Heiko Becher?Dieter Flesch-Janys?Petra Gurn? Wasser- Kalender 1999. Jahrbuch fuer das gesamte Wasserfach Rudolf. Wagner? Oberflaechenabdichtungen von Deponien und Altlasten 1998 Thomas Egloffstein?Gerd Burkhardt?Kurt Czurda? Bewerten von thermischen Abfallbehandlungsanlagen. Planung, Genehmigung, Konzept, Betrieb Martin Kaimer?Diethard Schade? Kreditwuerdigkeitspruefung Andre Jacques Dicken? Umweltabgabe und Investitionsplanung Ralf Beck? SAP R/3 Vertrieb. Fallstudien Anwendung und Customizing Frank Koersgen? Die Bedeutung des Naturvermoegens und der Biodiversitaet fuer eine nachhaltige Wirtschaftsweise. Moeglichkeiten und Grenzen ihrer Erfassbarkeit und Wertmessung Geisendorf.? Die dienstliche Beurteilung. Beamte, Angestellte und Arbeiter im oeffentlichen Bereich Frank Bieler? Gefaehrdungsabschaetzung von Umweltschadstoffen Thomas Eikmann?Uwe Heinrich?Birger Hekinzow? Die Abwicklung des beendeten Arbeitsverhaeltnisses Horst Schaefer? Pruefung des inlaendischen Zahlungsverkehrs in Kreditinstituten Pruefung des Sicherheitskonzeptes im Dienstleistungsunternehmen Produktkreislaufsysteme Guido Siestrup? Patente im strategischen Marketing Axel Faix? Richtlinie fuer das Vorgehen bei physikalischen und chemischen Untersuchungen von Abfaellen, verunreinigten Boeden und Materialien aus dem Altlastenbereich Plough and the Sword Carl T. Schmidt? Histoire Et Doctrine De LA Secte Des Cathares Ou Albigeois (Heresies of the Early Christian Medieval Era Second Series) Charles G. Schmidt? Bausteine der Wirtschaftsinformatik. Grundlagen, Anwendungen, PC- Praxis Joachim Fischer?Werner Herold?Wilhelm Dangelmaier?Ludwig Nastansky?Leena Suhl? Personalentwicklung und Organisationales Lernen. Mikropolitische Perspektiven zur theoretischen Grundlegung Anke Felsch? Die Eigenheimzulage Peter Handzik?Bernd Meyer? Reinigung von Abluft mit schlecht wasserloeslichen Inhaltsstoffen im Biomembranreaktor Martin Reiser? Engineering Graphic Modelling Eskild Tjalve?M. Myrup Andreasen?F. Frackmann Schmidt?G. Pitts? Beef Cattle Production P. J. Schmidt?N. T. M. Yeates? Grundriss des deutschen Steuerrechts Michael Daumke?Harald Braun?Stephan Goerlitz?Peter Hoernicke? Principles of Insect Physiology J. Schmidt? Einfuehrung in die Internationale Betriebswirtschaftliche Steuerlehre. Mit Fallbeispielen, Uebungsaufgaben und Loesungen Volker Breithecker?Ralf. Klapdor? Die steuerliche Betriebspruefung und die Unbestimmtheit des oekonomischen Erfolges Reinhard Strangmeier? Konsumbesteuerung durch Mehrwertsteuer Peter Schmidt? Reading Modern Poetry Michael Schmidt? Umsatzbesteuerung im Binnenmarkt Wolfram Birkenfeld? Amtliche Umsatzsteuer- Handausgabe 2000 Handbuch der Verkehrsunternehmen im VDV 2000/2001 Internationale Entsendung von Fuehrungskraeften Matthias Hogh? Die atypisch stille Gesellschaft. Recht, Steuer, Betriebswirtschaft Erwin Zacharias?Michael Hebig?Juergen Rinnewitz? Steuern im Shareholder- Value- Ansatz. Der Einfluss von Steuern auf Unternehmensfuehrung und -bewertung Thomas Luebbehuesen? Umsatzsteuer mit Grunderwerbsteuer und kleineren Verkehrsteuern Gerd Rose? Der internationale Trust als Instrument der Vermoegensnachfolge Joerg Verstl? Taschenlexikon 4 miet- und wohnungsrechtlicher Entscheidungen ( TME). Entscheidungen ab Oktober 1996 Guenter Schwerz? Psychologie in Ausdauersportarten Heiko Ziemainz?Oliver Stoll?Ulf Schmidt? Spanisches Bilanzrecht. Einzel-, Konzern- und Steuerbilanzen Andre Jacques Dicken? Die neue Erbschaft- und Schenkungsteuer Peter Handzik? Taschenlexikon steuerrechtlicher Entscheidungen 2. Entscheidungen veroeffentlicht ab 01.01.1990 Koenig?Lenz? Stammzellen aus der Nabelschnur. Neue Gesundheitsvorsorge fuer Ihr Kind Mathias Schmidt? Der Nebenverdienst Herbert Bueltmann?Michael Niebler? Internationale Rechnungslegung. Die Vorschriften nach IAS, HGB und US- GAAP im Vergleich Rainer Buchholz? Anaerobe Abbaubarkeit von Kunststoffen in aquatischen Screening- Tests mit dem Methanomat Ralf Joerg? Die Eigenheimzulage Peter Handzik?Bernd Meyer? Wie fuehre ich einen Finanzgerichtsprozess? Vorlaeufiger Rechtsschutz, Klageerhebung, Prozess, Revision Otto M. Sauer?Hansjuergen Schwarz? Bob and Jilly (Read Aloud Books) Annie M.G. Schmidt? Bob and Jilly Are Friends (Read Aloud Books) Annie M.G. Schmidt?L. Salway? Dusty and Smudge Spill the Paint (Starting Books) Annie M.G. Schmidt?Fiet Westendorp?L. Salway?by Lance Salway illus. by Fiet Westendorp? Dusty and Smudge Spill the Paint (Starting Books) Annie M.G. Schmidt?L. Salway? Dusty and Smudge and the Soapsuds (Starting Books) Annie M.G. Schmidt?Fiep Westendorp?L. Salway?by Lance Salway illus. by Fiep Westendorp? Dusty and Smudge and the Soapsuds (Starting Books) Annie M.G. Schmidt?L. Salway? Dusty and Smudge Keep Cool (Starting Books) Annie M.G. Schmidt?Fiep Westendorp?L. Salway?Lance Salway ; illustrated by Fiep Westendorp? Dusty and Smudge Keep Cool (Starting Books) Annie M.G. Schmidt?L. Salway? Dusty and Smudge and the Bride (Starting Books) Annie M.G. Schmidt?Fiep Westendorp?L. Salway?Lance Salway ; illustrated by Fiep Westendorp? Dusty and Smudge and the Bride (Starting Books) Annie M.G. Schmidt?L. Salway? Bob and Jilly Are Friends (Read Aloud Books) Annie M.G. Schmidt?L. Salway? Eleven British Poets Michael Schmidt? Bewertung von Informations- und Kommunikationssystemen. Ein Vergleich betriebswirtschaftlicher Verfahren Thomas Pietsch? The Island of Nose Annie M.G. Schmidt? Dusty and Smudge Splash the Soup (Starting Books) Annie M.G. Schmidt?L. Salway? Dusty and Smudge Splash the Soup (Starting Books) Annie M.G. Schmidt?Fiep Westendorp?Lance Salway ; illustrated by Fiep Westendorp? Dusty and Smudge and Cake (Starting Books) Annie M.G. Schmidt?L. Salway? Dusty and Smudge and Cake (Starting Books) Annie M.G. Schmidt?Fiep Westendorp?Lance Salway ; illustrated by Fiep Westendorp? Bob and Jilly in Trouble (Read Aloud Books) Annie M.G. Schmidt? Tiergarten in historischen Postkarten Peter W. Schmidt? Strassenbau und Strassenerhaltung. Ein Handbuch fuer Studium und Praxis Edeltraud Straube?Hartmut Beckedahl?Burkhard Kreiss? Physik Klasse 9 Arbeitsheft Sekundarschule Sachsen- Anhalt Siegfried Albien?Lothar Meyer?Gerd-Dietrich Schmidt? Controlling Wasser- Kalender 2000. Jahrbuch fuer das gesamte Wasserfach Rudolf. Wagner? Oekobase- Umweltatlas. CD- ROM. Update 5.0. Version 5.0 All About Numbers Grade K Janie Schmidt? Lob den Piranhas Klaus F. Schmidt-Macon? Integrierter Rapsanbau. Habilitationsschrift Werner Wahmhoff? Oberflaechenabdichtungen von Deponien und Altlasten '99 Thomas Egloffstein?Gerd Burkhardt?Kurt Czurda? Bundes-Bodenschutzgesetz / Bundes-Bodenschutz- und Altlastenverordnung Fritz Holzwarth?Hansjoerg Radtke?Bernd Hilger?Guenther Bachmann? Wassertuerme in Hamburg Jens U. Schmidt? Twilight of the Gods The First Name Dennis Schmidt? Die Abwaegung von Risiken und Kosten in der europaeischen Chemikalienregulierung Gerd Winter?Harald Ginzky?Bernd Hansjuergens? Einzugsbereiche und Verbringungsbeschraenkungen in der Abfallwirtschaft Wolfram Hoefling?Heinrich Lang? Wassertuerme in Berlin Jens U. Schmidt? PHP 4. Tutorial und Referenz Klaus Schmidt? Besoldungs- und Versorgungsstrukturen des Ministeramtes. Eine Untersuchung zu den Ministergesetzen in Bund und Laendern Alexander Willand? PHP 4. Tutorial und Referenz. Klaus Schmidt? Logistikforschung. Entwicklungszuege und Gestaltungsansaetze The Wanderer Dennis Schmidt? Die dienstliche Beurteilung. Beamte, Angestellte und Arbeiter im oeffentlichen Bereich Frank Bieler? Construction Principles, Materials Methods Harold Bennett Olin?John L. Schmidt?Walter H. Lewis? Construction Principles, Materials, and Methods Harold B. Olin?John L. Schmidt?Walter H. Lewis?H. Leslie Simmons? Einfuehrung in die Betriebswirtschaftliche Steuerlehre. Mit Fallbeispielen, Uebungsaufgaben und Loesungen Lothar Haberstock?Volker Breithecker? Lichtenergie in der Nahrung. Ein Geschenk an alle Menschen Silvia Schmidt?Guenter Albert Ulmer? Betriebliches Gesundheitsschutzmanagement. Moeglichkeiten erfolgreicher Interessenbalance Rainer Thiehoff? Finanzdienstleister und Wertpapierhandelsbanken - Aufsichtsrechtliche Regelungen Matthias Jung?Bettina Schleicher? Strassenbau und Strassenerhaltung. Ein Handbuch fuer Studium und Praxis Edeltraud Straube?Hartmut Beckedahl?Burkhard Kreiss? Zugewinnausgleich bei Ehescheidungen. Bewertung - Berechnung - Sicherung - Verjaehrung Dieter Buete? Der Urwald erzaehlt. CD. Dschi - Dscha - Dschungellieder Ludger Edelkoetter?Petra Schmidt-Decker? Die Berechnung des Ehegattenunterhalts. Bedarf, Beduerftigkeit, Leistungsfaehigkeit Juergen Soyka? Das grosse Krabbelfest. Liederspielheft. Quietschvergnuegte Krabbellieder Ludger Edelkoetter?Petra Schmidt-Decker? Vollmachten im Unternehmen. Handlungsvollmacht - Prokura - Generalvollmacht Reimar Spitzbarth? Risikobewertung im Gentechnikrecht Christian Tuennesen-Harmes? Pruefungs- Handbuch Rolf Hofmann?Ingo Hofmann? Jahrbuch des Arbeitsrechts 37 Heinz Gottwald?Uwe Brinkmann?Thomas Dieterich? Revision von Call Centern. Ein Pruefungsleitfaden Trinkwasser aus privaten Hausbrunnen. Situation und Qualitaetssicherung Juergen Berlekamp?Stefan Fuest?Walter Glaesser?Jan Peter Lay? Das grosse Krabbelfest. Cassette. Quietschvergnuegte Krabbellieder Ludger Edelkoetter?Petra Schmidt-Decker? Die Strategische Umweltpruefung ( SUP) in der Raumplanung Christian Jacoby? Der Arbeitsgerichtsprozess Alexander Ostrowicz?Reinhard Kuenzl?Horst Schaefer? Das grosse Krabbelfest. CD. Quietschvergnuegte Krabbellieder Ludger Edelkoetter?Petra Schmidt-Decker? Grundzuege der Konzernrechnungslegung. Mit Fragen, Aufgaben und Loesungen Horst Graefer?Guido A. Scheld? Shock Waves in Condensed Matter, 1987 Proceedings S. C. Schmidt?N. C. Holmes? Supply Chain Management Logistik Plus? Eurogel '91 Progress in Research and Development of Processes and Products from Sols and Gels Proceedings of the Second European Conference on So (European Materials Research Society Monographs) S. Vilminot?R. Nass?H. Schmidt? Sommer Mobbing Ingetraut Schmidt? Shock Compression of Condensed Matter - 1991 Proceedings of the American Physical Society Topical Conference, Williamsburg, Va, Usa, June 17-20, 19 S. C. Schmidt?R. D. Dick?J. W. Forbes?D. G. Tasker? The Little Red Hen Karen Schmidt? Das Lebensmittel- und Bedarfsgegenstaendegesetz. Ge- und Verbote - Verantwortlichkeit - Verfahren Astrid Behler?Elke Schroeder? Lives of the Poets Michael Schmidt? Jahrbuch des Umwelt- und Technikrechts 2000 Peter Marburger? Das Recht der Arbeitnehmererfindung Eduard Reimer? Jahrbuch des Sozialrechts der Gegenwart 22/2000 Georg Wannagat?Wolfgang Gitter? Richtsatz- Sammlung fuer das Kalenderjahr 1999. Pauschbetraege fuer unentgeltliche Wertabgaben Der Wald im Gesetz. CD- ROM fuer Windows 95, 98 und 2000 Dietrich Lessmann? Konzeption fuer ein Stoffstromrecht Edmund Brandt?Susana Roeckeisen?Hildegard Baron?Martin Diekmann?Hedwig Seiffert?Sascha Steiner? Goethe. Werke. CD- ROM fuer Windows 3.11/95/ NT Johann Wolfgang von Goethe?Thomas Schmidt?Mathias Bertram? Sicherheit in Kreditinstituten. Handbuch der Arbeits- und Betriebssicherheit Boden und Altlasten Symposium 2000 Volker Franzius?Hans-Peter Luehr?Guenther Bachmann? Standortauswahl fuer Grossvorhaben Stephan Stueber? Organisation des Global-Account-Management im Industieguetersektor Ina Lockau? Pollita Tita/Chicken Little/Spanish (Board Book) Karen Schmidt?Alma Flor Ada? Verordnung ueber den Betrieb von Kraftfahrunternehmen im Personenverkehr (BOKraft) Helmuth Bidinger? Grawor Pressenpruefbuch. Mit Formular fuer die Pruefliste Martin Schulz? Oberflaechenabdichtungen von Deponien und Altlasten 2000 Thomas Egloffstein?Gerd Burkhardt?Kurt Czurda? Wissen in Unternehmen. Konzepte, Massnahmen, Methoden Georg Schreyoegg? Physik Klasse 10 Arbeitsheft Sekundarschule Sachsen- Anhalt Lothar Meyer?Gerd-Dietrich Schmidt? Praxishandbuch zur grenzueberschreitenden Abfallverbringung Handbuch der Vermoegensnachfolge Guenter Esch?Wolfgang Baumann?Dieter Schulze zur Wiesche? Erfolgreiches Krisenmanagement in der Unternehmung. Eine empirische Untersuchung. Dissertation Anja Bergauer? Handbuch Sicherheits- und Gesundheitsschutz - Koordination auf Baustellen Ansaetze, Ziele und Konzepte kommunaler Jugendbildungsarbeit Siegfried Heppner?Angela Schmidt? Innovation Abwasser Wiley Plus Stand-alone to Accompany Thermodynamics An Integrated Learning System With Registration Card (Wiley Plus Products) Philip S. Schmidt?Ofodike A. Ezekoye?John R. Howell?Derek K. Baker? Physik Klasse 10 Arbeitsheft Gymnasium Sachsen- Anhalt Lothar Meyer?Gerd-Dietrich Schmidt? Die amerikanische und die deutsche Wirtschaftskultur im Vergleich. Ein Praxishandbuch fuer Manager Patrick LeMont Schmidt? Die Berechnung des Volljaehrigenunterhalts Juergen Soyka? Daten zur Umwelt 2000. CD- ROM. Der Zustand der Umwelt in Deutschland SAP R/3 Vertrieb. ( IDES Rel. 4.0) Frank Koersgen? Pattern-Oriented Software Architecture - Patterns for Concurrent Networked Objects V 2 (E-Book) Schmidt Nachhaltige Managementsysteme Juergen Loebel?Heinz-Albert Schroeger?Heiko Closhen? Schmidt Teacher'S Manual for Hands on B SCHMIDT TEACHER? Theorie und Praxis der Wirtschaftspruefung 3 The Job Hunter's Catalog Peggy J. Schmidt? Teilzeitarbeit und Arbeitszeitflexibilisierung. Ein arbeitsrechtlicher Leitfaden fuer die betriebliche Praxis Sabine Langmaack? Die amerikanische und die deutsche Wirtschaftskultur im Vergleich. Ein Praxishandbuch fuer Manager Patrick LeMont Schmidt? Kommunale Organisations-, Haushalts- und Politikreform Andreas Osner? Thermonet Website for Sonntag's Fundamentals of Th Ermodynamics Fifth Edition Schmidt Kommunikation und Umwelt im Tourismus Die novellierten Stellplatzbestimmungen in den Bauordnungen der Laender. Entwicklung, Vergleich, verfassungsrechtliche Wuerdigung Stefan Klinski? Pruefbuch fuer Pressen Martin Schulte? Ertraege der Interdisziplinaeren Technikforschung. Eine Bilanz nach 20 Jahren Die Privatisierung der Abwasserbeseitigung aus gebuehrenrechtlicher Sicht Stephanie Jessen? Zahlenbilder CD- ROM 2001 Jahrbuch des Arbeitsrechts 38 Heinz Gottwald?Uwe Brinkmann?Thomas Dieterich? Hochwasserschutz heute - Nachhaltiges Wassermanagement Handbuch oekologische Siedlungsentwicklung. Konzepte zur Realisierung zukunftsfaehiger Bauweisen Oliver Fuchs?Thomas Schleifnecker? Das Umgangsrecht bei Kindern geschiedener oder getrennt lebender Eltern. Ausgestaltung - Verfahren - Vollstreckung Dieter Buete? Jahrbuch des Umwelt- und Technikrechts 2001 Reinhard Hendler? Brennstoffzellen-Technologie Dagmar Oertel?Torsten Fleischer? Der kommunale Haushalt Gunnar Schwarting? Richtsatz- Sammlung fuer das Kalenderjahr 2000 Kommunale Unternehmen. Eigenbetriebe - Kapitalgesellschaften - Zweckverbaende Georg Westermann? Wider weitere Entnietzschung Nietzsches. Eine Streitschrift Hermann Josef Schmidt? 'ein verfehltes Leben'? Nietzsches Mutter Franziska Ursula Schmidt-Losch? The Banquet Business Arno Schmidt? Air Pollution Assessment Control Schmidt Der alte Ortlepp wars wohl doch Hermann Josef Schmidt? Physik Klasse 10 Lehrbuch Gymnasium Sachsen. Mathematisch-naturwissenschaftliches Profil Lothar Meyer?Gerd-Dietrich Schmidt? Mein schoenstes Bilderbuch Kristina Steffens?Georgia?Waltraut Schmidt? Außerschulische Umweltbildung in Zahlen Katharina D. Giesel?Gerhard de Haan?Horst Rode? Hostility to Wealth in the Synoptics (JSNT Supplement) Thomas E. Schmidt? Kommunale Entsorgungslogistik Stefan Salhofer? Food Safety Handbook Ronald H. Schmidt?Gary E. Rodrick? Hostility to Wealth in the Synoptic Gospels (JSNT Supplement) Thomas E. Schmidt? Jahrbuch Offenbacher Kickers 1998/99 Volker Goll?Steffie Wetzel?Bernd Giring?Antje Hagel?Andreas Schmidt? Introduction to Thermal Sciences Frank W. Schmidt? To Tell the Mystery (Journal for the Study of the New Testament Supplement Ser No 100) Thomas E. Schmidt? Chef's Book of Formulas, Yields and Sizes Arno Schmidt?Wayne Gisslen? Alkohol- und Drogenmissbrauch im oeffentlichen Dienst. Ursachen, Auswirkungen, Bekaempfungsstrategien Hans-Juergen Honsa? Chef's Book of Formulas, Yields and Sizes Arno Schmidt?Bo Friberg? Chef's Book of Formulas, Yields and Sizes Arno Schmidt?Paul R. Dittmer? Chef's Book of Formulas, Yields and Sizes Arno Schmidt?Jack E. Miller? Chef's Book of Formulas, Yields and Sizes Arno Schmidt?A.H. Feinstein? Essentials of Professional Cooking Wayne Gisslen?Arno Schmidt? Chef's Book of Yields, Formulas and Sizes Arno Schmidt?Culinary Institute of America? Chef's Book of Yields, Formulas and Sizes Culinary Institute of America?Arno Schmidt?Linda Blocker?Julie Hill? Chef's Book of Formulas, Yields and Sizes Arno Schmidt?Wayne Gisslen? Jahrbuch Kickers Offenbach 1999/2000 Steffie Wetzel?Volker Goll?Bernd Giring?Antje Hagel?Andreas Schmidt? Boden und Altlasten Symposium 2001 Volker Franzius?Hans-Peter Luehr?Guenther Bachmann? Strassenbau und Strassenerhaltung. Ein Handbuch fuer Studium und Praxis Edeltraud Straube?Hartmut Beckedahl?Klaus Krass? Online-Auktionen. Eine Einfuehrung in die wichtigsten rechtlichen Aspekte Das Nibelungenlied Jan-Dirk Mueller? Chef's Book of Formulas, Yields, and Sizes Arno Schmidt?Wayne Gisslen? Culinary Math Wayne Gisslen?Arno Schmidt?Linda Blocker?Julia Hill? Nuclear Medicine The State of the Art of Nuclear Medicine in Europe (Nuclear Medicine European Nuclear Medicine Congress, Nuclear Medicine Supple) H. A. E. Schmidt?J. B. Van Der Schoot? Advanced Mechanics of Materials Arthur P. Boresi?Richard J. Schmidt?Omar M. Sidebottom? Introduction to Thermal Sciences - Thermodynamics, Fluid Dynamics, Heat Transfer 2e Sol F.W. Schmidt? Nuclear Medicine Nuclear Medicine in Research and Practice H. A. E. Schmidt?L. Csernay? Die Versorgung pflegebeduerftiger alter Menschen in der Kommune Roland Schmidt?Hildegard Entzian?Klaus-Ingo. Giercke? Advanced Mechanics of Materials Arthur P. Boresi?Richard J. Schmidt?Omar M. Sidebottom? Theodor Storm. Dichter und demokratischer Humanist David Jackson? Spanische Uebungsgrammatik fuer Anfaenger 2. (Lernmaterialien) Gina Beitscher?Jose Maria Dominguez?Miguel Valle? Acoustic Echo and Noise Control E. Hansler?Gerhard Schmidt? Spanische Uebungsgrammatik fuer Anfaenger 1. (Lernmaterialien) Gina Beitscher?Jose Maria Dominguez?Miguel Valle? Spanische Uebungsgrammatik fuer Anfaenger. Loesungsschluessel 1/2. (Lernmaterialien) Gina Beitscher?Jose Maria Dominguez?Miguel Valle? Food Safety Handbook Ronald H. Schmidt?Gary E. Rodrick? Georg Buechner und die Moderne 2. 1945 - 1980. Texte, Analysen, Kommentar Georg Buechner und die Moderne Bd. 3. 1980 - 2000. Texte, Analysen, Kommentar. Texte, Analysen, Kommentar Bits und Bytes vom Apfel der Erkenntnis. Frauen, Technik, Maenner Brigitte Aulenbacher?Eva Jelden?Regina Becker-Schmidt? Photo- und Konzeptkunst am Bau Unter den Linden 50. Ein Projekt fuer den deutschen Bundestag Berlin Hubertus von Amelunxen?Hans-Werner Schmidt? Bachblueten fuer Konzentrationsstoerungen bei Schuelern. Ursachen, Erkennung und Behandlungsmoeglichkeiten Christel Clausnitzer?Natalie Schmidt? Thomas Mann. Romane Michael Neumann? Der afroamerikanische Roman im 20. Jahrhundert. Eine Einfuehrung Walter Goebel? Hands on Botany Clifford LeRoy Schmidt? E. T. A. Hoffmann- Jahrbuch 2001 Hartmut Steinecke?Detlef Kremer?Franz Loquai?Steven Paul Scher? Handbuch Franzoesisch Introduction to Thermal Sciences Frank W. Schmidt?Robert E. Henderson? Industrial Engineering and Operations Research David M. Miller?J.William Schmidt? Die modale Syllogistik des Aristoteles. Eine modal-praedikatenlogische Interpretation Klaus J. Schmidt? Schmidt Solutions Manual to Accompany Introduction to Thermal Science (Manual) Aesthetik des Comic Physik Klassen 7/8 Lehrbuch Realschule Mecklenburg- Vorpommern Lothar Meyer?Gerd-Dietrich Schmidt? Worte sind Waffen. Aphorismen zur Gegenwart Lothar Schmidt? Die Bestimmtheit von Straftatbestaenden mit unbestimmten Gesetzesbegriffen. Erlaeutert am Beispiel des AMG Reinhard Birkenstock? Physik Klasse 10 Arbeitsheft Gymnasium Sachsen. Mathematisch-naturwiss. Profil. (Lernmaterialien) Guenter Kunert?Lothar Meyer?Gerd-Dietrich. Schmidt? Ressourcen der helfenden Beziehung. Modelle dialogischer Praxis und ihre Deformationen Christoph J. Schmidt-Lellek? Internationale Bibliographie zum Werk Gerhart Hauptmanns Gerhart Hauptmann? Schuldrecht BT 4.Karteikarten. Unerlaubte Handlungen und Allgemeines Schadensrecht Claudia Haack? Intermedialitaet im europaeischen Kulturzusammenhang. Beitraege zur Theorie und Geschichte der visuellen Lyrik Ulrich Ernst? Taschenbuch Linguistik. Ein Studienbegleiter fuer Germanisten Wilfried Kuerschner? Amazonia and Siberia Legal Aspects of the Preservation of the Environment and Development in the Last Open Spaces (International Environmental Law) Thomas Kurzidem?Michael Bothe?Christian Schmidt? In Satans Namen. Ein Kriminalroman aus dem Westerwald Andreas Schmidt? Ni dieu, ni Maitresse. Exil und Erotik in Arno Schmidt Nobodaddys Kinder Kai U. Juergens? Pn Review 93 Michael Schmidt? Italienische Erzaehlungen/20. Jhdt Ellis Stanyon's Best Card Tricks Karl Fulves?Joseph K. Schmidt? New Poetries Michael Schmidt? Stadt - Gemeinde - Genossenschaft Thermodynamics E. Schmidt? Identitaet und Gedaechtnis in der juedischen Literatur nach 1945 Dieter Lamping? Literaturwissenschaftliche Grundbegriffe fuer Italianisten Martina Neumeyer? 'Dies wundersame Gemisch'. Eine Einfuehrung in das erzaehlerische Werk Arno Schmidts Marius Fraenzel? Am Politicsnow,TX,06-07 12e SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Der schoene Mann. Zur Aesthetik eines unmoeglichen Koerpers Wilhelm Trapp? Am Polnow,Gov Ess,06-07 12e SHELLEY?SCHMIDTBARDES? Gesprochenes Deutsch. Eine Einfuehrung Johannes Schwitalla? Phraseologie. Eine Einfuehrung am Beispiel des Deutschen Harald Burger? Kunstautonomie und literarischer Markt. Konstellationen des Poetischen Realismus Digitalitaet, Sprache, Kommunikation Johannes Bittner? Existentielle Vergeblichkeit. Vertraege in der Melusine, im Eulenspiegel und im Dr. Faustus Gerhild Scholz Williams?Alexander Schwarz? Zwischen Drama und Erzaehlung. Ein Beitrag zur Theorie geschehensdarstellender Literatur Holger Korthals? Das Lustspiel macht Ernst Christian Neuhuber? Poetry News Review Michael Schmidt?
https://w.atwiki.jp/sh_2ch/pages/18.html
かおり。首狩りお姉さん。ヴィオレット。エーニャ。ハルモニアスの五女、アイオリア。カティア。 Sound Horizon第二期からのサポートメンバー。 初参加作品は1st Maxi Single 【少年は剣を…】。 個人としての活動も活発で、他にも梶浦由記氏のプロジェクト、FictionJunctionにも参加しており、2月6日に織田かおり名義での1st アルバム、『PLACE』が発売される。 公式サイトは → http //blog.livedoor.jp/kaori_melody/ 旧公式サイトは → http //yaplog.jp/kaori-mack4/ 声の特徴 歌っている・語っている曲一覧第二期 その他 声の特徴 Revo氏曰く、YUUKIを陰とするならばKAORIは陽らしい。 芯の通った強めの声。低音域を得意とするが、高音も素晴らしい。 表現力も初期と比べかなり上達しており、様々な曲をパワフルかつ繊細に歌い上げる。 歌っている・語っている曲一覧 第二期 1st Maxi Single 【少年は剣を…】終端の王と異世界の騎士~The Endia The Knight~ 緋色の風車~Moulin Rouge~ 5th Story CD 【Roman】朝と夜の物語 見えざる腕 緋色の風車 1st Story Maxi 【聖戦のイベリア】争いの系譜 石畳の緋き悪魔 侵略する者される者 6th Story CD 【Moira】人生は入れ子人形 - Матрёшка - 神話 - Μυθος - 運命の双子 - Διδυμοι - 奴隷市場 - Δουλοι - 死と嘆きと風の都 - Ιλιον - 遥か地平線の彼方へ - Οριζοντας - 死せる者達の物語 - Ιστορια - 星女神の巫女 - Αρτεμισια - 死せる乙女その手には水月 - Παρθενος - 奴隷達の英雄 - Ελευσευς - 死せる英雄達の戦い - Ηρωμαχια - 神話の終焉 - Τελος - 神の光 - Μοιρα - その他 Revo&梶浦由記 Presents 【Dream Port 2008】砂塵の彼方へ… 情報提供:ミリオン様
https://w.atwiki.jp/mrchildren/pages/35.html
虹の彼方へ FAN 1996
https://w.atwiki.jp/oper/pages/1814.html
ZWEITER TEIL MAHNUNG UND ZUSPRUCH 21. Arie Sopran Höre, Israel, höre des Herren Stimme! Ach, daß du merktest auf sein Gebot! Aber wer glaubt unsrer Predigt, und wem wird der Arm des Herrn geoffenbart? Rezitativ So spricht der Herr, der Erlöser Israels, sein Heiliger, zum Knecht, der unter den Tyrannen ist, so spricht der Herr Arie Ich bin euer Tröster. Weiche nicht, denn ich bin dein Gott! Ich stärke dich! Wer bist du denn, daß du dich vor Menschen fürchtest, die doch sterben? Und vergissest des Herrn, der dich gemacht hat, der den Himmel ausbreitet und die Erde gründet. Wer bist du denn? 22. CHOR Fürchte dich nicht, spricht unser Gott, fürchte dich nicht, ich bin mit dir, ich helfe dir! Denn ich bin der Herr dein Gott, der zu dir spricht Fürchte dich nicht! Ob tausend fallen zu deiner Seite und zehentausend zu deiner Rechten, so wird es doch dich nicht treffen. BEDROHUNG UND RÜCKZUG DES ELIAS 23. Rezitativ mit Chor ELIAS Der Herr hat dich erhoben aus dem Volk und dich zum König über Israel gesetzt. Aber du, Ahab, hast Übel getan über alle, die vor dir gewesen sind. Es war dir ein Geringes, daß du wandeltest in der Sünde Jerobeams, und machtest dem Baal einen Hain, den Herrn, den Gott Israels zu erzürnen; du hast totgeschlagen und fremdes Gut genommen! Und der Herr wird Israel schlagen, wie ein Rohr im Wasser bewegt wird, und wird Israel übergeben um eurer Sünde willen. DIE KÖNIGIN Habt ihr s gehört, wie er geweissagt hat wider dieses Volk? DAS VOLK Wir haben es gehört! DIE KÖNIGIN Wie er geweissagt hat wider den König in Israel? DAS VOLK Wir haben es gehört! DIE KÖNIGIN Warum darf er weissagen im Namen des Herrn? Was wäre für ein Königreich in Israel, wenn Elias Macht hätte über des Königs Macht? Die Götter tun mir dies und das, wenn ich nicht morgen um diese Zeit seiner Seele tue, wie dieser Seelen einer, die er geopfert hat am Bache Kison. DAS VOLK Er muß sterben! DIE KÖNIGIN Er hat die Propheten Baal s getötet. DAS VOLK Er muß sterben! DIE KÖNIGIN Er hat sie mit dem Schwert erwürgt. DAS VOLK Er hat sie erwürgt. DIE KÖNIGIN Er hat den Himmel verschlossen. DAS VOLK Er hat den Himmel verschlossen. DIE KÖNIGIN Er hat die teure Zeit über uns gebracht. DAS VOLK Er hat die teure Zeit über uns gebracht. DIE KÖNIGIN So ziehet hin und greift Elias, er ist des Todes schuldig. Tötet ihn, laßt uns ihm tun, wie er getan hat! 24. CHOR DAS VOLK Wehe ihm, er muß sterben! Warum darf er den Himmel verschließen? Warum darf er weissagen im Namen des Herrn? Dieser ist des Todes schuldig! Wehe ihm, er muß sterben, denn er hat geweissagt wider diese Stadt, wie wir mit unsern Ohren gehört. So ziehet hin, greifet ihn, tötet ihn! 25. Rezitativ OBADJAH Du Mann Gottes, laß meine Rede etwas vor dir gelten. So spricht die Königin Elias ist des Todes schuldig. Und sie sammeln sich wider dich, sie stellen deinem Gange Netze und ziehen aus, daß sie dich greifen, daß sie dich töten! So mache dich auf und wende dich von Ihnen, gehe hin in die Wüste. Der Herr, dein Gott wird selber mit dir wandeln, er wird die Hand nicht abtun, noch dich verlassen. Ziehe hin und segne uns auch! ELIAS Sie wollen sich nicht bekehren! Bleibe hier, du Knabe; der Herr sei mit euch. Ich gehe hin in die Wüste! 26. Arie ELIAS Es ist genug! So nimm nun, Herr, meine Seele! Ich bin nicht besser denn meine Väter. Ich begehre nicht mehr zu leben, denn meine Tage sind vergeblich gewesen. Ich habe geeifert um den Herrn, um den Gott Zebaoth, denn die Kinder Israels haben deinen Bund verlassen, und deine Altäre haben sie zerbrochen und deine Propheten mit dem Schwert erwürgt. Und ich bin allein übriggeblieben; und sie steh n danach, daß sie mir mein Leben nehmen! Es ist genug! So nimm nun, Herr, meine Seele! Ich bin nicht besser denn meine Väter. Nimm nun, o Herr, meine Seele! 27. Rezitativ Tenor Siehe, er schläft unter dem Wacholder in der Wüste; aber die Engel des Herrn lagern sich um die her, so ihn fürchten. 28. Terzett DREI ENGEL Hebe deine Augen auf zu den Bergen, von welchen dir Hilfe kommt. Deine Hilfe kommt vom Herrn, der Himmel und Erde gemacht hat. Er wird deinen Fuß nicht gleiten lassen, und der dich behütet, schläft nicht. 29. CHOR Siehe, der Hüter Israels schläft noch schlummert nicht. Wenn du mitten in Angst wandelst, so erquickt er dich. 30. Rezitativ EIN ENGEL Stehe auf, Elias, denn du hast einen großen Weg vor dir! Vierzig Tage und vierzig Nächte sollst du geh n bis an den Berg Gottes Horeb. ELIAS O Herr, ich arbeite vergeblich und bringe meine Kraft umsonst und unnütz zu. Ach, daß du den Himmel zerrissest und führest herab! Daß die Berge vor dir zerflössen! Daß deine Feinde vor dir zittern müßten durch die Wunder, die du tust! Warum lässest du sie irren von deinen Wegen und ihr Herz verstocken, daß sie dich nicht fürchten? O, daß meine Seele stürbe! 31. Arie EIN ENGEL Sei stille dem Herrn und warte auf ihn; der wird dir geben, was dein Herz wünscht. Befiehl ihm deine Wege und hoffe auf ihn. Steh ab vom Zorn und laß den Grimm. Sei stille dem Herrn und warte auf ihn. 32. CHOR Wer bis an das Ende beharrt, der wird selig. ERSCHEINUNG GOTTES - HIMMELFAHRT DES ELIAS 33. Rezitativ ELIAS Herr, es wird Nacht um mich, sei du nicht ferne! Verbirg dein Antlitz nicht vor mir! Meine Seele dürstet nach dir, wie ein dürres Land. DER ENGEL Wohl an denn, gehe hinaus, und tritt auf den Berg vor den Herrn, denn seine Herrlichkeit erscheint über dir! Verhülle dein Antlitz, denn es naht der Herr. 34. CHOR Der Herr ging vorüber. Und ein starker Wind, der die Berge zerriß und die Felsen zerbrach, ging vor dem Herrn her, aber der Herr war nicht im Sturmwind. Der Herr ging vorüber. Und die Erde erbebte, und das Meer erbrauste, aber der Herr war nicht im Erdbeben. Und nach dem Erdbeben kam ein Feuer, aber der Herr war nicht im Feuer. Und nach dem Feuer kam ein stilles, sanftes Sausen. Und in dem Säuseln nahte sich der Herr. 35. Rezitativ Alt Seraphim standen über ihm, und einer rief zum andern Quartett mit Chor SERAPHIM Heilig, heilig, heilig ist Gott, der Herr Zebaoth. Alle Lande sind seiner Ehre voll. 36. Chor und Rezitativ Gehe wiederum hinab! Noch sind übriggeblieben siebentausend in Israel, die sich nicht gebeugt vor Baal. Gehe wiederum hinab! Tue nach des Herrn Wort! ELIAS Ich gehe hinab in der Kraft des Herrn. Du bist ja der Herr! Ich muß um deinetwillen leiden; darum freut sich mein Herz, und ich bin fröhlich Auch mein Fleisch wird sicher liegen. 37. Arioso ELIAS Ja, es sollen wohl Berge weichen und Hügel hinfallen, aber deine Gnade wird nicht von mir weichen, und der Bund deines Friedens soll nicht fallen. 38. CHOR Und der Prophet Elias brach hervor wie ein Feuer, und sein Wort brannte wie eine Fackel. Er hat stolze Könige gestürzt. Er hat auf dem Berge Sinai gehört die zukünftige Strafe und in Horeb die Rache. Und da der Herr ihn wollte gen Himmel holen, siehe, da kam ein feuriger Wagen, mit feurigen Rossen, und er fuhr im Wetter gen Himmel. ERLÖSUNG UND ANKÜNDIGUNG 39. Arie Tenor Dann werden die Gerechten leuchten wie die Sonne in ihres Vaters Reich. Wonne und Freude werden sie ergreifen. Aber Trauern und Seufzen wird vor ihnen fliehen. 40. Rezitativ Sopran Darum ward gesendet der Prophet Elias, eh denn da komme der große und schreckliche Tag des Herrn Er soll das Herz der Väter bekehren zu den Kindern, und das Herz der Kinder zu ihren Vätern, daß der Herr nicht komme und das Erdreich mit dem Banne schlage. 41. Chor Aber einer erwacht von Mitternacht, und er kommt vom Aufgang der Sonne. Der wird des Herr n Namen predigen und wird über die Gewaltigen gehen; das ist sein Knecht, sein Auserwählter, an welchem seine Seele Wohlgefallen hat. Auf ihm wird ruhen der Geist des Herrn, der Geist der Weisheit und des Verstandes, der Geist des Rats und der Stärke, der Geist der Erkenntnis und der Furcht des Herrn. Aber einer erwacht von Mitternacht, und er kommt vom Aufgang der Sonne. Quartett Wohlan alle, die ihr durstig seid, kommt her zum Wasser, kommt her zu ihm! Wohlan alle, die ihr durstig seid, kommt her zu ihm und neigt euer Ohr, und kommt zu ihm, so wird eure Seele leben. 42. Schlusschor Alsdann wird euer Licht hervorbrechen wie die Morgenröte, und eure Besserung wird schnell wachsen, und die Herrlichkeit des Herrn wird euch zu sich nehmen. Herr, unser Herrscher! Wie herrlich ist dein Name in allen Landen, da man dir danket im Himmel. Amen. ZWEITER TEIL MAHNUNG UND ZUSPRUCH 21. Arie Sopran Höre, Israel, höre des Herren Stimme! Ach, daß du merktest auf sein Gebot! Aber wer glaubt unsrer Predigt, und wem wird der Arm des Herrn geoffenbart? Rezitativ So spricht der Herr, der Erlöser Israels, sein Heiliger, zum Knecht, der unter den Tyrannen ist, so spricht der Herr Arie Ich bin euer Tröster. Weiche nicht, denn ich bin dein Gott! Ich stärke dich! Wer bist du denn, daß du dich vor Menschen fürchtest, die doch sterben? Und vergissest des Herrn, der dich gemacht hat, der den Himmel ausbreitet und die Erde gründet. Wer bist du denn? 22. CHOR Fürchte dich nicht, spricht unser Gott, fürchte dich nicht, ich bin mit dir, ich helfe dir! Denn ich bin der Herr dein Gott, der zu dir spricht Fürchte dich nicht! Ob tausend fallen zu deiner Seite und zehentausend zu deiner Rechten, so wird es doch dich nicht treffen. BEDROHUNG UND RÜCKZUG DES ELIAS 23. Rezitativ mit Chor ELIAS Der Herr hat dich erhoben aus dem Volk und dich zum König über Israel gesetzt. Aber du, Ahab, hast Übel getan über alle, die vor dir gewesen sind. Es war dir ein Geringes, daß du wandeltest in der Sünde Jerobeams, und machtest dem Baal einen Hain, den Herrn, den Gott Israels zu erzürnen; du hast totgeschlagen und fremdes Gut genommen! Und der Herr wird Israel schlagen, wie ein Rohr im Wasser bewegt wird, und wird Israel übergeben um eurer Sünde willen. DIE KÖNIGIN Habt ihr s gehört, wie er geweissagt hat wider dieses Volk? DAS VOLK Wir haben es gehört! DIE KÖNIGIN Wie er geweissagt hat wider den König in Israel? DAS VOLK Wir haben es gehört! DIE KÖNIGIN Warum darf er weissagen im Namen des Herrn? Was wäre für ein Königreich in Israel, wenn Elias Macht hätte über des Königs Macht? Die Götter tun mir dies und das, wenn ich nicht morgen um diese Zeit seiner Seele tue, wie dieser Seelen einer, die er geopfert hat am Bache Kison. DAS VOLK Er muß sterben! DIE KÖNIGIN Er hat die Propheten Baal s getötet. DAS VOLK Er muß sterben! DIE KÖNIGIN Er hat sie mit dem Schwert erwürgt. DAS VOLK Er hat sie erwürgt. DIE KÖNIGIN Er hat den Himmel verschlossen. DAS VOLK Er hat den Himmel verschlossen. DIE KÖNIGIN Er hat die teure Zeit über uns gebracht. DAS VOLK Er hat die teure Zeit über uns gebracht. DIE KÖNIGIN So ziehet hin und greift Elias, er ist des Todes schuldig. Tötet ihn, laßt uns ihm tun, wie er getan hat! 24. CHOR DAS VOLK Wehe ihm, er muß sterben! Warum darf er den Himmel verschließen? Warum darf er weissagen im Namen des Herrn? Dieser ist des Todes schuldig! Wehe ihm, er muß sterben, denn er hat geweissagt wider diese Stadt, wie wir mit unsern Ohren gehört. So ziehet hin, greifet ihn, tötet ihn! 25. Rezitativ OBADJAH Du Mann Gottes, laß meine Rede etwas vor dir gelten. So spricht die Königin Elias ist des Todes schuldig. Und sie sammeln sich wider dich, sie stellen deinem Gange Netze und ziehen aus, daß sie dich greifen, daß sie dich töten! So mache dich auf und wende dich von Ihnen, gehe hin in die Wüste. Der Herr, dein Gott wird selber mit dir wandeln, er wird die Hand nicht abtun, noch dich verlassen. Ziehe hin und segne uns auch! ELIAS Sie wollen sich nicht bekehren! Bleibe hier, du Knabe; der Herr sei mit euch. Ich gehe hin in die Wüste! 26. Arie ELIAS Es ist genug! So nimm nun, Herr, meine Seele! Ich bin nicht besser denn meine Väter. Ich begehre nicht mehr zu leben, denn meine Tage sind vergeblich gewesen. Ich habe geeifert um den Herrn, um den Gott Zebaoth, denn die Kinder Israels haben deinen Bund verlassen, und deine Altäre haben sie zerbrochen und deine Propheten mit dem Schwert erwürgt. Und ich bin allein übriggeblieben; und sie steh n danach, daß sie mir mein Leben nehmen! Es ist genug! So nimm nun, Herr, meine Seele! Ich bin nicht besser denn meine Väter. Nimm nun, o Herr, meine Seele! 27. Rezitativ Tenor Siehe, er schläft unter dem Wacholder in der Wüste; aber die Engel des Herrn lagern sich um die her, so ihn fürchten. 28. Terzett DREI ENGEL Hebe deine Augen auf zu den Bergen, von welchen dir Hilfe kommt. Deine Hilfe kommt vom Herrn, der Himmel und Erde gemacht hat. Er wird deinen Fuß nicht gleiten lassen, und der dich behütet, schläft nicht. 29. CHOR Siehe, der Hüter Israels schläft noch schlummert nicht. Wenn du mitten in Angst wandelst, so erquickt er dich. 30. Rezitativ EIN ENGEL Stehe auf, Elias, denn du hast einen großen Weg vor dir! Vierzig Tage und vierzig Nächte sollst du geh n bis an den Berg Gottes Horeb. ELIAS O Herr, ich arbeite vergeblich und bringe meine Kraft umsonst und unnütz zu. Ach, daß du den Himmel zerrissest und führest herab! Daß die Berge vor dir zerflössen! Daß deine Feinde vor dir zittern müßten durch die Wunder, die du tust! Warum lässest du sie irren von deinen Wegen und ihr Herz verstocken, daß sie dich nicht fürchten? O, daß meine Seele stürbe! 31. Arie EIN ENGEL Sei stille dem Herrn und warte auf ihn; der wird dir geben, was dein Herz wünscht. Befiehl ihm deine Wege und hoffe auf ihn. Steh ab vom Zorn und laß den Grimm. Sei stille dem Herrn und warte auf ihn. 32. CHOR Wer bis an das Ende beharrt, der wird selig. ERSCHEINUNG GOTTES - HIMMELFAHRT DES ELIAS 33. Rezitativ ELIAS Herr, es wird Nacht um mich, sei du nicht ferne! Verbirg dein Antlitz nicht vor mir! Meine Seele dürstet nach dir, wie ein dürres Land. DER ENGEL Wohl an denn, gehe hinaus, und tritt auf den Berg vor den Herrn, denn seine Herrlichkeit erscheint über dir! Verhülle dein Antlitz, denn es naht der Herr. 34. CHOR Der Herr ging vorüber. Und ein starker Wind, der die Berge zerriß und die Felsen zerbrach, ging vor dem Herrn her, aber der Herr war nicht im Sturmwind. Der Herr ging vorüber. Und die Erde erbebte, und das Meer erbrauste, aber der Herr war nicht im Erdbeben. Und nach dem Erdbeben kam ein Feuer, aber der Herr war nicht im Feuer. Und nach dem Feuer kam ein stilles, sanftes Sausen. Und in dem Säuseln nahte sich der Herr. 35. Rezitativ Alt Seraphim standen über ihm, und einer rief zum andern Quartett mit Chor SERAPHIM Heilig, heilig, heilig ist Gott, der Herr Zebaoth. Alle Lande sind seiner Ehre voll. 36. Chor und Rezitativ Gehe wiederum hinab! Noch sind übriggeblieben siebentausend in Israel, die sich nicht gebeugt vor Baal. Gehe wiederum hinab! Tue nach des Herrn Wort! ELIAS Ich gehe hinab in der Kraft des Herrn. Du bist ja der Herr! Ich muß um deinetwillen leiden; darum freut sich mein Herz, und ich bin fröhlich Auch mein Fleisch wird sicher liegen. 37. Arioso ELIAS Ja, es sollen wohl Berge weichen und Hügel hinfallen, aber deine Gnade wird nicht von mir weichen, und der Bund deines Friedens soll nicht fallen. 38. CHOR Und der Prophet Elias brach hervor wie ein Feuer, und sein Wort brannte wie eine Fackel. Er hat stolze Könige gestürzt. Er hat auf dem Berge Sinai gehört die zukünftige Strafe und in Horeb die Rache. Und da der Herr ihn wollte gen Himmel holen, siehe, da kam ein feuriger Wagen, mit feurigen Rossen, und er fuhr im Wetter gen Himmel. ERLÖSUNG UND ANKÜNDIGUNG 39. Arie Tenor Dann werden die Gerechten leuchten wie die Sonne in ihres Vaters Reich. Wonne und Freude werden sie ergreifen. Aber Trauern und Seufzen wird vor ihnen fliehen. 40. Rezitativ Sopran Darum ward gesendet der Prophet Elias, eh denn da komme der große und schreckliche Tag des Herrn Er soll das Herz der Väter bekehren zu den Kindern, und das Herz der Kinder zu ihren Vätern, daß der Herr nicht komme und das Erdreich mit dem Banne schlage. 41. Chor Aber einer erwacht von Mitternacht, und er kommt vom Aufgang der Sonne. Der wird des Herr n Namen predigen und wird über die Gewaltigen gehen; das ist sein Knecht, sein Auserwählter, an welchem seine Seele Wohlgefallen hat. Auf ihm wird ruhen der Geist des Herrn, der Geist der Weisheit und des Verstandes, der Geist des Rats und der Stärke, der Geist der Erkenntnis und der Furcht des Herrn. Aber einer erwacht von Mitternacht, und er kommt vom Aufgang der Sonne. Quartett Wohlan alle, die ihr durstig seid, kommt her zum Wasser, kommt her zu ihm! Wohlan alle, die ihr durstig seid, kommt her zu ihm und neigt euer Ohr, und kommt zu ihm, so wird eure Seele leben. 42. Schlusschor Alsdann wird euer Licht hervorbrechen wie die Morgenröte, und eure Besserung wird schnell wachsen, und die Herrlichkeit des Herrn wird euch zu sich nehmen. Herr, unser Herrscher! Wie herrlich ist dein Name in allen Landen, da man dir danket im Himmel. Amen. Mendelssohn,Felix/Elias
https://w.atwiki.jp/oper/pages/1613.html
ELFTE SZENE Sindulfo (allein), dann Sora, später Benozzo SINDULFO Eine Million Lire! Sindulfo, zeige, dass du ein Weltmann, dass du diesem Conte Erminio überlegen bist! klopft auf den Tisch Heda, Wirtshaus! SORA kommt aus dem Haus Befehlen? SINDULFO Meine Braut ...? SORA Die Gräfin ruht ein wenig. SINDULFO Also heisst s warten. gähnt Wie langweilig! setzt sich Bring Wein, Sora, vom besten! SORA Zu dienen! ab SINDULFO Dieser Erminio muss mir Rede stehen. Ob auf Säbel oder auf Pistolen gleichviel! zündet sich eine Zigarre an SORA kommt mit Wein Hier, Signore, echter Syrakuser! SINDULFO trinkt, schnalzt mit der Zunge Famos! zieht Sora etwas an sich Weisst du, Kleine, dass du ein ganz appetitliches Weibchen bist? SORA Deshalb fand ich auch einen braven Mann, Signore! SINDULFO Ach ja, diesen Tagdieb von Benozzo! Benozzo erscheint auf dem Balkon, kehrt diesen mit einem Reisbesen, horcht auf, als er seinen Namen nennen hört. SORA Der hübscheste Junge von Syrakus! SINDULFO Aber ein heilloser Schmuggler! SORA Nicht, dass ich wüsste! SINDULFO Papperlapapp! Ich kaufte durch ihn vorigen Monat tausend geschmuggelte Zigarren! BENOZZO Die Sie heute noch schuldig sind! SINDULFO gleichgültig, klemmt sein Monokel ins Auge Ah, du bist auch da? BENOZZO Ja, ich bin auch da! kehrt wütend aus SINDULFO Geniere dich nicht! Du siehst, ich mache deiner Frau die Cour! BENOZZO Lassen Sie mich lieber Geld sehen! SINDULFO Für die Frau? BENOZZO Nein, für die Zigarren! sieht, dass Sindulfo zu Sora zärtlicher wird, heftig Keine Handgreiflichkeiten, wenn ich bitten darf! SORA Aber Signore! SINDULFO Ruhig, da oben! BENOZZO Nein, nicht ruhig da oben, sondern ruhig da unten, und wenn Sie nicht augenblicklich ... droht mit dem Besen; zu Sora Marsch, ins Haus mit dir! SINDULFO Nein, sie bleibt! BENOZZO Sie geht! Herein da, Sora! SINDULFO Ich glaube gar, der Bursche untersteht sich, sich mit mir zu messen! Das hiesse, ein edles Pferd zu einem Esel spannen! BENOZZO Wie kommen Sie dazu, mich ein Pferd zu nennen? SINDULFO Haha! Die Eifersucht macht ihn witzig! Höre nicht auf ihn, Sora! umfasst Sora BENOZZO Maledetto! Der Büffel in mir wird wütend! wirft den Besen nach Sindulfo und eilt durchs Haus nach unten SINDULFO lässt sich nicht abhalten, Sora mit Zärtlichkeiten zu verfolgen Der Büffel trägt Hörner, ergo SORA nimmt den Besen auf und wehrt Sindulfo damit ab Ei, Signore, jetzt ist s genug! BENOZZO auftretend Ob Sie jetzt gleich aufhören werden, meine Frau zu verfolgen, oder ... nimmt den Besen, den Sora weggeworfen hat und dringt auf Sindulfo ein. Sora, von Sindulfo verfolgt, welchen wieder Benozzo verfolgt, fliegt dem mit Luigi von rechts auftretenden Erminio in die Arme. ZWÖLFTE SZENE Die Vorigen, Erminio, Luigi ERMINIO heiter Gefangen! umarmt und küsst Sora SINDULFO für sich Conte Erminio? Eben recht! BENOZZO sieht das, fährt auf Erminio los Was war das? ERMINIO heiter Ich küsse jede hübsche Frau, die mir in die Arme eilt! küsst Sora wieder SORA Ah! BENOZZO erkennt Erminio, plötzlich freundlich Ah! Exzellenza! SINDULFO zu Benozzo Wie? Und das lässt du dir gefallen? BENOZZO zu Sindulfo Was geht s denn Sie an, wenn Exzellenza meint Erminio meine Frau küsst? zu Erminio Bitte! Wollen sich Exzellenza nur bedienen! zu Sindulfo Jetzt just, jetzt just! zu Erminio Bitte! präsentiert mit dem Besen SINDULFO Ich liess mir s doch nicht gefallen! ERMINIO stolz zu Sindulfo Darf ich fragen, mein Herr, mit welchem Rechte Sie sich da einmischen? SINDULFO stolz Ich... Herr?! ERMINIO lässt seinen Stock durch die Luft schwirren Ja, Sie ... Herr! trifft Sindulfo, der schreiend zurückfährt SINDULFO für sich Unangenehmer Patron! Werde mich nicht mit ihm schlagen! laut Habe nicht das Vergnügen, Sie zu kennen! ERMINIO Meinerseits! SINDULFO grüsst Ihr Diener! zu Sora, laut Sora! SORA Signore? SINDULFO zum Teil bedeutsam nach Erminio hinsprechend Melde meiner reizenden Braut, der Gräfin Santa Croce ... du verstehst? stärker meiner Braut, dass ich einen Wagen besorgen und mit Bedeckungsmannschaft zurückkehren werde ERMINIO dazwischenredend, für sich Zurückkehren? Wie ärgerlich! SINDULFO ohne abzusetzen ... um gewissen Leuten die leichte Mühe zu ersparen, sie abermals retten zu müssen, wenn Räuber sie anfallen! Sora geht ins Haus. Räuber?! Gott, wie romantisch! Hahaha! ERMINIO für sich Na warte! Das vergelt ich dir! leise Luigi! bespricht sich vertraulich mit Luigi SINDULFO will abgehen Addio! BENOZZO verstellt ihm den Weg Und mein Guthaben? SINDULFO Was bin ich schuldig? BENOZZO Was Sie alles schuldig sind, weiss ich nicht! Ich bekomme sechs Baiocci für den Wein und zwölf Scudi für die Zigarren. SINDULFO Gut, gut! Aufschreiben! will ab BENOZZO Aufgeschrieben wird bei mir nicht! SINDULFO Desto besser! schnell ab BENOZZO steht verblüfft da Ah! Das ist stark! LUIGI leise Benozzo! s gilt einen Streich gegen den da zeigt nach der Seite, wo Sindulfo abging Folge mir! BENOZZO Ah, ich verstehe! Zucker und Kaffee! Mit Wonne! Luigi und Benozzo folgen Sindulfo. DREIZEHNTE SZENE Erminio, Sora ERMINIO Jetzt ans Werk! ruft Sora! SORA Signore? ERMINIO Du beherbergst momentan die Gräfin Santa Croce? SORA Welcher ich bis zu meiner Verheiratung als Kammermädchen diente. Ja, Exzellenz! ERMINIO Ich habe der Gräfin - in ihrem Interesse - einen Rat zu geben. will ihr Geld geben Hier nimm und verschaffe mir eine Unterredung mit ihr! SORA Wo sich s um der Gräfin Interesse handelt, Signore, lasse ich mich nicht bezahlen! Ich will Sie melden. geht ab VIERZEHNTE SZENE Erminio (allein) ERMINIO O Liebe, Liebe! Zu welchen Torheiten kannst du selbst Männer von Charakter und Ehre verleiten! heiter zum Publikum Ich, Conte Erminio Saluzzo, dreissig Jahre alt, ledig, Gutsbesitzer, reich ... mache mit Luigi, meinem Freund, eine geologische Exkursion hierher. Auf einem Spazierritt begegne ich Carlotta, verliebe mich sterblich in sie, höre, dass sie in den Händen dieses dunklen Ehrenmannes Nasoni ist, dessen Sohn sie heiraten soll! Ich schliesse Einverständnisse mit Schmugglern, missbrauche die allgemeine Gasparone-Furcht, arrangiere einen fingierten Überfall; die Schmuggler vergreifen sich, nehmen, statt der Alten nur, auch die Gräfin gefangen! Ich muss Carlotta befreien und ernte einen Dank, den ich gar nicht verdiene ... wie beschämend für mich! Doch gleichviel! Ich muss sie diesem Nasoni entreissen, koste es, was es wolle! Ah, da kommt die Gräfin! Gott Amor, steh mir bei! FÜNFZEHNTE SZENE Erminio, Carlotta Nr. 5 - Duett CARLOTTA kommt aus dem Wirtshaus; mit Wärme zu Erminio Wie freu ich mich, dass Sie noch hier! Zu danken herzlich nach Gebühr war möglich mir bis jetzt noch nicht. Hier meine Hand als Unterpfand! Ich fühle innig Dankespflicht! Ja! Wohin Sie auch die Schritte lenken, o glauben Sie, stets werd ich Ihrer Tat gedenken; vergessen nie, wie Sie als Held mit starker Hand schnell die Gefahr von mir gewandt! ERMINIO freudig; sanft unterbrechend Zuviel! Doch bitt ich, fahren Sie nur fort, denn süss klingt mir solch innig Wort! CARLOTTA Gern möcht ich Ihnen mehr noch sagen, doch bin ich eigentlich zu End! ERMINIO entzückt Dass solchen Dank davonzutragen aufs neu Gelegenheit ich fänd! Ja! Wohin Sie auch die Schritte lenken, stets werde ich Sie schirmen vor des Feindes Ränken! Ganz sicherlich! Und wo Gefahr zu drohen scheint, wacht über Sie ein treuer Freund! CARLOTTA entzückt Zuviel! Doch bitt ich, fahren Sie nur fort, denn süss klingt solch ein Freundeswort! ERMINIO Es wacht ein Freund, vertraun Sie meinem Wort! traurig Sie sind ja Braut, in wenig Tagen ein andrer Sie die Seine nennt! losbrechend Oh, dass ich Sie durchs Leben tragen, dass ich Sie schützen, führen könnt ! CARLOTTA ein wenig zurückhaltend, doch ohne Kälte Dies Recht kann nur dem Gatten passen, er wird es sich nicht nehmen lassen. ERMINIO finster Ihr Gatte? Nun, er ist s noch nicht. CARLOTTA schwankend Doch wird er s sein! ERMINIO mit Nachdruck Gewiss! CARLOTTA immer schwankender Warum denn nicht? ERMINIO Warum? CARLOTTA Warum? ERMINIO nach kurzem, innerem Kampfe Noch darf ich s nicht erklären. Doch möchten Sie des Freundes Warnung hören! ernst Hüten Sie sich vor dem Räuberpaar, das schmeichelnd die Freundeshand Ihnen bot! Im Walde war kleiner die Gefahr, als hier von diesen beiden droht! Merken Sie sich Ein Freund bin ich, keinem andern traun, auf mich allein nur baun! Und was auch geschah, ich bin ja da, bleibe nah! CARLOTTA Merken will ich, dass sicherlich ich auf ihn darf baun, auf seinen Schutz vertraun. Und was auch geschah, er ist ja da, bleibt mir nah, mir nah! ERMINIO Merken Sie sich Ein Freund bin ich, keinem andern traun, auf mich allein nur baun! Was auch geschah, ich bleibe da, bleibe da! CARLOTTA für sich Wie sonderbar! Mir droht Gefahr von jenen beiden, die Freunde mir? Sollt er sie neiden? Was birgt sich hier? Sie meinten s schlecht? Verstand ich recht? ERMINIO Hüten Sie sich vor dem Räuberpaar, das schmeichelnd die Freundeshand Ihnen bot! Im Walde war kleiner die Gefahr, als hier von diesen beiden droht! CARLOTTA Merken will ich, dass sicherlich ich auf ihn darf baun, auf seinen Schutz vertraun. Und was auch geschah, er bleibt mir nah, er ist da! Setzt sein Leben dafür freudig ein, darf er mein Retter sein! ERMINIO Merken Sie sich Ein Freund bin ich, keinem traun, auf mich nur baun! Und was auch geschah, ich bleibe nah, ich bin da! Setz mein Leben dafür freudig ein, darf ich Ihr Retter sein! Mit schnellem Entschluss verabschiedet sich Erminio und eilt davon. Carlotta bleibt sinnend zurück. ELFTE SZENE Sindulfo (allein), dann Sora, später Benozzo SINDULFO Eine Million Lire! Sindulfo, zeige, dass du ein Weltmann, dass du diesem Conte Erminio überlegen bist! klopft auf den Tisch Heda, Wirtshaus! SORA kommt aus dem Haus Befehlen? SINDULFO Meine Braut ...? SORA Die Gräfin ruht ein wenig. SINDULFO Also heisst s warten. gähnt Wie langweilig! setzt sich Bring Wein, Sora, vom besten! SORA Zu dienen! ab SINDULFO Dieser Erminio muss mir Rede stehen. Ob auf Säbel oder auf Pistolen gleichviel! zündet sich eine Zigarre an SORA kommt mit Wein Hier, Signore, echter Syrakuser! SINDULFO trinkt, schnalzt mit der Zunge Famos! zieht Sora etwas an sich Weisst du, Kleine, dass du ein ganz appetitliches Weibchen bist? SORA Deshalb fand ich auch einen braven Mann, Signore! SINDULFO Ach ja, diesen Tagdieb von Benozzo! Benozzo erscheint auf dem Balkon, kehrt diesen mit einem Reisbesen, horcht auf, als er seinen Namen nennen hört. SORA Der hübscheste Junge von Syrakus! SINDULFO Aber ein heilloser Schmuggler! SORA Nicht, dass ich wüsste! SINDULFO Papperlapapp! Ich kaufte durch ihn vorigen Monat tausend geschmuggelte Zigarren! BENOZZO Die Sie heute noch schuldig sind! SINDULFO gleichgültig, klemmt sein Monokel ins Auge Ah, du bist auch da? BENOZZO Ja, ich bin auch da! kehrt wütend aus SINDULFO Geniere dich nicht! Du siehst, ich mache deiner Frau die Cour! BENOZZO Lassen Sie mich lieber Geld sehen! SINDULFO Für die Frau? BENOZZO Nein, für die Zigarren! sieht, dass Sindulfo zu Sora zärtlicher wird, heftig Keine Handgreiflichkeiten, wenn ich bitten darf! SORA Aber Signore! SINDULFO Ruhig, da oben! BENOZZO Nein, nicht ruhig da oben, sondern ruhig da unten, und wenn Sie nicht augenblicklich ... droht mit dem Besen; zu Sora Marsch, ins Haus mit dir! SINDULFO Nein, sie bleibt! BENOZZO Sie geht! Herein da, Sora! SINDULFO Ich glaube gar, der Bursche untersteht sich, sich mit mir zu messen! Das hiesse, ein edles Pferd zu einem Esel spannen! BENOZZO Wie kommen Sie dazu, mich ein Pferd zu nennen? SINDULFO Haha! Die Eifersucht macht ihn witzig! Höre nicht auf ihn, Sora! umfasst Sora BENOZZO Maledetto! Der Büffel in mir wird wütend! wirft den Besen nach Sindulfo und eilt durchs Haus nach unten SINDULFO lässt sich nicht abhalten, Sora mit Zärtlichkeiten zu verfolgen Der Büffel trägt Hörner, ergo SORA nimmt den Besen auf und wehrt Sindulfo damit ab Ei, Signore, jetzt ist s genug! BENOZZO auftretend Ob Sie jetzt gleich aufhören werden, meine Frau zu verfolgen, oder ... nimmt den Besen, den Sora weggeworfen hat und dringt auf Sindulfo ein. Sora, von Sindulfo verfolgt, welchen wieder Benozzo verfolgt, fliegt dem mit Luigi von rechts auftretenden Erminio in die Arme. ZWÖLFTE SZENE Die Vorigen, Erminio, Luigi ERMINIO heiter Gefangen! umarmt und küsst Sora SINDULFO für sich Conte Erminio? Eben recht! BENOZZO sieht das, fährt auf Erminio los Was war das? ERMINIO heiter Ich küsse jede hübsche Frau, die mir in die Arme eilt! küsst Sora wieder SORA Ah! BENOZZO erkennt Erminio, plötzlich freundlich Ah! Exzellenza! SINDULFO zu Benozzo Wie? Und das lässt du dir gefallen? BENOZZO zu Sindulfo Was geht s denn Sie an, wenn Exzellenza meint Erminio meine Frau küsst? zu Erminio Bitte! Wollen sich Exzellenza nur bedienen! zu Sindulfo Jetzt just, jetzt just! zu Erminio Bitte! präsentiert mit dem Besen SINDULFO Ich liess mir s doch nicht gefallen! ERMINIO stolz zu Sindulfo Darf ich fragen, mein Herr, mit welchem Rechte Sie sich da einmischen? SINDULFO stolz Ich... Herr?! ERMINIO lässt seinen Stock durch die Luft schwirren Ja, Sie ... Herr! trifft Sindulfo, der schreiend zurückfährt SINDULFO für sich Unangenehmer Patron! Werde mich nicht mit ihm schlagen! laut Habe nicht das Vergnügen, Sie zu kennen! ERMINIO Meinerseits! SINDULFO grüsst Ihr Diener! zu Sora, laut Sora! SORA Signore? SINDULFO zum Teil bedeutsam nach Erminio hinsprechend Melde meiner reizenden Braut, der Gräfin Santa Croce ... du verstehst? stärker meiner Braut, dass ich einen Wagen besorgen und mit Bedeckungsmannschaft zurückkehren werde ERMINIO dazwischenredend, für sich Zurückkehren? Wie ärgerlich! SINDULFO ohne abzusetzen ... um gewissen Leuten die leichte Mühe zu ersparen, sie abermals retten zu müssen, wenn Räuber sie anfallen! Sora geht ins Haus. Räuber?! Gott, wie romantisch! Hahaha! ERMINIO für sich Na warte! Das vergelt ich dir! leise Luigi! bespricht sich vertraulich mit Luigi SINDULFO will abgehen Addio! BENOZZO verstellt ihm den Weg Und mein Guthaben? SINDULFO Was bin ich schuldig? BENOZZO Was Sie alles schuldig sind, weiss ich nicht! Ich bekomme sechs Baiocci für den Wein und zwölf Scudi für die Zigarren. SINDULFO Gut, gut! Aufschreiben! will ab BENOZZO Aufgeschrieben wird bei mir nicht! SINDULFO Desto besser! schnell ab BENOZZO steht verblüfft da Ah! Das ist stark! LUIGI leise Benozzo! s gilt einen Streich gegen den da zeigt nach der Seite, wo Sindulfo abging Folge mir! BENOZZO Ah, ich verstehe! Zucker und Kaffee! Mit Wonne! Luigi und Benozzo folgen Sindulfo. DREIZEHNTE SZENE Erminio, Sora ERMINIO Jetzt ans Werk! ruft Sora! SORA Signore? ERMINIO Du beherbergst momentan die Gräfin Santa Croce? SORA Welcher ich bis zu meiner Verheiratung als Kammermädchen diente. Ja, Exzellenz! ERMINIO Ich habe der Gräfin - in ihrem Interesse - einen Rat zu geben. will ihr Geld geben Hier nimm und verschaffe mir eine Unterredung mit ihr! SORA Wo sich s um der Gräfin Interesse handelt, Signore, lasse ich mich nicht bezahlen! Ich will Sie melden. geht ab VIERZEHNTE SZENE Erminio (allein) ERMINIO O Liebe, Liebe! Zu welchen Torheiten kannst du selbst Männer von Charakter und Ehre verleiten! heiter zum Publikum Ich, Conte Erminio Saluzzo, dreissig Jahre alt, ledig, Gutsbesitzer, reich ... mache mit Luigi, meinem Freund, eine geologische Exkursion hierher. Auf einem Spazierritt begegne ich Carlotta, verliebe mich sterblich in sie, höre, dass sie in den Händen dieses dunklen Ehrenmannes Nasoni ist, dessen Sohn sie heiraten soll! Ich schliesse Einverständnisse mit Schmugglern, missbrauche die allgemeine Gasparone-Furcht, arrangiere einen fingierten Überfall; die Schmuggler vergreifen sich, nehmen, statt der Alten nur, auch die Gräfin gefangen! Ich muss Carlotta befreien und ernte einen Dank, den ich gar nicht verdiene ... wie beschämend für mich! Doch gleichviel! Ich muss sie diesem Nasoni entreissen, koste es, was es wolle! Ah, da kommt die Gräfin! Gott Amor, steh mir bei! FÜNFZEHNTE SZENE Erminio, Carlotta Nr. 5 - Duett CARLOTTA kommt aus dem Wirtshaus; mit Wärme zu Erminio Wie freu ich mich, dass Sie noch hier! Zu danken herzlich nach Gebühr war möglich mir bis jetzt noch nicht. Hier meine Hand als Unterpfand! Ich fühle innig Dankespflicht! Ja! Wohin Sie auch die Schritte lenken, o glauben Sie, stets werd ich Ihrer Tat gedenken; vergessen nie, wie Sie als Held mit starker Hand schnell die Gefahr von mir gewandt! ERMINIO freudig; sanft unterbrechend Zuviel! Doch bitt ich, fahren Sie nur fort, denn süss klingt mir solch innig Wort! CARLOTTA Gern möcht ich Ihnen mehr noch sagen, doch bin ich eigentlich zu End! ERMINIO entzückt Dass solchen Dank davonzutragen aufs neu Gelegenheit ich fänd! Ja! Wohin Sie auch die Schritte lenken, stets werde ich Sie schirmen vor des Feindes Ränken! Ganz sicherlich! Und wo Gefahr zu drohen scheint, wacht über Sie ein treuer Freund! CARLOTTA entzückt Zuviel! Doch bitt ich, fahren Sie nur fort, denn süss klingt solch ein Freundeswort! ERMINIO Es wacht ein Freund, vertraun Sie meinem Wort! traurig Sie sind ja Braut, in wenig Tagen ein andrer Sie die Seine nennt! losbrechend Oh, dass ich Sie durchs Leben tragen, dass ich Sie schützen, führen könnt ! CARLOTTA ein wenig zurückhaltend, doch ohne Kälte Dies Recht kann nur dem Gatten passen, er wird es sich nicht nehmen lassen. ERMINIO finster Ihr Gatte? Nun, er ist s noch nicht. CARLOTTA schwankend Doch wird er s sein! ERMINIO mit Nachdruck Gewiss! CARLOTTA immer schwankender Warum denn nicht? ERMINIO Warum? CARLOTTA Warum? ERMINIO nach kurzem, innerem Kampfe Noch darf ich s nicht erklären. Doch möchten Sie des Freundes Warnung hören! ernst Hüten Sie sich vor dem Räuberpaar, das schmeichelnd die Freundeshand Ihnen bot! Im Walde war kleiner die Gefahr, als hier von diesen beiden droht! Merken Sie sich Ein Freund bin ich, keinem andern traun, auf mich allein nur baun! Und was auch geschah, ich bin ja da, bleibe nah! CARLOTTA Merken will ich, dass sicherlich ich auf ihn darf baun, auf seinen Schutz vertraun. Und was auch geschah, er ist ja da, bleibt mir nah, mir nah! ERMINIO Merken Sie sich Ein Freund bin ich, keinem andern traun, auf mich allein nur baun! Was auch geschah, ich bleibe da, bleibe da! CARLOTTA für sich Wie sonderbar! Mir droht Gefahr von jenen beiden, die Freunde mir? Sollt er sie neiden? Was birgt sich hier? Sie meinten s schlecht? Verstand ich recht? ERMINIO Hüten Sie sich vor dem Räuberpaar, das schmeichelnd die Freundeshand Ihnen bot! Im Walde war kleiner die Gefahr, als hier von diesen beiden droht! CARLOTTA Merken will ich, dass sicherlich ich auf ihn darf baun, auf seinen Schutz vertraun. Und was auch geschah, er bleibt mir nah, er ist da! Setzt sein Leben dafür freudig ein, darf er mein Retter sein! ERMINIO Merken Sie sich Ein Freund bin ich, keinem traun, auf mich nur baun! Und was auch geschah, ich bleibe nah, ich bin da! Setz mein Leben dafür freudig ein, darf ich Ihr Retter sein! Mit schnellem Entschluss verabschiedet sich Erminio und eilt davon. Carlotta bleibt sinnend zurück. Millöcker,Carl/Gasparone/I-5
https://w.atwiki.jp/wiki13_mofwiki/pages/720.html
Rostock - Nur Stunden nach dem Wiederauftauchen einer vermissten 17-Jährigen aus Rostock hat die Polizei am Dienstag einen 28-jährigen Mann wegen des Verdachts der Freiheitsberaubung festgenommen. Das teilten die Ermittler am Abend mit. Dem mehrfach vorbestraften Rostocker wird zudem Körperverletzung und Nötigung vorgeworfen. Dreieinhalb Stunden vor der Festnahme war die 17-jährige Rebecca nach tagelanger Suche durch Freunde, Angehörige, Polizei und Feuerwehr gefunden worden - in einem Gebüsch unweit ihres Wohnorts. Das Mädchen war seit Samstagfrüh vermisst worden, nachdem es einen Club am Rostocker Stadthafen verlassen hatte. Es werde derzeit ärztlich und psychologisch betreut, teilte die Polizei am Dienstagabend mit.dapd SZ vom 17.10.2012 自作PC 大学受験情報
https://w.atwiki.jp/oper/pages/1622.html
ACHTE SZENE Die Vorigen, Benozzo, Massaccio, später Luigi Nr.15 - Septett BENOZZO, MASSACCIO hinter der Szene Herr Podestà! Herr Podestà! NASONI Was gibt es denn schon wieder da? SORA, ZENOBIA, NASONI Hört doch, hört, was dort geschah! Alle drei gehen nach rückwärts, sehen über die Balustrade hinab. SORA Benozzo ist s! ZENOBIA Massaccio auch! SORA Er winkt! NASONI Wir wollen hören, was er bringt! SOfiA. ZENOBIA, NASONI Wir wollen hören, was er bringt! Zenobia, Nasoni bleiben im Hintergrunde, blicken Sora nach, die den Ankommenden entgegen eilt. ERMINIO sich entschlossen Carlotta nähernd, die indes im Vordergrunde blieb, spricht mit gedämpfter Stimme Und Sie halten mich wirklich für Gasparone? CARLOTTA abgewendet; spricht Fliehen Sie! ERMINIO Sie begreifen nicht, dass ich den Räuber nur spielte, um Sie zu retten? CARLOTTA Wie? ERMINIO Nasoni wird Ihnen noch heute Ihr Wort zurückgeben, da er die Million verloren glaubt, die ich Ihnen sicher und treu bewahrte! CARLOTTA Ist s möglich? Sie riskierten, als Dieb verhaftet zu werden, - wagten Gefängnis. Verurteilung, - weil ERMINIO Weil ich - Sie liebe! ergreift Carlottas Hände; beide blicken sich zärtlich an. In dem Augenblick erscheinen rückwärts atemlos Benozzo und Massaccio und kommen mit Nasoni, Sora und Zenobia in den Vordergrund. BENOZZO, MASSACCIO Da sind wir! SORA, ZENOBIA Da sind sie! NASONI Was habt ihr? Redet! Sprecht! ERMINIO Was ist geschehn? CARLOTTA Was ist geschehn? SORA, ZENOBIA Was ist geschehn? BENOZZO zu Nasoni Ich habe einen Brief an Euch zu übergeben! NASONI Schon wieder? Von wem? So lass doch sehn! BENOZZO Von wem - das ist es eben! MASSACCIO Von wem - das ist es eben! BENOZZO Ein höchst verdächtiger Gesell stand plötzlich vor mir und sprach "Zum Podestà geh schnell mit diesem Papier!" MASSACCIO Mir gab den Beutel er und sagt "Nimm das noch dazu!" Und eh ich noch "von wem" gefragt, verschwand er im Nu! CARLOTTA, SORA, ZENOBIA. ERMINIO, NASONI Sehr seltsam, muss ich sagen! Was hat sich zugetragen, was wird da drinnen stehn? NASONI öffnet den Brief Gleich werden wir es sehn! liest; gesprochen "An das Standgericht! Müde der Verfolgung des genialen Podestà Nasoni räume ich Sizilien und kehre in meine ge- liebten Abruzzen zurück. Antonio Gasparone. Nachschrift Die zehntausend Zechinen für Sindulfo folgen anbei!" NASONI freudig nach dem Beutel greifend, den Massaccio hält Zehntausend Zechinen für meinen Sohn? steckt den Beutel ein Die bin ich meiner Gesundheit schuldig! ERMINIO, BENOZZO, MASSACCIO unter sich Er steckt sie ein; er hat sie schon! NASONI Doch Auskunft erwart mit Ungeduld ich wie steht es denn mit der Million? BENOZZO bestimmt Die nimmt er mit! NASONI schmerzlich, für sich O Infamie! Dann hat sie nichts! Adieu, Partie! entfernt sich ostentativ von Carlotta ERMINIO ihn betrachtend, zu Carlotta Wie ich es gedacht hab , wird s in Erfüllung gehn! ZENOBIA für sich, mit Bedauern Der Räuber geht, reist ab. Ich werd ihn nimmer wiedersehn! Der Räuber geht, reist ab. Ich werd ihn nimmer sehn, ha! CARLOTTA, SORA, ERMINIO, BENOZZO Der Räuber geht, reist ab. Sie wird ihn nimmer sehn, ha! NASONI, MASSACCIO Der Räuber geht, reist ab. Man wird ihn nicht mehr sehn, ha! CARLOTTA beglückt zu Erminio Bald kehrt das Glück mir neu zurück, o welche süsse Freud! Mein Herz durchbebt wie neu belebt der Liebe Seligkeit! Der Trug erliegt, die Wahrheit siegt, sie strahlt in reiner Pracht! Ich bin erwacht aus trüber Nacht, und hold die Zukunft lacht! Bald kehrt das Glück mir neu zurück, o welche süsse Freud! Mein Herz durchbebt wie neu belebt der Liebe Seligkeit! Der Trug erliegt, die Wahrheit siegt, sie strahlt in reiner Pracht! Ich bin erwacht aus trüber Nacht, und hold die Zukunft lacht! Ihm will ich vertrauen, ja, ihm nur allein! Sein Auge kann nimmer mich täuschen, ach nein! Der Plan, er gelingt, goldne Freiheit mir bringt. Doch halt! Auf der Hut! Dann endet alles gut! SORA, BENOZZO, MASSACCIO Mit viel Geschick und etwas Glück sind wir vom Ziel nicht weit. Was wir erstrebt, geheim gewebt, ist keine Kleinigkeit! Doch wenn sich s fügt. dass wir gesiegt, ein reicher Lohn uns lacht! Drum nicht bedacht, zu End gebracht! Bald endet seine Macht! Der Gräfin zu dienen, geloben wir treu! Gilt ihr es zu nützen, sind gern wir dabei, und, dass es gelingt, folgen wir unbedingt! Doch halt! Auf der Hut! Dann endet alles gut! ZENOBIA Der Galgenstrick kehrt nie zurück. Das tut mir innig leid! Was mich durchbebt, da er entschwebt, ist keine Kleinigkeit. Mein Herz erliegt, durchbohrt, besiegt von dieses Räubers Macht! Ach, manche Nacht hab ich durchwacht, hab nur an ihn gedacht! Ihn bessern, bekehren nur wollt ich allein. Das Schicksal entführt ihn, es sollte nicht sein. Der Schmerz in mir ringt, und das Herz pocht und springt! Doch halt! Auf der Hut! Wer weiss, wozu es gut! ERMINIO Bald kehrt das Glück mir neu zurück, o welche süsse Freud! Mein Herz durchbebt wie neu belebt der Liebe Seligkeit! Der Trug erliegt, die Wahrheit siegt, sie strahlt in reiner Pracht! Ich bin erwacht aus trüber Nacht, und hold die Zukunft lacht! Ja, mir darf sie vertrauen, ja, mir nur allein! Die Hoffnung, sie tauschet uns nimmer, ach nein! Der Plan, er gelingt, goldne Freiheit uns bringt. Doch halt! Auf der Hut! Dann endet alles gut! NASONI Das nenn ich Glück! Er zahlt zurück das Lösegeld mir heut . Doch es entschwebt, was ich erstrebt, die Million, mir weit! Doch unbesiegt kann ich vergnügt mich freuen meiner Macht. Ich hab es doch so weit gebracht, dass froh die Zukunft lacht! Ja, den Sohn ihr zu geben, das fällt mir nicht ein! Sie hat kein Vermögen, das geht nicht! Nein, nein! Das Wort, das mich zwingt, das ist null unbedingt! Doch halt! Nur recht auf der Hut! Dann endet alles gut! Dialog NASONI freudig Nun mag das Standgericht zusammentreten! Dieser kostbare Brief sagt mehr als alles! legt den Brief auf den Tisch SORA leise zu Benozzo und Massaccio Aber wenn Gasparone nie hier war, wie kann er dann fortgehen? BENOZZO, MASSACCIO leise Zucker und Kaffee! Sora, die sich mit beiden zurückzieht, deutet pantomimisch an, dass sie das nicht versteht. Im selben Moment tritt Luigi, von einem Diener gefolgt, rechts auf. LUIGI trägt ein Paket von der Grösse der Mappe, in der die Million enthalten war; in Papier gewickelt, verschnürt und versiegelt Hier, Erminio, das Paket! ERMINIO leise zu Nasoni Sie sollen noch kräftigere Belege für Ihre Rehabilitierung erhalten! Überreichen Sie der Gräfin dieses Paket! gibt Nasoni das Paket NASONI leise Was enthält es? ERMINIO leise Ein Hochzeitsgeschenk! NASONI leise Fällt mir nicht ein! Meinen Sohn kriegt sie nicht! ERMINIO leise Sie geben ihr also ihr Wort zurück? NASONI Ja! Und das gleich! will auf Carlotta, die abseits mit Zenobia steht, zugehen, im selben Moment Auftritt des Volkes Ah, das Standgericht! NEUNTE SZENE Die Vorigen, Sindulfo, das Standgericht (Oberst, Leutnant, ein Hauptmann, ein Sergeant, eine Abteilung Carabinieri), Volk (Frauen, Männer) Volk strömt von allen Seiten herbei. Die Offiziere werden von Nasoni begrüsst und gruppieren sich hinter die Tische. Die Carabinieri nehmen weiter hinten Stellung. SINDULFO nicht mehr in Trauerkleidung So, Papa, da bin ich! sieht Carlotta Oh, meine schöne Braut! will auf sie zugehen NASONI hält ihn zurück, leise Untersteh dich! Ich dreh dir den Kragen um, wenn du anders sprichst als ich! zu Carlotta Gräfin! Ich habe mir die Sache überlegt. Eine Million verlieren und meinen Sohn heiraten, wär zuviel Unglück auf einmal! Ich bitte Sie, mir mein Wort zurückgeben zu wollen! CARLOTTA Oh, mit Freuden! reicht Erminio freudig ihre Hand SINDULFO verblüfft Sie liebt mich also nicht? leise zu Nasoni Und gab doch Lösegeld für mich? NASONI leise Das habe ich im Sacke! SINDULFO leise zu Nasoni, freudig Du? NASONI feierlich Meine Herren Richter! Unserem Standrecht ist die Basis entzogen, Gasparone hat Sizilien verlassen! ALLE freudig Ah! OBERST blickt mit den anderen Offizieren in den ihm von Nasoni gereichten Brief Und was ist mit der geraubten Million geschehen? NASONI Die Million ist f… will "futsch" sagen ERMINIO laut, ihn unterbrechend Dank den Bemühungen des Herrn Podestà ist die Million zustande gebracht! nimmt rasch das Paket aus Nasonis Händen Und aus seinen Händen erhält Gräfin Carlotta ihr Geld zurück! gibt Carlotta das Paket NASONI in höchstem Grade verblüfft, halblaut zu Erminio Wie? Das Paket enthält die Million? ERMINIO Ja! NASONI verblüfft, halblaut zu Erminio Aber dann kann ja Sindulfo die Gräfin heiraten?! ERMINIO tritt zu Carlotta Wenn nicht ich sie heiraten würde! NASONI für sich Oh, oh ... düpiert! Könnt ich jetzt aus der Haut fahren - das wäre ich meiner Gesundheit schuldig! Nr. 16 - Schlussgesang CARLOTTA Gasparone scheint Bessrung zu zeigen was er stahl, ist nun wieder mein eigen! Gerne will ich dem Räuber verzeihn, ihm nur danke mein Glück ich allein! SORA Sein gefährlichster Streich ist gelungen, und der schönste Gewinn uns errungen! Drum soll alles der Freude sich weihn, in den Sang stimmet ein Hör doch die Töne, Estrella, man tanzt Tarantella! Berauschende Musik bringt mir der Liebe süsses Glück. Wem zuckt es nicht in den Füssen, die Nacht zu geniessen? Wer zaudert da noch lang, wenn hell das Tamburin erklang? Hör doch die Töne, Estrella, man tanzt Tarantella! Berauschende Musik bringt mir der Liebe süsses Glück. Wem zuckt es nicht in den Füssen, die Nacht zu geniessen? Wer widersteht dir lang, Zauberklang! CARLOTTA Ah, ah, ah, Zauberklang! EINIGE FRAUEN Wem zuckt es nicht in den Füssen, die Nacht zu geniessen? Wer widersteht dir lang, Zauberklang! FRAUEN, MÄNNER Lala, lala, lala, Zauberklang! ACHTE SZENE Die Vorigen, Benozzo, Massaccio, später Luigi Nr.15 - Septett BENOZZO, MASSACCIO hinter der Szene Herr Podestà! Herr Podestà! NASONI Was gibt es denn schon wieder da? SORA, ZENOBIA, NASONI Hört doch, hört, was dort geschah! Alle drei gehen nach rückwärts, sehen über die Balustrade hinab. SORA Benozzo ist s! ZENOBIA Massaccio auch! SORA Er winkt! NASONI Wir wollen hören, was er bringt! SOfiA. ZENOBIA, NASONI Wir wollen hören, was er bringt! Zenobia, Nasoni bleiben im Hintergrunde, blicken Sora nach, die den Ankommenden entgegen eilt. ERMINIO sich entschlossen Carlotta nähernd, die indes im Vordergrunde blieb, spricht mit gedämpfter Stimme Und Sie halten mich wirklich für Gasparone? CARLOTTA abgewendet; spricht Fliehen Sie! ERMINIO Sie begreifen nicht, dass ich den Räuber nur spielte, um Sie zu retten? CARLOTTA Wie? ERMINIO Nasoni wird Ihnen noch heute Ihr Wort zurückgeben, da er die Million verloren glaubt, die ich Ihnen sicher und treu bewahrte! CARLOTTA Ist s möglich? Sie riskierten, als Dieb verhaftet zu werden, - wagten Gefängnis. Verurteilung, - weil ERMINIO Weil ich - Sie liebe! ergreift Carlottas Hände; beide blicken sich zärtlich an. In dem Augenblick erscheinen rückwärts atemlos Benozzo und Massaccio und kommen mit Nasoni, Sora und Zenobia in den Vordergrund. BENOZZO, MASSACCIO Da sind wir! SORA, ZENOBIA Da sind sie! NASONI Was habt ihr? Redet! Sprecht! ERMINIO Was ist geschehn? CARLOTTA Was ist geschehn? SORA, ZENOBIA Was ist geschehn? BENOZZO zu Nasoni Ich habe einen Brief an Euch zu übergeben! NASONI Schon wieder? Von wem? So lass doch sehn! BENOZZO Von wem - das ist es eben! MASSACCIO Von wem - das ist es eben! BENOZZO Ein höchst verdächtiger Gesell stand plötzlich vor mir und sprach "Zum Podestà geh schnell mit diesem Papier!" MASSACCIO Mir gab den Beutel er und sagt "Nimm das noch dazu!" Und eh ich noch "von wem" gefragt, verschwand er im Nu! CARLOTTA, SORA, ZENOBIA. ERMINIO, NASONI Sehr seltsam, muss ich sagen! Was hat sich zugetragen, was wird da drinnen stehn? NASONI öffnet den Brief Gleich werden wir es sehn! liest; gesprochen "An das Standgericht! Müde der Verfolgung des genialen Podestà Nasoni räume ich Sizilien und kehre in meine ge- liebten Abruzzen zurück. Antonio Gasparone. Nachschrift Die zehntausend Zechinen für Sindulfo folgen anbei!" NASONI freudig nach dem Beutel greifend, den Massaccio hält Zehntausend Zechinen für meinen Sohn? steckt den Beutel ein Die bin ich meiner Gesundheit schuldig! ERMINIO, BENOZZO, MASSACCIO unter sich Er steckt sie ein; er hat sie schon! NASONI Doch Auskunft erwart mit Ungeduld ich wie steht es denn mit der Million? BENOZZO bestimmt Die nimmt er mit! NASONI schmerzlich, für sich O Infamie! Dann hat sie nichts! Adieu, Partie! entfernt sich ostentativ von Carlotta ERMINIO ihn betrachtend, zu Carlotta Wie ich es gedacht hab , wird s in Erfüllung gehn! ZENOBIA für sich, mit Bedauern Der Räuber geht, reist ab. Ich werd ihn nimmer wiedersehn! Der Räuber geht, reist ab. Ich werd ihn nimmer sehn, ha! CARLOTTA, SORA, ERMINIO, BENOZZO Der Räuber geht, reist ab. Sie wird ihn nimmer sehn, ha! NASONI, MASSACCIO Der Räuber geht, reist ab. Man wird ihn nicht mehr sehn, ha! CARLOTTA beglückt zu Erminio Bald kehrt das Glück mir neu zurück, o welche süsse Freud! Mein Herz durchbebt wie neu belebt der Liebe Seligkeit! Der Trug erliegt, die Wahrheit siegt, sie strahlt in reiner Pracht! Ich bin erwacht aus trüber Nacht, und hold die Zukunft lacht! Bald kehrt das Glück mir neu zurück, o welche süsse Freud! Mein Herz durchbebt wie neu belebt der Liebe Seligkeit! Der Trug erliegt, die Wahrheit siegt, sie strahlt in reiner Pracht! Ich bin erwacht aus trüber Nacht, und hold die Zukunft lacht! Ihm will ich vertrauen, ja, ihm nur allein! Sein Auge kann nimmer mich täuschen, ach nein! Der Plan, er gelingt, goldne Freiheit mir bringt. Doch halt! Auf der Hut! Dann endet alles gut! SORA, BENOZZO, MASSACCIO Mit viel Geschick und etwas Glück sind wir vom Ziel nicht weit. Was wir erstrebt, geheim gewebt, ist keine Kleinigkeit! Doch wenn sich s fügt. dass wir gesiegt, ein reicher Lohn uns lacht! Drum nicht bedacht, zu End gebracht! Bald endet seine Macht! Der Gräfin zu dienen, geloben wir treu! Gilt ihr es zu nützen, sind gern wir dabei, und, dass es gelingt, folgen wir unbedingt! Doch halt! Auf der Hut! Dann endet alles gut! ZENOBIA Der Galgenstrick kehrt nie zurück. Das tut mir innig leid! Was mich durchbebt, da er entschwebt, ist keine Kleinigkeit. Mein Herz erliegt, durchbohrt, besiegt von dieses Räubers Macht! Ach, manche Nacht hab ich durchwacht, hab nur an ihn gedacht! Ihn bessern, bekehren nur wollt ich allein. Das Schicksal entführt ihn, es sollte nicht sein. Der Schmerz in mir ringt, und das Herz pocht und springt! Doch halt! Auf der Hut! Wer weiss, wozu es gut! ERMINIO Bald kehrt das Glück mir neu zurück, o welche süsse Freud! Mein Herz durchbebt wie neu belebt der Liebe Seligkeit! Der Trug erliegt, die Wahrheit siegt, sie strahlt in reiner Pracht! Ich bin erwacht aus trüber Nacht, und hold die Zukunft lacht! Ja, mir darf sie vertrauen, ja, mir nur allein! Die Hoffnung, sie tauschet uns nimmer, ach nein! Der Plan, er gelingt, goldne Freiheit uns bringt. Doch halt! Auf der Hut! Dann endet alles gut! NASONI Das nenn ich Glück! Er zahlt zurück das Lösegeld mir heut . Doch es entschwebt, was ich erstrebt, die Million, mir weit! Doch unbesiegt kann ich vergnügt mich freuen meiner Macht. Ich hab es doch so weit gebracht, dass froh die Zukunft lacht! Ja, den Sohn ihr zu geben, das fällt mir nicht ein! Sie hat kein Vermögen, das geht nicht! Nein, nein! Das Wort, das mich zwingt, das ist null unbedingt! Doch halt! Nur recht auf der Hut! Dann endet alles gut! Dialog NASONI freudig Nun mag das Standgericht zusammentreten! Dieser kostbare Brief sagt mehr als alles! legt den Brief auf den Tisch SORA leise zu Benozzo und Massaccio Aber wenn Gasparone nie hier war, wie kann er dann fortgehen? BENOZZO, MASSACCIO leise Zucker und Kaffee! Sora, die sich mit beiden zurückzieht, deutet pantomimisch an, dass sie das nicht versteht. Im selben Moment tritt Luigi, von einem Diener gefolgt, rechts auf. LUIGI trägt ein Paket von der Grösse der Mappe, in der die Million enthalten war; in Papier gewickelt, verschnürt und versiegelt Hier, Erminio, das Paket! ERMINIO leise zu Nasoni Sie sollen noch kräftigere Belege für Ihre Rehabilitierung erhalten! Überreichen Sie der Gräfin dieses Paket! gibt Nasoni das Paket NASONI leise Was enthält es? ERMINIO leise Ein Hochzeitsgeschenk! NASONI leise Fällt mir nicht ein! Meinen Sohn kriegt sie nicht! ERMINIO leise Sie geben ihr also ihr Wort zurück? NASONI Ja! Und das gleich! will auf Carlotta, die abseits mit Zenobia steht, zugehen, im selben Moment Auftritt des Volkes Ah, das Standgericht! NEUNTE SZENE Die Vorigen, Sindulfo, das Standgericht (Oberst, Leutnant, ein Hauptmann, ein Sergeant, eine Abteilung Carabinieri), Volk (Frauen, Männer) Volk strömt von allen Seiten herbei. Die Offiziere werden von Nasoni begrüsst und gruppieren sich hinter die Tische. Die Carabinieri nehmen weiter hinten Stellung. SINDULFO nicht mehr in Trauerkleidung So, Papa, da bin ich! sieht Carlotta Oh, meine schöne Braut! will auf sie zugehen NASONI hält ihn zurück, leise Untersteh dich! Ich dreh dir den Kragen um, wenn du anders sprichst als ich! zu Carlotta Gräfin! Ich habe mir die Sache überlegt. Eine Million verlieren und meinen Sohn heiraten, wär zuviel Unglück auf einmal! Ich bitte Sie, mir mein Wort zurückgeben zu wollen! CARLOTTA Oh, mit Freuden! reicht Erminio freudig ihre Hand SINDULFO verblüfft Sie liebt mich also nicht? leise zu Nasoni Und gab doch Lösegeld für mich? NASONI leise Das habe ich im Sacke! SINDULFO leise zu Nasoni, freudig Du? NASONI feierlich Meine Herren Richter! Unserem Standrecht ist die Basis entzogen, Gasparone hat Sizilien verlassen! ALLE freudig Ah! OBERST blickt mit den anderen Offizieren in den ihm von Nasoni gereichten Brief Und was ist mit der geraubten Million geschehen? NASONI Die Million ist f… will "futsch" sagen ERMINIO laut, ihn unterbrechend Dank den Bemühungen des Herrn Podestà ist die Million zustande gebracht! nimmt rasch das Paket aus Nasonis Händen Und aus seinen Händen erhält Gräfin Carlotta ihr Geld zurück! gibt Carlotta das Paket NASONI in höchstem Grade verblüfft, halblaut zu Erminio Wie? Das Paket enthält die Million? ERMINIO Ja! NASONI verblüfft, halblaut zu Erminio Aber dann kann ja Sindulfo die Gräfin heiraten?! ERMINIO tritt zu Carlotta Wenn nicht ich sie heiraten würde! NASONI für sich Oh, oh ... düpiert! Könnt ich jetzt aus der Haut fahren - das wäre ich meiner Gesundheit schuldig! Nr. 16 - Schlussgesang CARLOTTA Gasparone scheint Bessrung zu zeigen was er stahl, ist nun wieder mein eigen! Gerne will ich dem Räuber verzeihn, ihm nur danke mein Glück ich allein! SORA Sein gefährlichster Streich ist gelungen, und der schönste Gewinn uns errungen! Drum soll alles der Freude sich weihn, in den Sang stimmet ein Hör doch die Töne, Estrella, man tanzt Tarantella! Berauschende Musik bringt mir der Liebe süsses Glück. Wem zuckt es nicht in den Füssen, die Nacht zu geniessen? Wer zaudert da noch lang, wenn hell das Tamburin erklang? Hör doch die Töne, Estrella, man tanzt Tarantella! Berauschende Musik bringt mir der Liebe süsses Glück. Wem zuckt es nicht in den Füssen, die Nacht zu geniessen? Wer widersteht dir lang, Zauberklang! CARLOTTA Ah, ah, ah, Zauberklang! EINIGE FRAUEN Wem zuckt es nicht in den Füssen, die Nacht zu geniessen? Wer widersteht dir lang, Zauberklang! FRAUEN, MÄNNER Lala, lala, lala, Zauberklang! Millöcker,Carl/Gasparone
https://w.atwiki.jp/oper/pages/1548.html
第三幕 [とある料理屋の特別室。背景左手にアルコーヴ、その中には寝台。アルコーヴはカーテンによって隠すことができ、そのカーテンは引いて開け閉めできる。中央左手には火の焚かれた暖炉。その上に鏡。前景左手には隣の部屋へ続く扉。暖炉の向かいには二人前の準備がされた食卓があり、その上には大きな複枝の燭台。中央背景には廊下に続く扉。その右隣にはカウンター。右手背景には盲窓(壁に描かれた窓)、右手前景には通りに面した窓。蝋燭の入れられた枝形燭台がカウンターの上、暖炉の上および壁沿いに。暖炉の上の燭台の蝋燭が一本ずつだけ燃えている。部屋は薄暗い。] [アンニナが喪中の女性に扮して立っている。ヴァルツァッキが彼女のヴェールを整え、服のあちこちを引っ張ってまっすぐにし、後ろに下がって彼女をじっくり眺め、隠しからクレヨンを取り出して彼女の目の周りに塗る。] [左手の扉がそろそろと開き、首が覗き、また消え、それから、全く怪しげでないという風ではないが、きちんとした身なりの老婆がするりと入ってきて、音もなく扉を開け、うやうやしくオクタヴィアンを中に入れる。オクタヴィアンは女物の服を着て、ボンネットをかぶり、市民階級の少女のように装っている。] [オクタヴィアンが老婆を従えて他の二人の方へ向かうと、ヴァルツァッキはすぐにその姿を認め、作業を中断してオクタヴィアンにお辞儀する。アンニナは直ちには扮装を見破れず、驚きを抑えることができず、それから深く跪く。オクタヴィアンは隠しの中に手を突っ込み(女性ではなく男性のする仕草で、するとフープスカートの下に男性の服をまとい、乗馬用長靴を拍車は付けずに履いているのが見える)、そしてヴァルツァッキに財布を投げて渡す。ヴァルツァッキとアンニナは彼の手に接吻し、アンニナは更にオクタヴィアンの襟元のネッカチーフをまっすぐに直す。] [五人の怪しげな風体の男が左手から慎重を期しながら入ってくる。ヴァルツァッキが彼らに合図をして待たせる。彼らは扉のそばに立つ。] [時計が半時を告げる。ヴァルツァッキが自分の時計を取り出し、オクタヴィアンにもう行くべき時であると示す。オクタヴィアンは慌ただしく左手に立ち去り、後から老婆が、彼の付き添い役として、付いていく。] [アンニナは鏡に向かい(すべて慎重に、音をひとつもたてないように)、再度身なりを整え、それからメモをひっぱり出し、そこに書かれた役割を覚えようとしているようである。] [ヴァルツァッキは怪しげな人々を前の方に連れて来つつ、一つ一つの動作ごとに最大限の注意を払う必要性があることを示す。怪しげな人々はつま先だって彼に従って中央に行く。ヴァルツァッキは彼らの一人に付いてくるよう指示する。音を立てないように、決して音を立てないように。彼を右手の壁際まで連れて行くと、食卓から遠くないところにある落とし戸を音なく開け、この男に中に下りていかせ、再び落とし戸を閉める。それから二人に合図して招き寄せ、彼らに先立って入り口の扉の脇まで忍び足で行き、頭を外に突き出し、誰も見ていないことを確かめると、二人を招き寄せ、彼らを外に出て行かせ、それから扉を閉め、残る二人を静かに隣の部屋に続く扉のもとまで連れていき、彼らを扉の後ろに押しこむ。アンニナに合図して招き寄せ、彼女と一緒に静かに左手に退出し、彼の後ろで扉が音なく閉まる。] [ヴァルツァッキはもう一度入ってきて、手を叩く。隠れ場所の男が床の上に半身を現す。同時に寝台の上やあちこちに頭が現れる。] [ヴァルツァッキの合図で、それらは現れた時と同様に突然見えなくなり、秘密の引き戸が音を立てずに閉まる。ヴァルツァッキは再度時計を見ると、後方に行き、入り口を開ける。それから点火具を引っ張り出すと、熱心に食卓の上の蝋燭に火をともす。] [給仕と給仕見習いが、蝋燭を点火するための二本の棒を持って走って来る。暖炉の上の灯り、カウンターの上の灯り、それから壁のたくさんの灯りに火をつける。彼らは入ってくるときに扉を開けっ放しにしているので、控えの間(背景)で舞踏音楽が演奏されているのが聞こえる。] [ヴァルツァッキは中央の扉へ急ぎ、恭しく観音開きのもう一方の扉も開き、お辞儀をしながら脇に飛び退く。] [オックス男爵が登場。腕には吊り包帯。オクタヴィアンを左手に従え、その更に後ろには小姓。男爵は部屋を点検する。オクタヴィアンは見回し、鏡のもとに走っていき、髪を整える。] [男爵は給仕と給仕見習いが更に多くの蝋燭を点そうとしているのに気づき、彼らにそのままにしておくように合図する。しかし彼らは熱心に作業していて気づかない。] 男爵 [いらいらして給仕見習いをその乗っている椅子から引きずり下ろし、彼のすぐそばにある火のついた蝋燭のいくつかを手で消す。ヴァルツァッキが男爵にそれとなくアルコーヴ、そしてカーテンの隙間から寝台を示す。] 宿屋の主人 [身分の高い客に挨拶をしようと、更に数人の給仕を引き連れてくる] 他に御命令はございますか、閣下? 給仕 灯りがもっとおいりでは? 宿屋の主人 もっと大きなお部屋が? 給仕 食卓の上にもっと銀食器がおいりでは? 男爵 [食卓の上からつかんで広げたナプキンで忙しく手の届く範囲の蝋燭を全て消して回る] 失せろ!この娘っ子をおかしくさせる気か! この音楽は何だ? [男爵は更に蝋燭を消す] そんなもの注文してないぞ。 宿屋の主人 もっと近くで聞こえるようにいたしましょうか?そちらの控えの間でターフェルムジークとして! 男爵 音楽は今あるところにおいておけ。 [食卓の後ろにある右手背後の窓に気づく] あれはいったいなんのための窓だ? 宿屋の主人 単なる盲窓ですよ。 [お辞儀] お食事をはじめてよろしいでしょうか? [五人の給仕全員が急いで立ち去ろうとする。] 男爵 まて、そのにたついてる奴らはなんだ? 給仕 [扉のもとで] 給仕を致します、閣下。 男爵 [身振りで拒絶する] 誰もいらない。 [彼らが立ち去らないので、怒りっぽく] さっさと失せろ!給仕は私の小姓がする。飲み物は自分で注ぐ。わかったか? [ヴァルツァッキが彼らに対して黙って閣下の意思を尊重するように合図する。全員、扉の外に押し出す。] 男爵 [更に何本か蝋燭を消す。壁の高いところで燃えているものも苦労しながら消す。] [ヴァルツァッキへ] 君は有能だね。君の助けで勘定を抑えることができたら、君にとっても儲けが出るぞ。ここはきっと馬鹿高いからな。 [ヴァルツァッキはお辞儀をしながら退場。] [オクタヴィアンはすでに支度を終えている。男爵は彼を食卓に導き、ふたりとも座る。カウンターの前にいる小姓が、密会がどうなるのか好奇心をむき出しにして眺め、カウンターからワインのカラフェをいくつか食卓の上に運ぶ。] [男爵が注ぐ。] [オクタヴィアンがちょっと飲む。] [男爵はオクタヴィアンの手に接吻する。] [オクタヴィアンは手を引っ込める。] [男爵は小姓に出ていくように合図する。何度も合図を繰り返すと、ようやく小姓は出て行く。] オクタヴィアン [自分のグラスを押し戻しながら] だめだめ、だめだめ!ワインは飲みません。 男爵 なんだって、嬢ちゃん、どうして?おばかさんしないで。 オクタヴィアン だめだめ、だめだめ、ここにはおられません。 [飛び上がり、立ち去りたいような素振りを見せる] 男爵 [左手で彼女を捕まえる] 君を見てると興奮しちゃうよ。 オクタヴィアン 何を考えているのかもうわかりました!ああ、なんて悪い殿様! 男爵 [大声で] なんとまあ!私の守護聖人に誓うよ。 オクタヴィアン [ひどく怯えて走り出し、間違えた風にして、出口のかわりにアルコーヴに向かい、カーテンを引き開けて、寝台を発見する。] イエス様、マリア様、中に寝台がある、すんげえどでかいやつが。[オクタヴィアンは過度に驚いた状態になり、すっかり狼狽してつま先立ちで戻ってくる。] いったいぜんたい、誰があそこに寝るの? 男爵 [彼を食卓へ連れ戻す] それはそのうちわかるからね。今はいらっしゃい。ちゃんと座ってね。すぐに誰かが食べ物を持ってくるからね。お腹はすいていない? [男爵は彼女の腰のまわりに手を回す] オクタヴィアン [思い焦がれるような目線を男爵へ投げかける] ああ悲しい!あなたがお婿さんだなんて! [彼を押しやりながら] 男爵 ああ、そのつまらない話はともかくおいておこう!だって君の前にいるのはカヴァリエであって、せっけん屋なんかじゃないんだよ。カヴァリエは自分に似つかわしくないものはすべて、あっちの外、扉の前においてくるものなのだ。 ここに座っているのは婿でもなければ小間使いでもない。ここにいるのは恋をしている男がその世にも美しい恋人と晩餐をとらんとしているのだよ。 [彼を引き寄せる] オクタヴィアン [なまめかしく安楽椅子にもたれかかり、目を半開きにする] 男爵 [立ち上がる。一回目の接吻の機会がやってきたようだ。彼の顔が相手の顔の間際に近づくと、突然オクタヴィアンと似ているということが頭をよぎる。後ろに飛びのき、無意識に傷ついた腕に手を伸ばす。] 同じ顔だ!いまいましい小僧め!起きている時も夢のなかにもついてきやがる! オクタヴィアン [目を開き、彼を大胆かつなまめかしく見つめる] なんのことを言ってるの? 男爵 あんたがある奴に似て見えるんだ、ある忌まわしい奴にね! オクタヴィアン まさか!そんなこと聞いたこともねえ! 男爵 [もう一度相手が小間使いであることを確認し、なんとか微笑みを作るが、ショックが体から完全には抜けきっていない。空気を吸わなければならず、接吻はお預けのままとなる。] [落とし戸の下にいる男が早まって扉を開け、姿を現す。] オクタヴィアン [彼と向い合う位置に座るオクタヴィアンは、隠れるように一生懸命合図を送り、男はすぐに身を隠す。] 男爵 [不愉快な気持ちを振り払おうとしていた男爵は、二三歩動き、背後から彼女を抱きしめて口づけしようとするが、ちょうどその時、件の男を目にする。度肝を抜かれ、そちらを指す。] オクタヴィアン [何をしているのかわからない風を装って] どうなさったの? 男爵 [人影が消えた箇所を指す] あれはいったいなんだったんだ?あれを見なかったかい? オクタヴィアン あそこにはなあんもないよ! 男爵 あそこにはなにもない? [再び彼の顔を不安そうにじろじろと見る] そうか?そしてここにもなにもない? [彼の顔の上を手で撫でる] オクタヴィアン これは私の顔よ。 男爵 [深く息を吐き、ワインを一杯注ぐ。] これは君の顔…そしてあそこにはなにもない…私はどうやらうっ血しているようだ。 [どっさりと座り、不安な様子を見せる] [扉が開き、外からまた音楽が聞こえてくる。小姓が来て給仕する。] オクタヴィアン [とても柔和に] なんてきれいな音楽! 男爵 [再び大声で] 私のお気に入りの曲だよ、知っているのかい? オクタヴィアン [音楽に耳を澄ます] 泣けてくるわ。 男爵 なんだって? オクタヴィアン あんまりきれいなんだもの。 男爵 なんだって?泣ける?悪くないよ。音楽が血の中に入ってくれば、すごく楽しくなるはずさ。 [感傷的に] さあ感じてきた [男爵は小姓に席をはずすように合図する。小姓はぐずぐずしながら扉から出ていく。] 最後には、ここに感じるよ、君は私に望むことをなんでも自由にできるということを。望む限りのことを私から。 [小姓がもう一度扉を開け、むき出しの好奇心で中を覗き、男爵の再度の激しい合図でようやく完全に姿を消す] オクタヴィアン [後ろに寄りかかり、独り言を言うように、極端に悲しみにくれて] どっちみち同じなのよ、どっちみち同じなのよ、心がどんなに強く求めたって、 [この間、男爵は彼の手をつかむ] 結局すべて無駄なのだわ。 男爵 [手が離れるのに任せる] えい、なんでだい?十分にとてもやりがいのあることだよ。 [オクタヴィアンは男爵に思い焦がれるような眼差しを投げかける] オクタヴィアン [継続して憂鬱そうに] 時が過ぎ去り、風が吹き去るように、あたしたちもすぐにふたりとも消え去ってしまうの。人は実際 [男爵に思い焦がれるような眼差しを向け] まったく無力なのだから。誰もあたしたちが死んでも泣きもしないわ、あなたのためにも、あたしのためにも。 男爵 ワインを飲むといつもこうなるのかい?それは服が君の胸を締め付けてるからに違いないよ。 オクタヴィアン [目を閉じて返事をしない。] 男爵 [立ち上がり胴衣の紐を解こうとする。] 私も少し楽にしよう、 ちょっと暑いしな。 [すぐに決然とかつらを外し、置いておく場所を探す。そうするうちにアルコーヴの中に顔が一つ現れ、こちらをじっと見つめているのに気づく。顔はすぐにまた消える。男爵は「うっ血だ」と自分に言い聞かせ、恐怖を振り払うが、額の汗を拭わずにはいられない。小間使いをもう一度見ると、手足をだらんとしてじっと座り、人の言いなりにならんとしている。これほどよいことはない。彼はそっと彼女に近づくが、すると再びオクタヴィアンの顔が彼自身の顔のすぐそばにあることに気づき、再び飛び退く。マリアンデルはほとんど動かない。男爵は再び恐怖を払いのけ、無理やり快活そうな表情を取り戻すが、再び異様な姿の頭が一つ、壁からこちらを見つめているのが目に留まる。今や極度の恐怖に駆られ、彼ははっきりとしない叫び声をあげ、卓上の呼び鈴を取り上げ、激しく振り鳴らす。] あそこにもあそこにもあそこにもあそこにも…… [盲窓と思われていた窓が突然開く。黒い喪服に身を包んだアンニナが現れ、腕を付き出して男爵を指す。] 男爵 [恐怖で我を忘れて] あそこにもあそこにもあそこにも、あそこ、あそこ、あそこ! [自分の背後を守ろうとする] アンニナ あれが彼です!あれが私の夫です!あれです、あれです! [消える] 男爵 [不安でいっぱいになって] あれはなんだ? オクタヴィアン この部屋は魔法にかけられてるわ! [十字を切る] アンニナ [アンニナ、次いで策士(ヴァルツァッキ)が彼女を抑えようとしているふりをしながら、次いで宿屋の主人と三人の給仕が、中央の扉から勢いよく入ってくる。アンニナはボヘミア地方のドイツ語のアクセントを操りつつ、教育のある話し方をする。] あれが私の夫です!彼は私だけのものです。神が私の証人です、あなた方が私の証人です!裁きを!お上よ!女帝により彼は私の元へ戻されるべきなのです! 男爵 [宿屋の主人へ] この女は私に何を求めているのかね、ご主人?あそこの人は何を求めてるのかね?あいつとあいつとあいつは? [あらゆる方向を指差す] あんたのとこの神に呪われた特別室には悪魔が出入りしているようだ! アンニナ 私を否認するつもりなんだわ、ああ!私のことなんて何も知らない振りをするんだわ! 男爵 [頭に冷たい湿布を載せ、左手でそれをしっかり押さえながら、給仕のすぐそばに行き、それから主人、最後にアンニナのそばに行き、非常に厳しい目で彼らをじろじろと見て、彼らの実体を明らかにしようとする。] 生きている! [湿布を投げ捨てる。とてもはっきりと] 私は、神に誓って、この女を見たこともない! [宿屋の主人へ] 私の前を片付けて、給仕を終えなさい!あんたの酒場には金輪際来ないぞ! アンニナ [初めてその場にオクタヴィアンがいることに気付いた風に] ああ!私が聞いたことは本当だったのね。あなたが再び結婚すると言うのは。卑劣な人、二人目の無垢な女の子と。私もまさにそうだったわ。 宿屋の主人と3人の給仕 [驚く] おお!おお!閣下! 男爵 私は担がれているのか?なんてこった! [左手で隣に立っているヴァルツァッキを激しく揺さぶる] 私はフォン・レルヒェナウ男爵だよな、違うのか?私は私なのか? [素早く灯りを指さす] あれは蝋燭か? [ナプキンを空中で振り回す] これはナプキンか? アンニナ そうそう、あなたがそう。そしてあなたがそうであるのと同様に、私もそうなの。そしてあなたは私がはっきりと分かるでしょう、 レオポルト、レオポルト、よく考えてみて。アントーン・フォン・レルヒェナウ、あちらの上にまします神がおまえの立場を正してくださいます…[初めは激しい驚きのあまり、言葉に詰まってしまうが、すぐに落ち着く。] 男爵 [取り乱してアンニナを見つめる] どうも見たことあるようだぞ。 [再びオクタヴィアンを見る] 誰もが2つ顔を持っているようだ! 宿屋の主人 かわいそうな奥様、かわいそうな男爵夫人! 4人の子供 [10歳から4歳の間。慌てて飛び込んできて男爵に駆け寄る。] パパ、パパ、パパ!パパ!パパ!パパ! アンニナ あなたの血を引く者の声をお聞きなさい!子供たち、あの人に手を差し伸べなさい! 給仕 かわいそうな男爵夫人! 男爵 [怒り狂ってナプキンを卓上からもぎとり、それで子供たちを打つ。主人へ] 私の前から彼らをどけなさい、あいつも、そいつも、そいつも、そいつも! [あらゆる方角を指す] オクタヴィアン [ヴァルツァッキへ] ファニナルを呼びにすでに誰か行っているのか? ヴァルツァッキ [静かに] 始まってすぐに。すぐにこの場に来るはずです。 宿屋の主人 [男爵の背後で] お許しを、あまり遠くまで行かれないほうが。あまりよろしくない結果にあわれかねませんぞ。ひどく悪いことにも! 男爵 なに?あそこのあの調度のせいで痛い目にあうと?触ってもないぞ、火箸ですら触ってない。 アンニナ [大声で叫ぶ] 宿屋の主人 重婚はまったくもってお遊びじゃありません、重大犯罪ですぞ。 ヴァルツァッキ [男爵へ、静かに] 閣下に慎重になられるようご忠告申し上げます。風紀警察はあまり寛大ではありませんから。 男爵 重婚?風紀警察? [子供たちの声色をまねて] パパ、パパ! [絶望したかのように頭を抱え、それから怒り狂って] この葬式行列を叩き出せ!誰だと?なんだと?追い出さない?何?警察だ!この無礼者は呼びたくないとな?このならず者どもはみんなぐるなのか?ここはフランスなのか?ここはクルツ(ハンガリーの反乱兵)の支配下なのか?それとも帝国の首都なのか? [道に面した窓を開ける] 警察!こっちだ、警察!ここの秩序を正してくれ、身分ある者が助けを必要としているんだ。 [道から警察を呼ぶ大きな呼び声が聞こえてくる] 宿屋の主人 [嘆いて] 私の評判の宿が!私の宿でこんなことがあろうとは! 4人の子供 [わめいて] パパ、パパ、パパ! DRITTER AUFZUG Ein Extrazimmer in einem Gasthaus. Im Hintergrunde links ein Alkoven, darin ein Bett. Der Alkoven durch einen Vorhang verschließbar, der sich auf- und zuziehen läßt. Mitte links ein Kamin mit Feuer darin. Darüber ein Spiegel. Vorn links Tür ins Nebenzimmer. Gegenüber dem Kamin steht ein für zwei Personen gedeckter Tisch, auf diesem ein großer, vielarmiger Leuchter. In der Mitte rückwärts Tür auf den Korridor. Daneben rechts ein Buffet. Rechts rückwärts ein blindes Fenster, vorn rechts ein Fenster auf die Gaße. Armleuchter mit Kerzen auf dem Buffet, auf dem Kamin, sowie an den Wänden. Es brennt nur je eine Kerze in den Leuchtern auf dem Kamin. Das Zimmer halbdunkel. Annina steht da, als Dame in Trauer gekleidet. Valzacchi richtet ihr den Schleier, zupft da und dort das Kleid zurecht, tritt zurück, mustert sie, zieht einen Craon aus der Tasche, untermalt ihr die Augen. Die Tür links wird vorsichtig geöffnet, ein Kopf erscheint, verschwindet wieder,-- dann kommt eine nicht ganz unbedenklich außehende, aber ehrbar gekleidete Alte hereingeschlüpft, öffnet lautlos die Tür und läßt respektvoll Octavian eintreten, in Frauenkleidern, mit einem Häubchen, wie es die Bürgermädchen tragen. Octavian, hinter ihm die Alte, gehen auf die beiden anderen zu, werden sogleich von Valzacchi bemerkt, der in seiner Arbeit innehält und sich vor Octavian verneigt. Annina erkennt nicht sofort den Verkleideten, sie kann sich vor Staunen nicht faßen, knickst dann tief. Octavian greift in die Tasche, (nicht wie eine Dame, sondern wie ein Herr, und man sieht, daß er unter dem Reifrock Männerkleider und Reitstiefel anhat, aber ohne Sporen) und wirft Valzacchi eine Börse zu. Valzacchi und Annina küßen ihm die Hände, Annina richtet noch an Octavians Brusttuch. Es treten auf fünf verdächtige Herren unter Vorsichtsmaßregeln von links. Valzacchi bedeutet sie mit einem Wink, zu warten. Sie stehen nahe der Tür. Eine Uhr schlägt halb. Valzacchi zieht seine Uhr, zeigt Octavian es ist hohe Zeit. Octavian geht eilig links ab, gefolgt von der Alten, die als seine Begleiterin fungiert. Annina geht zum Spiegel (alles mit Vorsicht, jedes Geräusch vermeidend), arrangiert sich noch, zieht dann einen Zettel hervor, woraus sie ihre Rolle zu lernen scheint. Valzacchi nimmt die Verdächtigen nach vorn, indem er mit jeder Gebärde die Notwendigkeit höchster Vorsicht andeutet. Die Verdächtigen folgen ihm auf den Zehen nach der Mitte. Er bedeutet ihrer einem, ihm zu folgen lautlos, ganz lautlos. Führt ihn an die Wand rechts, öffnet lautlos eine Falltür unfern des gedeckten Tisches, läßt den Mann hinabsteigen, schließt wieder die Falltür. Dann winkt er zwei zu sich, schleicht ihnen voraus bis an die Eingangstür, steckt den Kopf heraus, vergewißert sich, daß niemand zusieht, winkt die zwei zu sich, läßt sie dort hinaus, dann schließt er die Tür, führt die beiden letzten leise an die Türe zum Nebenzimmer voran, schiebt sie hinaus. Winkt Annina zu sich, geht mit ihr leise links ab, die Tür lautlos hinter sich schließend. Er kommt wieder herein, klatscht in die Hände. Der eine Versteckte hebt sich mit halbem Leib aus dem Boden hervor. Zugleich erscheinen über dem Bett und an andern Stellen Köpfe. Auf Valzacchis Wink verschwinden dieselben ebenso plötzlich, die geheimen Schiebetüren schließen sich ohne Geräusch. Valzacchi sieht abermals nach der Uhr, geht nach rückwärts, öffnet die Eingangstür. Dann zieht er ein Feuerzeug hervor und beginnt eifrig, die Kerzen auf dem Tisch anzuzünden. Ein Kellner und ein Kellnerjunge kommen gelaufen mit zwei Stöcken zum Kerzen anzünden. Entzünden die Lichter auf dem Kamin, auf dem Buffet, dann die zahlreichen Wandarme. Sie haben die Tür hinter sich offen gelaßen, man hört aus dem Vorsaal (im Hintergrunde) Tanzmusik spielen. Valzacchi eilt zur Mitteltür, öffnet dienstbeflißen auch den zweiten Flügel, springt unter Verneigung zur Seite. Baron Ochs erscheint, den Arm in der Schlinge, Octavian an der Linken führend, hinter ihm der Leiblakai. Baron mustert den Raum. Octavian sieht herum, läuft an den Spiegel, richtet sein Haar. Baron bemerkt den Kellner und Kellnerjungen, die noch mehr Kerzen anzünden wollen, winkt ihnen, sie sollten es sein laßen. In ihrem Eifer bemerken sie es nicht. BARON ungeduldig, reißt den Kellnerjungen vom Stuhl, auf den er gestiegen war, löscht einige ihm zunächst brennende Kerzen mit der Hand aus. Valzacchi zeigt dem Baron diskret den Alkoven, und durch eine Spalte des Vorhanges das Bett. WIRT mit noch mehreren Kellnern eilt herbei, den vornehmen Gast zu begrüßen. Hab’n Euer Gnaden noch weitre Befehle? KELLNER Befehl’n mehr Lichter? WIRT Ein größeres Zimmer? KELLNER Befehl’n mehr Silber auf dem Tisch? BARON eifrig beschäftigt mit einer Serviette, die er vom Tisch genommen und entfaltet hat, alle ihm erreichbaren Kerzen auszulöschen. Verschwindt’s! Macht mir das Madel net verruckt! Was will die Musi? Baron löscht weitere Kerzen aus Hab’ sie nicht bestellt. WIRT Schaffen vielleicht, daß man sie näher hört? Im Vorsaal da als Tafelmusi! BARON Laß Er die Musi, wo sie ist. bemerkt das Fenster rechts rückwärts im Rücken des gedeckten Tisches. Was ist das für ein Fenster da? WIRT Ein blindes Fenster nur. verneigt sich Darf aufgetragen werd’n? Alle fünf Kellner wollen abeilen. BARON Halt, was woll’n die Maikäfer da? KELLNER an der Tür Servier’n, Euer Gnaden. BARON winkt ab Brauch Niemand nicht. als sie nicht gehen, heftig Packt’s Euch! Servieren wird mein Kammerdiener da einschenken tu ich selber. Versteht Er? Valzacchi bedeutet sie, den Willen Seiner Gnaden wortlos zu respektieren. Schiebt alle zur Tür hinaus. BARON löscht auf’s neue eine Anzahl Kerzen aus, darunter mit einiger Mühe die hoch an der Wand brennenden. zu Valzacchi Er ist ein braver Kerl. Wenn Er mir hilft, die Rechnung runterdrucken, dann fallt was ab für Ihn. Kost’ sicher hier ein Martergeld. Valzacchi unter Verneigung ab. Octavian ist nun fertig. Baron führt ihn zu Tisch, sie setzen sich. Der Lakai am Buffet sieht mit unverschämter Neugierde der Entwicklung des tête à tête entgegen, stellt Karaffen mit Wein vom Buffet auf den Eßtisch. Baron schenkt ein. Octavian nippt. Baron küßt Octavian die Hand. Octavian entzieht ihm die Hand. Baron winkt den Lakaien abzugehen; muß es mehrmals wiederholen, bis die Lakaien endlich gehen. OCTAVIAN schiebt sein Glas zurück Nein, nein, nein, nein! I trink kein Wein. BARON Geh, Herzerl, Was denn? Mach doch keine Faxen. OCTAVIAN Nein, nein, nein, nein, i bleib net da. springt auf, tut, als ob er fort wollte BARON packt sie mit seiner Linken Sie macht mich deschparat. OCTAVIAN Ich weiß schon, was Sie glaub’n! Oh, Sie schlimmer Herr! BARON sehr laut Saperdipix! Ich schwör bei meinem Schutzpatron. OCTAVIAN tut sehr erschrocken, läuft, als ob er sich irrte, statt zur Ausgangstür gegen den Alkoven, reißt den Vorhang auseinander, erblickt das Bett. Jesus Maria, steht a Bett drin, a mordsmäßig großes. Octavian gerät in übermäßiges Staunen, kommt ganz betroffen auf den Zehen zurück. Ja mei, wer schlaft denn da? BARON führt ihn zurück an den Tisch Das wird Sie schon sehn. Jetzt komm Sie. Setz’ Sie sich schön. Kommt gleich wer mit’n Eßen. Hat Sie denn keinen Hunger nicht? Baron legt ihr die Hand um die Taille OCTAVIAN wirft dem Baron schmachtende Blicke zu O weh! wo Sie doch ein Bräutgam tun sein! wehrt ihn ab BARON Ach, laß Sie schon einmal das fade Wort! Sie hat doch einen Kavalier vor sich und keinen Seifensieder ein Kavalier läßt alles, was ihm nicht konveniert, da draußen vor der Tür. Hier sitzt kein Bräutigam und keine Kammerjungfer nicht hier sitzt mit seiner Allerschönsten ein Verliebter beim Souper. zieht ihn an sich OCTAVIAN lehnt sich kokett in den Sessel zurück, mit halbgeschlossenen Augen. BARON erhebt sich, der Moment für den ersten Kuß scheint ihm gekommen. Wie sein Gesicht dem der Partnerin ganz nahe ist, durchzuckt ihn jäh die Ähnlichkeit mit Octavian. Er fährt zurück und greift unwillkürlich nach dem verwundeten Arm. Ist ein Gesicht! Verfluchter Bub! Verfolgt mich also wacher und im Traum! OCTAVIAN öffnet die Augen und blickt ihn frech und kokett an Was meint Er denn? BARON Siehst einem ähnlich, einem gottverfluchten Kerl! OCTAVIAN Ach geh! Das hab’ i no net g’hört! BARON nun wieder versichert, daß es die Zofe ist, zwingt sich zu einem Lächeln, aber der Schreck ist ihm nicht ganz aus den Gliedern. Er muß Luft schöpfen, und der Kuß bleibt aufgeschoben. Der Mann unter der Falltür öffnet zu früh und kommt zum Vorschein. OCTAVIAN der ihm gegenübersitzt, winkt ihm eifrig, zu verschwinden, der Mann verschwindet sofort. BARON Baron, der, um den unangenehmen Eindruck von sich abzuschütteln, ein paar Schritte getan hat und sie von rückwärts umschlingen und küssen will, sieht grade noch den Mann. Er erschrickt heftig, zeigt hin. OCTAVIAN als verstünde er nicht Was ist mit Ihm? BARON auf die Stelle deutend, wo die Erscheinung verschwunden ist. Was war denn das? Hat Sie den nicht gesehn? OCTAVIAN Da is ja nix! BARON Da is nix? nun wieder ihr Gesicht angstvoll musternd. So? Und da is auch nix? fährt mit der Hand über ihr Gesicht OCTAVIAN Da is mei G’sicht. BARON atmet schwer, schenkt sich ein Glas Wein ein. Da is Ihr G’sicht - und da is nix - mir scheint, ich hab die Congestion. setzt sich schwer, es ist ihm ängstlich zu Mute. Die Tür geht auf, man hört draußen wieder die Musik. Der Lakai kommt und serviert. OCTAVIAN sehr weich Die schöne Musi! BARON wieder sehr laut Is mei Leiblied, weiß Sie das? OCTAVIAN horcht auf die Musik Da muß ma weinen. BARON Was? OCTAVIAN Weil’s gar so schön is. BARON Was? weinen? Wär nicht schlecht. Kreuzlustig muß Sie sein, die Musi geht in’s Blut. sentimental G’spürt Sie’s jetzt Baron winkt dem Lakaien, abzugehen. Der Lakai geht zögernd ab. auf die letzt, g’spürt Sie’s dahier, daß Sie aus mir machen kann alles frei was Sie nur will. Aus mir was Sie nur will. Der Lakai öffnet nochmals die Tür, schaut mit frecher Neugierde herein und verschwindet erst auf einen neuen heftigen Wink des Barons gänzlich. OCTAVIAN zurückgelehnt, wie zu sich selbst sprechend, mit unmäßiger Traurigkeit Es is ja eh als eins, es is ja eh als eins, was ein Herz noch so gach begehrt, indeß der Baron ihre Hand faßt geh es is ja all’s net drumi wert. BARON läßt ihre Hand fahren Ei wie denn? Is sehr wohl der Müh’ wert. Octavian wirft dem Baron schmachtende Blicke zu. OCTAVIAN immer gleich melancholisch Wie die Stund’ hingeht, wie der Wind verweht, so sind wir bald alle zwei dahin. Menschen sin’ ma halt, schmachtender Blick nach dem Baron richtn’s nicht mit G’walt. Weint uns niemand nach, net Dir net und net mir. BARON Macht Sie der Wein leicht immer so? Is ganz g’wiß Ihr Mieder, das auf’s Herzerl Ihr druckt. OCTAVIAN mit geschlossenen Augen, gibt keine Antwort. BARON steht auf und will ihr das Mieder aufschnüren. Jetzt wird’s frei mir a bisserl heiß. Schnell entschlossen nimmt er seine Perücke ab und sucht sich einen Platz, sie abzulegen. Indem erblickt er ein Gesicht, das sich wieder im Alkoven zeigt und ihn anstarrt. Das Gesicht verschwindet gleich wieder. Er sagt sich Congestionen und verscheucht den Schrecken, muß sich aber doch die Stirne abwischen. Sieht nun wieder die Zofe, willenlos wie mit gelösten Gliedern dasitzen. Das ist stärker als alles und er nähert sich ihr zärtlich, da meint er wieder das Gesicht Octavians ganz nahe dem seinigen zu erkennen und er fährt abermals zurück. Mariandl rührt sich kaum. Abermals verscheucht der Baron sich den Schreck, zwingt Munterkeit in sein Gesicht zurück, da fällt sein Auge abermals auf einen fremden Kopf, welcher aus der Wand hervorstarrt. Nun ist er maßlos geängstigt, er schreit dumpf auf, ergreift die Tischglocke und schwingt sie wie rasend. Da und da und da und da.... Plötzlich springt das angeblich blinde Fenster auf. Annina in schwarzer Trauerkleidung erscheint und zeigt mit ausgestreckten Armen auf den Baron. BARON außer sich vor Angst Da und da und da und da, da, da! sucht sich den Rücken zu decken ANNINA Er ist es! Es ist mein Mann! Er ist’s, er ist’s. verschwindet BARON angstvoll Was ist denn das? OCTAVIAN Das Zimmer ist verhext! schlägt ein Kreuz ANNINA gefolgt von dem Intriganten, der sie scheinbar abzuhalten sucht, vom Wirt und drei Kellnern, stürzt zur Mitteltür herein. Sie bedient sich des böhmisch deutschen Akzents, aber gebildeter Sprechweise. Es ist mein Mann! Ich leg’ Beschlag auf ihn. Gott ist mein Zeuge, Sie sind meine Zeugen! Gericht! Hohe Obrigkeit! Die Kaiserin muß ihn mir wieder geben! BARON zum Wirt Was will das Weibsbild da von mir, Herr Wirt? Was will der dort und der und der und der? zeigt nach allen Richtungen Der Teufel frequentier sein gottverfluchtes Extrazimmer! ANNINA Er wagt, mich zu verleugnen, ah! Tut, als ob er mich nicht täte kennen! BARON hat sich eine kalte Kompresse auf den Kopf gelegt, hält sie mit der Linken fest, geht dann dicht auf die Kellner, den Wirt, zuletzt auf Annina zu, mustert sie ganz scharf, um sich über ihre Realität klar zu werden. Ist auch lebendig! wirft die Kompresse weg. sehr bestimmt Ich hab’, wahrhaftigen Gott, das Möbel nie gesehn! zum Wirt Debarassier Er mich und laß Er fortserviern! I hab’ sein Beisl heut zum letzten Mal betreten! ANNINA als entdeckte sie jetzt erst die Gegenwart Octavians Ah! es ist wahr, was mir berichtet wurde, Er will ein zweites Mal heiraten, der Infame, ein zweites unschuldiges Mädchen, so wie ich es war. WIRT und Die 3 KELLNER erschrocken Oh! Oh! Euer Gnaden! BARON Bin ich in einem Narrnturm? Kreuzelement! schüttelt kräftig mit der Linken Valzacchi, der ihm am nächsten steht Bin ich der Baron von Lerchenau, oder bin ich es nicht? Bin ich bei mir? fährt mit dem Finger ins Licht Is das ein Kerz’l, schlägt mit der Serviette durch die Luft is das ein Serviett’l? ANNINA Ja, ja, du bist es, und so wahr als du es bist, bin ich es auch, und du erkennst mich wohl, Leupold, Leupold, bedenk Anton von Lerchenau, dort oben richtet dich ein Höherer.... erschrickt zuerst heftig, daß sie in ihrer Anrede unterbrochen wird, faßt sich aber schnell BARON starrt Annina fassungslos an Kommt mir bekannt vor. sieht wieder auf Octavian Hab’n doppelte Gesichter alle mit einander! WIRT Die arme Frau, die arme Frau Baronin! VIER KINDER zwischen zehn und vier Jahren. stürzen zu früh herein und auf den Baron zu Papa, Papa, Papa! Papa! Papa! Papa! ANNINA Hörst du die Stimme deines Blutes! Kinder, hebt die Hände auf zu ihm! KELLNER Die arme Frau Baronin! BARON schlägt wütend mit einer Serviette, die er vom Tisch reißt, nach ihnen. zum Wirt Debarassier Er mich von denen da, von der, von dem, von dem, von dem! zeigt nach allen Richtungen. OCTAVIAN zu Valzacchi Ist gleich wer fort, den Faninal zu holen? VALZACCHI leise Sogleich im Anfang. Wird sogleich zur Stelle sein. WIRT im Rücken des Barons Halten zu Gnaden, gehn nit zu weit, könnten recht böse Folgen g’spürn. Bitterböse! BARON Was? Ich was g’spürn von dem Möbel da? Hab’s nie nicht ang’rührt, nicht mit der Feuerzang. ANNINA schreit laut auf WIRT Die Bigamie ist halt kein G’spaß, is ein Kapitalverbrechen. VALZACCHI zum Baron; leise Ik rat Euer Gnaden, sein vorsiktig. Die Sittenpolizei sein gar nit tolerant. BARON Die Bigamie? Die Sittenpolizei? Die Stimme der Kinder nachahmend Papa, Papa! greift sich wie verloren an den Kopf, dann wütend Schmeiß Er hinaus das Trauerpferd! Wer? Was? Er will nicht? Was? Polizei! Die Lack’ln wollen nicht? Spielt das Gelichter leicht All’s unter einem Leder? Sein wir in Frankreich? Sein wir unter Kurutzen? Oder in kaiserlicher Hauptstadt? er reißt das Gassenfenster auf Polizei! Herauf da, Polizei! Gilt Ordnung herzustellen und einer Standsperson zu Hilf zu eilen. Man hört auf der Straße laute Rufe nach der Polizei WIRT jammernd Mein renommiertes Haus! Daß muß mein Haus erleben! VIER KINDER plärrend Papa, Papa, Papa! この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@mmnakai Strauss,Richard/Der Rosenkavalier/III-2+
https://w.atwiki.jp/oper/pages/1858.html
第1幕 アルヴィアーノ・サルヴァーゴの館の天井の高い大広間。午前。 第1場 アルヴィアーノ、グイドバルド、メナルド、ミケロット、ゴンザルヴォ、ユリアン、パオロ。 アルヴィアーノ 30歳くらいの醜い男、背が曲がり、ぎょろ目で、早口に。 やめろ! もういい! もう何も聞きたくない! 気分が悪くなる ひどい話だ! しかし、もともと思いついたのはこのボクだ、 夜な夜な考えをめぐらせた 夜な夜な、ああ! 君たちには想像できないだろう! 君たちには遊びにすぎない 刺激のきいた遊び、でなけりゃ何だ 人生というやつは 君たちには喜んで与えてくれるのに。 でもボクには! 渇望してボクには! ボクは様々な苦悩に 嘲られ、つきまとわれ、苛まれ 憔悴しているのに、ああ 短く、鋭く 畜生、なぜ自然は この醜悪な顔、 このコブのある背中を持ったボクに、 これほどの感情、これほどの情熱を与えたのか メナルド 囁くように お願いだから、静かに! 秩序の番人(おまわり)が起きている 野心たっぷりで。 ドアの向こうで聞き耳を立てているのは 買収された、召使たち。 庭に隠れているのは 権力の手先たち ゴンザルヴォ 大げさすぎるよ、君は。 余りに小心翼々とするのも 確かによくない。 メナルド ボクたちは、田舎娘や 女中や、町人の娘や 商売女では満足しない、 ボクたちは一番優雅で 一番美しいのを探し出す それがボクたちの趣味というものだ パオロ 何週間か前に 君がボクたちに言った あのスローガンはなんていってる? “一番の美女は一番の強者の獲物! 地上のあらゆる栄華は 精神の力に 屈する、そして 征服する者の栄光は ただ目をくらますだけの煌めきよりも、 いっそう明るく輝き、 より深く、傷つけながら、 魂の奥に入り込む!” 全員 口々に まさにその通り! 君はそう言った。 だが、それ以降は? 自分が創ったものを、 君は避けてる!ボクたちから逃げてる! あの秘密の饗宴に君はまだ 一度も姿を見せていない! ゴンザルヴォ それは娘をさらわれた父親たちが 絶望しているからか メナルド そして母親たちが 悲嘆にくれてすすり泣いているからか! グイドバルド 考えるな、 さらわれた美女たちが ゴンザルヴォ ボクらを恨んでいるなどと! ミケロット 昨日、アリッサは、 あの小柄なユダヤ娘は 何て目をしたことか! あのビパレッロの 魅力的な娘は ユリアン あの詩人の娘、実に 彼女は愛らしい! 全員 口々に、我を忘れて 毎日の生活に疲れ果てた 恋人の腕から ボクたちは彼女を奪い取る! 愛の技巧に 未熟な夫に、 “理解されない”女は 涙を流したりはしない! 狭い部屋から 松明に照らされ 芳香のただよう 広い神秘の場所に! おとぎ話がすべて現実になる! 夜ごと口に出さずにいた夢が 慄きから生まれた オリエントの夢が すべて叶うのだ! どの女も口には出さず、 待ち焦がれていた夢が突然 現実になったのだ! アルヴィアーノ 圧倒されて、少し自嘲的に、辛辣な表現で その通り、その通り! それには納得できる。 しかしながら、ひとつ 済まないが、気にそぐわない、 いつも君たちの話すのは 自分たちのこと、自分たちのことばかり 君たちは見かけがよく、優雅さも 持ち合わせている、そしてボクのことは、 この不具者のことは忘れている。 君たちの望む通りに そいつが饗宴に行ったら、 君たちを不快にしてしまう 快楽の代わりに 戦慄が入り込んでくる! パオロ 買いかぶりすぎだよ、君は ボクにはそう思える 女たちの美的感覚はすごい。 アルヴィアーノ 自制して 春の夜のことだった。 開け放たれた窓から むせかえるような魔力が 舞い込んできた、重苦しくて くらくらするような花の香り。 ボクは、熱に浮かされて 外に出ずにはいられなかった 寂しい小道へ。そして娼婦を探した 落ちぶれた娼婦に声をかけ 黄金を見せた たくさんの黄金を、だが 自分を、まるで施しを求める 乞食のように感じた。 街灯の陰で 彼女はボクの 惨めな姿をじろじろ見た、 一目で、屈辱的な 微笑を浮かべ、 ボクは血の凍る思いがした。 その時、黄金が効いた! 紅をつけた唇に 黄金の輝きが反射した、 あらゆるボクの悲惨さの中で 恐ろしく困窮しているもの、淫猥な 言葉が女の承諾を保証してくれた でもボクには力がなかった、 自分に唾を吐きかける力も 春の夜を冒涜する力も。 - - - - - 召使 来客を伝える ご主人様、公証人が メナルド、ユリアン、ゴンザルヴォ 狼狽して おい、アルヴィアーノ 君はいったい 公証人が何で? アルヴィアーノ 寂しそうに微笑みながら 心配するな! 召使に 少し待ってほしいと 伝えてくれ! 全員 アルヴィアーノに詰め寄り 何を、何をもくろんでいるんだ? アルヴィアーノ 落着いて 君たちに打ち明けるのを 忘れてた 初めは途切れ途切れの調子で ボクの島“エリジウム(楽園)”を、 すべての建築物や、 いろいろの水の仕掛け いくつものきらびやかな庭園、 見たこともない 驚くべき芸術と 自然が恵んでくれた 珍しい宝物も全部 この市に 永遠に 寄贈するんだ。 皆を呆れさせる。 パオロ 思わず口に出る 気でも狂ったのか! グイドバルド 自分のしていることが、分かってるか! メナルド 君の人生をかけた仕事だぞ! ミケロット 君の財産の半分を それに費やしたんだ、 それに惜しみなく浪費したんだ アルヴィアーノ 明日の晩、日が暮れたら 参事会員や 市長の列席のもとで、 ボクはにぎにぎしく すべての市民にそれを寄贈する。 君たちも、出席してくれ。 パオロ ああ、しかし、おい、忘れたのか だって アルヴィアーノ すべて熟慮した上だ。 メナルド 君はボクたちを裏切るんだ。 ユリアン しつこく あの地下室への通路は アルヴィアーノ 意味ありげに 発見されるのが怖いなら 今後は近寄るな。 だが、今は、これで失礼! 参事会の方々と約束がある それに公証人の立ち合いで ボクには寄贈の文言、 項目を作成する義務がある。 去る。 第2場 グイドバルド 何とかしなければ。 ミケロット ヴィテロッツォはどこだ? パオロ このバカのアルヴィアーノめ! ゴンザルヴォ ボクたちの計画はすべて 立派に大胆に考え抜かれたものなのに ユリアン ボクの可愛いジネーブラ! 思い焦がれて病気になりそうだ。 あのピエトロの奴はいったい 何をぐずぐずしているのか、 どんな悪巧みがあるのか メナルド 危険な奴だ! だが、上手く使えば、 如才ないし、抜け目ない。 パオロ ボクの疑いは確かだ。 あの悪党は ボクらが花を手折る前に 厚かましくも手をかけている ミケロット いまいましい、君が考えてるのは パオロ 自分が何を言ってるかは、分かってる。 外から声が聞こえてくる。 ユリアン タマーレじゃないか? 全員 おーい! ヴィテロッツォ! 第3場 タマーレが大急ぎで駆け込んでくる。 タマーレ 遅くなった。 グイドバルド 何かあるな! ゴンザルヴォ 息せき切って! タマーレ 大げさに 友よ 全員 どうした? タマーレ どうしたらいいのか メナルド いったい何があった? タマーレ メロメロだ ユリアン おや、まあ! メナルド かわいそうに! タマーレ なんたる美しさ グイドバルド ああ! パオロ そんなことだと思った! タマーレ あれこそ女だ! パオロ 当然! タマーレ 熱狂的に 違うんだ グイドバルド 女神様! ミケロット 天使! ユリアン 一輪の花! メナルド 分かってるよ! ゴンザルヴォ 静かにしろ! タマーレ 憤慨して、身振りで - - - - - - - メナルド ボクたちは全部 分かってる グイドバルド もっと大事なことがある。 タマーレ 激怒して 誰だ、そんなことを言うのは? 君たちに何が分かるんだ パオロ それならピエトロと話をしろ! タマーレ 本気で あのごろつきの名前を言うな! 君たちはあの神々しい 彼女の名を汚してる。 ミケロット その女の名は? タマーレ ああ、知っていたら! だが、知っていても 君たちには 隠しておく、 君たち、娘泥棒には! 全員 唖然として、口々に 何だって? 君だって必要だろ! 特上のが! パオロ その美人をどこで見たんだ? タマーレ 市役所を 馬で通りかかった時、 宴会だか祝祭だかに 市の長老たちが 金色の馬車に分乗して 向かっているところだった メナルド 他の者たちに だとさ、どう思う タマーレ 同じ馬車の中にいたんだ 聴けよ! ゴンザルヴォ 運命の赤い糸 召使 来客を伝える 参事会の方々と 市長様が! タマーレ 唖然として 畜生、またか! ユリアン 笑いながら それはいい具合に! 第4場 片側から市長と参事会員たち、並びに市長の妻とカルロッタ、 もう一方からアルヴィアーノと公証人が登場。 アルヴィアーノ ようこそ、皆様、 粗末な我が家に ご来賓賜り 感謝いたします。 市長 心から 粗末な家だなどと! サルヴァーゴ殿、 余りにご謙遜です。 我々が通って参りました 幾つもの部屋の豪華さは 本当にジェノヴァで 並ぶものがありません。 アルヴィアーノ お褒め頂き光栄に存じます 失礼ながら申し上げます 紹介しながら ここにおりますのは 我が友人たち ジェノヴァの花形の騎士たち その額からは 高貴な家系の名が 読みとれます 市長 お辞儀をし、それから ここにおりますのは 我が妻と子、 愛しい娘の カルロッタです 内密に 恐れながら, 貴方様は娘を余りに奔放だと 思われるかもしれません、 娘は社会の規範というものを 軽んじています。 貴方様の寛大さに おすがりして にやにや笑いながら 娘が 折り入って貴方様に ひとつお願いがあると アルヴィアーノ 当惑しないでもなく 奥様、お嬢様 ようこそお越しくださいました お嬢様の望みを 叶えることが 私にできるなら 幸甚に存じます! 市長 それはそうと よろしければ 参事会員たちを指しながら 参事会から 全権委任されまして、 貴方様に感謝の念と 高貴な参事会の 喜ばしい驚きをお伝え申し上げます。 貴方様の昨日のお手紙は かくも大きく、意味深い寄贈を 知らせてくれました。 かくも思いがけず 近頃では稀なことです。 市民は乏しい財産を守ることに 窮しております 苦労して稼いだ黄金が 市民の手から 消えていくのです、 税金や重荷はそれ以上に のしかかってきます。 我々はそれを耐えてきました、 大抵は辛抱して たまにはぶつぶつ言いながらも。 それでも我々には神聖な家族と マリア様への信仰が 宝物としてありました。 けれどそこに突然起こったのです 家畜の群に狼が襲いかかるように、 我々から女たちを奪うのです、 破廉恥にも我々から娘たちをさらうのです。 そして私たちは力なく、途方に暮れて 思い直して どうかお許しください、 この数週間、恥辱に苛まれ 胸がいっぱいになって、 嬉しいことをすぐに忘れ 不幸せなことを思い出すのです。 我々の心配事を 貴方様に嘆くのは、本当は 我々が参りました目的ではありません。 不安な毎日の後の 初めての光明に 我々は貴方様に感謝いたします! 幸運を告げるその島の名前を、 我々は良い前兆と 受け取ります。 声高らかに では、正義と 所有の権利を 与えてくれる その力にすがって 参事会員1 市長殿、 お考え頂きたいことがあります。 いろいろ言う人がいまして 参事会員2 少し躊躇しながら 体裁を整え 契約を結ぶために我々は アドルノ公爵の 同意が必要かと 市長 ああ、しまった 忘れるところだった! アルヴィアーノを脇に連れて行き、声をひそめて アルヴィアーノ殿 ミケロット 貴族たちに この話はまだ まとまらないように 思われる 貴族たちは脇に固まって、熱心に小声で相談する。 タマーレ カルロッタの傍で 覚えていますか、お嬢さん、 今朝、騎士が一人 黄金の馬車を見た時に 彼の黒馬は避けようとしたけれど 市長 アルヴィアーノの傍で、低い声で アントニオ・アドルノ公爵が 異議申し立ての権利を行使されると 我々は従わねばなりません アルヴィアーノ 同様低い声で、が、ぼんやりして 彼に何ができるというのか タマーレ カルロッタの傍で その騎士はしかし 二つの輝く瞳を見て、 どぎまぎして目がくらみ 馬を制するのを忘れてしまいました カルロッタ 笑いながら 思わず跪いて 美女に慇懃を尽さんばかりだった。 つまりそれは貴方でしたの? 市長 アドルノ公爵は勇敢なお方ですが、 市民の人気が気がかりで、 悪人ではないけれど、でも嫉妬深くて 非常に虚栄心が強くて ちやほやされるのが好きで、ただ カルロッタ とても楽しかったですわ。 タマーレ 貴女は残酷だ。 もしですよ 私が馬から落ちて 腕か脚を折っていたら カルロッタ 貴方には、私の眼差しは 見る価値がなかったということ? タマーレ 激しく 貴女のためなら 命を投げ出したって、でも カルロッタ それこそ私の望みだったとしたら? 貴方はそれほど背が高く それほど力があって強く 私に覆いかぶさらんばかり。 私は背伸びしないと おわかりですこと、貴方の 嘲るように その自信にあふれた 目を見るためには! 声音を変えて、甘やかされた子供がおねだりするみたいに 貴方が小さくて、身分が低くて、 貧しくて、私よりずっと下で 私の足元に届くところにいるなら タマーレ 陰鬱に 死んだら惨めだ。 カルロッタ でも死んでいて、もの言わない。 私が愛するのは、 愛の報いを求めて奮闘し苦悩し、 身を捧げて苦しむ人。 貴方が死んでしまったりしたら、 そうしたら私の愛は 貴方に何か役に立つの? タマーレ 荒々しく、突かれたように、極めて不愉快な様子で 貴女はまるで悪魔だ、お嬢様! その答えは よく考えてみます 意味ありげに それから 明日、お返事します。 行こうとする。 グイドバルド 待て、ヴィテロッツォ、何を急いでるんだ? 彼らは舞台の奥の方でタマーレを囲んでくってかかる。 メナルド、ユリアン、ゴンザルヴォ、ミケロット、パオロ 口々に 聞いてくれ! 切羽詰まっている。奴はボクたちを引き渡すんだ、卑しい市民に! 地下の広間への あの入口! 阻止しないと- - ! タマーレ 制止されて 後生だから、放してくれ 振り切る グイドバルド しつこく アドルノ公爵と話をしてくれ タマーレ 非常に興奮して 勝手にしろ ボクは手を引く! メナルド しかし、一言だけでも! タマーレ 怒って ボクは知らない、知りたくもない 恋してるんだ、ボクは愛してる 分かるか? くたばれ! 去る。 市長 アルヴァーノと前方に出て来て ではそのままで! もう一日延ばしましょう。 参事会はその前に アドルノ公爵の同意を 求めております 召使たちが奥の方の両開きドアを開ける。豪華に食事の準備がされたテーブルのある広間が見える。 そして今晩、貴方は 私のお客人 アルヴァーノ 貴方が今、私のお客人であるのと同様に。 ご来賓の皆様、 私のもてなしを 断ったりなさらないで、 簡単な食事ですが! 囁いて お嬢様、腕をどうぞ! 彼は少しはにかんでカルロッタに腕を出す。市長は妻に腕を出す。他の人々もそれに続く。従僕たちは再びドアを閉める。 第5場 マルトゥッチア、ピエトロ。 ピエトロ 激しく言い争いながらも、宥めすかして 可愛いマルトゥッチア! マルトゥッチア エプロン姿の、激昂したオールドミス やくざ者! 詐欺師! 犯罪者! 放せ! ピエトロ びっくりして お願いだから、黙ってくれ! 俺は見つかってはダメなんだ。 お前のご主人、あのちびのかたわ者、 俺はあいつのペストのような 意地悪な目が怖い マルトゥッチア 人でなし! 嘘つき! 泥棒! あんたが 生意気な口をつぐむことなく ご主人様をを侮辱するなら、 こっちだってやるよ、 卑劣漢! 恥知らず! 私は夜中じゅう待ってたんだ、 風の中で赤いショールを翻して 空しく朝まで 声を和らげて 上等のハムを 用意してたのに ピエトロ 心動かされて 上等のハムだって だが、俺に何があったか、 お前がまず聞いてくれたら マルトゥッチア 再び怒って、鋭い口調で よりによって今、 家じゅうお客人でいっぱいで、 てんてこ舞いしている時に やって来て ピエトロ ぎょっとして 家じゅうお客人でいっぱい? 誰だ? マルトゥッチア 震えあがるんだね、ならず者、お偉い参事会さんだ! ピエトロ 安心して 参事会だって? それで貴族たちは? マルトゥッチア いるよ。 ピエトロ 茫然自失と いるのか! マルトゥッチア 私ときたらこんな奴とお喋りして 仕事する代わりに ピエトロ 行かなきゃ。 マルトゥッチア へえ! ピエトロ 切迫して 聞いてくれ、マルトゥッチア 頼みがある。 傍に寄って 困ってるんだ。 この町の あるお上品な御仁に 生命の危険があってな。 ところが俺に目をつけている、 あんまりだと、俺は思うが、 それに加えて数日来 ある女が 俺をつけ回してる マルトゥッチア 何だって? ピエトロ そう、ご婦人だよ 胸をそらして 貴婦人だ つまりだ、俺じゃなくて 彼女が俺のことを 騎士のメナルドだと 思い込んでるんだ。 マルトゥッチア 睨みつけ、じろじろ見ながら 違うだろ、この厚かましさ! ピエトロ お前のいう通り、 厚かましい女さ マルトゥッチア 激怒して 違う! 卑劣漢はあんたよ! 真似をして “騎士のメナルド!”だって 残忍に笑う ピエトロ 彼女は本当に俺のことを 騎士のメナルドだと 思い込んでいて、 アドルノ公爵に告訴するつもりだ。 それで俺のもとを離れず 俺をほっておいてくれない、 そこで俺が彼女を 市門の外にある俺の家に 閉じ込めたりすれば、 最近、少女誘拐に 目を光らせている警察は、 俺を犯人だと思い、 犯人の一人だと思い、 俺を縛り首にするなんてことが 容易に起こり得る! マルトゥッチア ひどく驚いて まあ! ピエトロ そんなことはお前だって望まないだろ。 お前は、俺を愛してるから! 彼女をお前の所に置いてくれ! マルトゥッチア 何て? 誰を? ピエトロ 彼女はここにいるんだ! マルトゥッチア あっけにとられ 誰が、どこに? ピエトロ その女性だよ そのご婦人を、メナルド様のために 保護してくれ、俺は逃げる! だが、今夜、誓って言うが こっそり人目を忍んで お前の所に行くから 入って来たのとは別のドアから、大急ぎで去る。 マルトゥッチア 途方にくれて 今夜 嘆きながら ああ、あの悪人め! 私は何をしようとしているのか! ああ! 去る 外で彼女の声ともう一人の女の声が混ざり合う。その女は最初、興奮して彼女に話しかけ、その時“アドルノ”の名が聞こえる。それから二人の声は静まり、かすかになり、消える。 第6場 カルロッタ 笑いをかみ殺しながら、広間から出てくる 貴方は見事ですわ、 アルヴィアーノ様、いえ本当に アルヴィアーノ 彼女に続けて もう気分はよくなりましたか? カルロッタ 笑う、不自然で誇張した笑い アルヴィアーノ びっくりしました 突然、貴女が心臓を押えて 真っ青になったので カルロッタ 息苦しそうに ああ、子供みたい 私なら水の中の魚のように ぴんぴんしてるわ、 ところで私の父が 貴方に何かお願いしませんでした? アルヴィアーノ ええ、確かに。 カルロッタ そんなに大事なことを 貴方はもう忘れてしまったのですか? アルヴィアーノ 困惑して いえ、でも カルロッタ でもそうね、大勢の人の前では そうもいかなかった! 私が目くばせしても、 密かにウィンクしても、 何か私に見せてくれる絵か 珍しい彫刻を お持ちでないかしらという 問いかけも、役に立たないので 私は思いついたのです アルヴィアーノ 驚いて、赤くなって ああ、本当に! 貴女はボクをバカだと思うでしょう、 世間知らずで、愚鈍で子供じみてる。 でも美しい女性との 付き合いは滅多になく だからそうなったんです 分かります? カルロッタ 分かります、でも聞いて! 私は絵を描くんです。本当に、 そんなに驚いて見ないで、 動物とか人物とか、 木とか湖とか、 空とか、光とかを描くんです。 でも私が一番 描きたいのは 静かに 魂です。 アルヴィアーノ できるんですか つまり、うまくいくんですか 魂を描くことが? カルロッタ できるかどうか、分からない うまくいかなくても いつだって私のせいではない そう思うわ。 モデルを見つけるのが、とても難しいの。 ただ一度だけ、上手くいくように思えた、 絵が生れてきたの、 不思議なくらい見事に、 ただ醜い影が 顎と口もとの間に残るのです、 見て、そこ、私が思案し、 いろいろ工夫しても 何度でも出て来る。 やっと追い払って、 もう大丈夫と思ったのですが、 不意に、その影は悪意をもって 絵筆から滑り出てこびりつく! その絵を私は放棄しました、 それからはもうやめました でも なまめかしく 貴方を、貴方を私は 描きたいの。 アルヴィアーノ 毒グモに刺されたかのように ボクを? 冗談でしょう 頭がヘンになったんですか? 毒気を含んで よろしい! そういうことですね 前から思っていました 貴女はボクを真面目に見ている 他の人とは違うと。 優しい顔をして、目で誘いかけ 悪魔の心を持った、蛇のような女とは違うと。 でも、たった今も 分かりました、同じ眼差しだと カルロッタ ひどく驚いて とんでもない 正気になってよ! アルヴィアーノ 鋭く、辛辣に もしかしたら 道化として絵画の中で、 美男美女に混ざって 対照的な効果をあげる、 鈴の付いた帽子を被ってね、 せむしには悪くない 人々の嘲笑の的となり 永遠に姿を残す! カルロッタ 厳しく お黙りなさい! 婦人と話をしていることを お忘れなく。失礼ですわ 終りまでお聞きなさい! アルヴィアーノ 笑いをかみ殺して部屋の隅に腰をおろす カルロッタ あちらに、この町が広がり、 平原が一望できるところに 私は仕事場として 小さな家を持っています。 朝早くまだ通りも 広場もひっそりとして 誰もいない時間に、 早朝の青白い光が ほの暗く柔らかく キャンバスの周りに差し込むとき、 私には一番仕事に適した 時間に思えます。私の家の前を 一本の道が通っています、 高い糸杉の並木がある道 貴方もご存じでしょう、 貴方はときどきそこを歩いていました。 はにかんで背を丸め もの思いに沈んだ様子で 突然、疑い深げに窓をじろじろ見ます、 そのカーテンの後ろに 私が潜んでいることには 気がつかない。 その時、様々な色に変化させながら 日の出の先ぶれをする 妖怪の伝令さながらに 朝もやをたなびかせながら 太陽が深紅に輝いて 昇ったのです。 そして二つ目の奇跡が 起こりました。私は見たのです。 その小さな、みすぼらしい さすらい人が顔を上げるのを。 その痩せぎすの肉体の 筋肉のひとつひとつが引き締まり 両腕を天に伸びるほどに 高く上げました。 そうして彼は太陽に向かって、 輝きの中に進み、 私は、彼が大きく大きく なっていくのを見ました。 その姿は巨人のようになり、 私は心臓がどきどきしました。 そうして私は貴方を描いたのです、 アルヴィアーノ様を。そうして私は 太陽に向かって進んで行く貴方の姿を 描きました。でもまだ顔が 欠けています、そして あらゆる美が映る 陶酔した目もまだ 欠けています。 アルヴィアーノ 震えながら 恥ずかしい 知らなかった、許してください、 こんな気持ちは、人生で今まで 一度もなかった! カルロッタ 優しく 来ませんか、私の 仕事場に、その絵を 完成するために? アルヴィアーノ 彼女の手に身を屈めて、静かに 喜んで、参りましょう。 幕がゆっくり降りる。 ERSTER AKT Ein hoher Saal im Palaste des Alviano Salvago. Vormittag. ERSTE SZENE Alviano Salvago, Guidobald Usodimare, Menaldo Negroni, Michelotto Cibo, Gonsalvo Fieschi, Julian Pinelli, Paolo Calvi. ALVIANO hässlicher Mann von ungefähr 30 Jahren, bucklig, grosse leuchtende Augen, hastig. Lasst! - Genug - - ! Ich will nichts mehr hören! Es widert mich an - entsetzt mich - ! Und doch - ich - der s ersonnen, ausgebrütet in Nächten - in Nächten - ah! - Ihr ahnt nicht! Euch ist s ein Spiel - würzend - was sonst das Leben Euch willig bietet. Doch mir - ! Ein Durstender! Einer, nah dem Verschmachten - gehöhnt, gehetzt, geschunden von Qualen die - ah - ! kurz, scharf Teufel, was gab die Natur - mir - mit diefer Fratze und diesem Höcker, solch ein Fühlen, solch eine Gier - MENALDO geflüstert Ich bitte dich - still! Der Ordnung Hüter sind auf - und voll Ehrgeiz. Hinter den Türen lauern - bestochen - die Diener; in den Gärten bergen sich Schergen - - GONSALVO Du übertreibst, mein Freund. Es sind allzutiefe Skrupel fürwahr nicht am Platze - MENALDO Dass wir mit Bauerndirnen und Mägden, Krämertöchtern und Freudenmädchen uns nicht begnügen, dass wir die Feinsten und Schönsten erwählen ist ein Zeichen für unsern Geschmack. PAOLO Wie nur war die Losung, die Du uns gabst vor wenigen Wochen? "Die Schönheit sei Beute des Starken! Alle Pracht der Erde erliege der Macht des Geistes, und des Bezwingenden Glorie strahle heller und dringe tiefer, sehrender in die Seelen, als jener Glanz, der das Auge nur blendet!" ALLE durcheinander Sehr wahr! So sprachst Du. Und seither - ? Was Du schufst, meidest Du! Fliehst uns selbst! Kein s jener heimlichen Feste noch grüsste Dich! GONSALVO Weil ein paar Väter die Hände ringen - MENALDO - und ein paar Mütter herzbrechend schluchzen! GUIDOBALD Glaub nur nicht, dass die Schönen selber - GONSALVO dass sie uns zürnen - ! MICHELOTTO Gestern - Alissa - die kleine Jüdin - hei - was die für Augen machte! Und die reizende Tochter des Biparello - JULIAN - des Dichters, wahrlich - sie war entzückend! ALLE durcheinander, ekstatisch Ihrer Liebsten alltagbeschwerten Armen entreissen wir sie! Dem Gatten, unerfahren in Liebeskünsten, weint keine Träne die "Unverstand ne"! Aus engen Zimmern in weite mystische Räume - - düftegeschwängert von Fackeln durchloht! Alle Märchen werden lebendig! Alle Träume verschwiegener Nächte - Morgenlandsträume von Schauern geboren, gehn in Erfüllung! Was sich keine gesteht, und jede ersehnt - jählings ward s zur Wirklichkeit! ALVIANO gepresst, ein wenig spöttisch und mit herbem Ausdruck Ganz recht - ganz recht! Es ist überzeugend. Jedoch in einem Punkt - verzeiht - stimmt mir s nicht ganz. - Ihr sprecht stets von Euch nur. Von Euch - die ihr wohlgestalt seid, und mit Anmut begabt, - und vergesst mich, - den Krüppel. Käm der zu den Festen, so wie Ihr begehrt - er vergällte sie Euch - und statt der Lust zög das Grausen ein! PAOLO Du überschätzt, mein Freund - so will mir scheinen - gewaltig der Frauen Schönheitsempfinden. ALVIANO verhalten Es gab - Frühlingsnächte. Bei offenen Fenstern tanzt es herein - alle schwülen Zauber - Blumen- geruch, schwer und betäubend. Und ich musste fort, geschüttelt von Fiebern - hinaus in einsame Gassen. Und suchte ein Dirnchen, so recht ein verkomm nes - sprach es an - bot ihr Gold - viel Gold und fühlte mich doch dem Bettler gleich, der Almosen heischt - - -. Im Schein der Laterne mustert sie meine arme Gestalt, mit einem Blick - - einem Lächeln so schmachvoll, dass mir das Blut in den Adern gerann. Da - wirkte das Gold! Auf geschminkten Lippen spiegelt sein Gleissen, all meines Elends furchtbare Not; unflät ge Worte verhiessen Gewähr - - doch mir fehlte die Kraft, mich selbst zu bespei n und zu entweih n die Lenznacht. - - - - - EIN DIENER meldend Gnäd ger Herr - der Notar - MENALDO, JULIAN, GONSALVO bestürzt Mensch - Alviano - Du bist im Stande - Was soll der Notar - ? ALVIANO traurig lächelnd Seid unbesorgt! zum Diener Ich lasse ihn bitten, sich kurze Zeit zu gedulden -! ALLE Alviano bestürmend Was soll s - was hast Du vor? ALVIANO ruhig Ich vergass - es Euch zu vertrau n zuerst stockendenTones Mein Eiland "Elysium", mit all seinen Bauten, Wasserspielen und prangenden Gärten, mit all seinen unerhörten Wundern der Kunst und selt nen Schätzen freigeb ger Natur - zum Geschenk vermacht für ew ge Zeiten - hab ich s der Stadt. Verblüffung. PAOLO ausbrechend Du bist von Sinnen! GUIDOBALD Weisst nicht, was Du tust! MENALDO Das Werk Deines Lebens! MICHELOTTO Dein halbes Vermögen wandtest Du dran, es sorglos verschwendend - ALVIANO Morgen Abend, nach Einbruch der Dämm rung, im Beisein des hohen Senates und des Podestà, mit grossem Gepräng geb ich s preis allem Volk. Ihr Herren, Ihr seid geladen. PAOLO Ja, aber Mensch - vergisst Du denn ganz - ALVIANO Hab alles bedacht. MENALDO Du lieferst uns aus. JULIAN eindringlich Der Zugang zum unterirdischen Saal - ALVIANO mit Bedeutung Scheut Ihr der Entdeckung Gefahr - so meidet ihn künftig; doch jetzt - verzeiht - ! Die Herr n vom Rat erwart ich und mit dem Notar obliegt mir noch festzusetzen der Schenkung Wortlaut und Paragraphe. Ab. ZWEITE SZENE GUIDOBALD Es gilt zu handeln. MICHELOTTO Wo nur Vitelozzo bleibt? PAOLO Dieser Narr Alviano! GONSALVO All uns re Pläne - herrlich und kühn ersonnen - JULIAN Meine süsse Ginevra - ! Krank bin ich vor Sehnsucht. Und dieser Bube Pietro zögert - weiss die Madonna, welch schurkische Gründe ihn - MENALDO Ein gefährlicher Kerl! Doch gut zu brauchen, geschickt und verschlagen. PAOLO Mein Argwohn steht fest Mit frecher Hand streift der Bandit von so mancher Blüte, eh wir sie brechen - MICHELOTTO Verflucht, Du meinst - PAOLO Ich weiss, was ich sage. Stimmen draussen vernehmbar. JULIAN Ist das nicht - Tamare? ALLE Halloh! Vitelozzol DRITTE SZENE Vitelozzo Tamare hastig hereinstürmend. TAMARE Ich bin verspätet. GUIDOBALD Wir merkens! GONSALVO Und ausser Atem! TAMARE überschwänglich Ihr Freunde - ALLE Was gibt s? TAMARE. Ich bin fassungslos - MENALDO Sancta Maria, was ist gescheh n? TAMARE Ergriffen - JULIAN O Gott! MENALDO Unsel ger! TAMARE Von soviel Schönheit - GUIDOBALD Ach! PAOLO Dacht ich s doch! TAMARE Ein Weib! PAOLO Natürlich! TAMARE begeistert Nein - - GUIDOBALD Eine Göttin! MICHELOTTO Ein Engel! JULIAN Eine Blume! MENALDO Wir kennen das! GONSALVP Ich bitte Dich schweig! TAMARE empört, Geste - - - - - - - MENALDO Wir kennen die ganze Epistel. GUIDOBALD s gibt Wicht geres. TAMARE wütend Wer sagt das? Was wisst denn Ihr - PAOLO So sprich mit Pietro! TAMARE ernst Nennt nicht den Schurken! Ihr besudelt der Göttlichen Namen. MICHELOTTO Wie heisst sie? TAMARE Ja, wenn ich s wüsst! Doch - wüsst ich s, ich würde mich hüten, ihn Euch zu verraten, Ihr - Mädchenräuber! ALLE verblüfft durcheinander Was - ? Du hast s nötig! Ganz ausgezeichnet! PAOLO Wo sahst Du die Schöne? TAMARE Am Municipium ritt ich vorbei - ; da fuhren eben, zu irgend ner Gasterei oder Festivität, der Stadt Väter in goldnen Karossen MENALDO zu den anderen Ob da nicht - was meint Ihr - TAMARE In einer derselben - so hört doch! - GONSALVO - ein Zusammenhang - DIENER meldend Der hohe Rat - und der vieledle Herr Podestà! TAMARE verblüfft Teufel noch mal - ! JULIAN lachend Das heiss ich Glück! VIERTE SZENE Von der einen Seite der Podestà und Senatoren, sowie die Frau des Podestà und Carlotta, von der andern Seite Alviano Salvago und der Notar. ALVIANO Meinen Gruss, Signori, und Dank, dass mein schlichtes Haus gewürdigt ward, des Besuch s so illustrer Gäste, PODESTÀ sehr herzlich Euer schlichtes Haus! O edler Signor Salvago, Ihr seid zu bescheiden. Die Pracht der Räume, die wir durchschritten, hat wahrlich nicht ihres- gleichen in Genua. ALVIANO Euer Lob beglückt mich - doch wollt gestatten vorstellend Hier meine Freunde - Blüte Genuas Ritterschaft - von ihren Stirnen lest Ihr die Namen erlauchter Geschlechter - PODESTÀ sich verneigend, dann Und hier mein Weib und mein Kind, meine vielliebe Tochter Carlotta vertraulich Ich fürchte, Signor, allzufreien Sinn s mögt Ihr sie finden; sie achtet - sehr mir zuleide - gering der Gesellschaft Normen. Bewund rung Eurer Hochherzigkeit und schmunzelnd eine ganz besondere Bitte, die sie an Euch - ALVIANO nicht ohne Verlegenheit Ich heisse die Damen willkommen und wär s mir vergönnt, zu erfüllen der Signorina Verlangen - ich priese mich glücklich! PODESTÀ Doch nun, so s Euch genehm, wollen wir auf die Senatoren weisend delegieret vom hohen Senate, Euch überbringen Dank und freud ges Erstaunen der hohen Versammlung. Euer Schreiben von gestern kündet uns eine Schenkung, so gross und bedeutend, so unerwartet und selten in diese Zeiten. Schwer nur wahrt sich der Bürger die kärgliche Habe; unter den Händen zerrinnt ihm das Gold, mühselig erworben und immer noch mehren sich drückend die Steuern und Lasten. Wir haben s getragen, geduldig zumeist und nur selten murrend; blieb uns als Hort doch unsrer Familie Heiligkeit und der Glaube an die Madonna. Doch da bricht s ein wie der Wolf in die Herde, raubt uns die Frauen, stiehlt frech uns die Töchter und machtlos - hilflos - sich besinnend doch verzeiht, o Herr, wenn das volle Herz, bedrängt von der Schmach dieser letzten Wochen, das Freud ge so rasch vergisst und des Unglücks wieder gewahr wird. Euch unsre Sorgen zu klagen, ist wahrlich nicht unsrer Sendung Zweck. Den ersten Lichtstrahl nach bangen Tagen - ihn danken wir Euch! Des Eilands glückkündenden Namen, wir nehmen ihn als ein gutes Omen. erhobenen Tones So mög denn - gestützt durch die Kraft, die Recht verleiht und die Macht des Besitzes - ERSTER SENATOR Signor Podestà, es gäb zu bedenken vielleicht, und es waren Stimmen - ZWEITER SENATOR ein wenig zögernd Der Form zu g nügen und den Vertragen müssten wir wohl - des Herzogs Adorno Genehm gung - PODESTÀ Ah - bei der Madonna - bald hätt ich s vergessen! Alviano beiseite ziehend, gedämpft Edler Signor Alviano - MICHELOTTO zu den Edlen Die Geschichte hat - so scheint s - noch nen Haken. Die Edlen bilden in eifrig flüsternden Gespräch eine abseits stehende Gruppe. TAMARE bei Carlotta Erinnert Ihr Euch, Signorina, an einen Reiter, heut früh - dess Rappe scheute beim Anblick der gold nen Karossen - PODESTÀ bei Alviano, halblaut Der Herzog Antonio Adorno - - - - das Recht des Einspruchs - - - - abhängig sind wir - - ALVIANO ebenso, jedoch zerstreut Was könnt er dagegen - - TAMARE bei Carlotta Der Reiter aber sah in zwei blitzende Augen; vergass darob, verwirrt und geblendet, zu zügeln das Ross - CARLOTTA lachend - und hätt beinah mit unfreiwill gem Fussfall gehuldigt der Schönen - das wart also Ihr? PODESTÀ Ein tapf rer Herr, doch ängstlich bedacht auf Beliebtheit beim Volk, nicht grade böse, doch eifersüchtig und eitel in hohem Masse, selbst gern fetiert, sieht er s nur ungern - CARLOTTA Ich habe mich sehr amüsiert. TAMARE Ihr seid grausam. Und wenn nun - vom Pferde gestürzt - gebrochen Arm oder Bein - CARLOTTA Ist s Euch ein Blick meiner Augen nicht wert? TAMARE heiss Das Leben gäb ich gern für Euch hin - doch - CARLOTTA Und wenn s grade das wär , was ich wollt ? Ihr seid so gross, so mächtig und stark - so hoch über mir. - Ich muss mich strecken - seht - Euch nur in die, spöttisch ach, so sieges- gewissen Augen zu blicken - ! Mit veränderter Stimme, wie ein bittendes verzogenes Kind. Und säh Euch gern klein und niedrig und arm, tief unter mir, meinen Füssen erreichbar - TAMARE finster Die Toten sind arm. CARLOTTA Aber tot und stumrn. Und ich liebe die Seele, die ringt und sich quält, sich opfert und leidet um Minnelohn. Seid Ihr mal gestorben, was nützt Euch dann - meine Liebe? TAMARE rauh, hervorgestossen, in höchstem Unbehagen. Ihr seid des Teufels, Jungfrau! Die Antwort - ich will sie bedenken mit Bedeutung und geb sie Euch morgen. Will ab. GUIDOBALD Halt, Vitelozzo, was eilst du? Sie umringen Tamare im Hintergrunde der Bühne und sprechen auf ihn ein. MENALDO, JULIAN, GONSALVO, MICHELOTTO, PAOLO durcheinander So hör doch! Wir sind in Gefahr. Er liefert uns aus - diesen lumpigen Bürgern! Der Eingang zum unterirdischen Saal! Wir müssen s hindern - - ! TAMARE man hält ihn Bei der Madonna, so lasst mich - reisst sich los GUIDOBALD eindringlich Sprich mit Adorno - TAMARE sehr aufgeregt Tut was Ihr wollt - lasst mich aus dem Spiel! MENALDO Aber Du - ein Wort! TAMARE zornig Ich weiss nichts, ich will nichts - - ich bin verliebt - ich liebe - hört Ihr? Die Pest in Euch! Ab. PODESTÀ mit Alviano nach vorne kommend So bleibt es dabei! Ihr verzieht einen Tag noch. Der Senat erbittet vorher die Genehm gung des Herzogs - - - Lakaien öffnen die Flügeltür im Hintergrunde, ein zweiter Saal mit einer festlich angerichteten Tafel wird sichtbar. und heut abend seid Ihr mein lieber Gast - ALVIANO Wie Ihr nun der meine. Ich bitte die edlen Gäste, meine Einladung nicht zu verschmäh n, ein einfaches Mahl! gehaucht Signorina - Euren Arm! Er reicht Carlotta ein wenig befangen seinen Arm. Der Podestà bietet den Arm seiner Frau. Die Anderen folgen. Die Lakaien schliessen wieder die Tür. FÜNFTE SZENE Martuccia. Pietro. PIETRO in heftigem Streit begriffen, beschwichtigend Holde Martuccia! MARTUCCIA mit einer Schürze, sehr echauffiert, alte Jungfer Du Lump! Gauner! Verbrecher! Lass mich! PIETRO erschrocken Ich bitt Dich, schweig still! Ich mag nicht erkannt sein. Dein Gebieter, der kleine Krüppel, den bösen Blick fürcht ich an ihm wie die Pest - MARTUCCIA Du Ungeheuer! Betrüger! Du Dieb! Wenn Du nicht hältst Dein gottloses Maul und den Herrn beschimpfst, geh ich Dir zu Leibe, Du Elender, Du! Du Ehrvergessner! Die ganze Nacht hab ich geharrt, den roten Shawl liess ich weh n im Wind vergeblich bis früh weicher und einen Schinken hab ich bereitet - PIETRO gerührt Einen Schinken - o Gott - ! Doch wenn Du erst hörst, was mir widerfahren MARTUCCIA wieder wütend, scharf akzentuiert Und jetzt - wo das Haus voller Gäst , ich alle Händ voll zu tun - kommt er daher, der - - PIETRO entsetzt Das Haus voller Gäst? Wer ist da? MARTUCCIA Zittere, Bube - der hohe Senat! PIETRO erleichtert Der Senat! Doch die Ritter? MARTUCCIA Sind da! PIETRO entgeistert Sind da! MARTUCCIA Und ich schwatz mit dem Kerl - statt - PIETRO Ich muss fort. MARTUCCIA Aha! PIETRO dringend Doch hör , Martuccia - hör , ich beschwör Dich nahe bei ihr Ich bin in Bedrängnis. In dieser Stadt ist ein anständ ger Mensch seines Lebens nicht sicher. Man interessiert sich für mich, - allzu sehr, wie mir scheint - und zu alldem verfolgt mich seit Tagen - ein Weib - MARTUCCIA Was? PIETRO Jawohl, eine Dame - eine wirft sich in die Brust vornehme Dame - ; das heisst - nicht mich - sondern den - für den sie - mich hält - und sie glaubt, ich sei - der Ritter Menaldo. MARTUCCIA starr, ihn musternd Nein - diese Frechheit - ! PIETRO Da hast Du recht, eine freche Person - MARTUCCIA wütend Nein! Du! Du! Du Schuft - nachäffend "Der Ritter Menaldo !" sie lacht grimmig PIETRO Sie hat sich s nun in den Kopf gesetzt, mich, das heisst - den Ritter Menaldo, zu verklagen bei Herzog Adorno - und geht nicht von mir und Iässt mich nicht aus - und sperr ich sie ein in meinen Palazzo da drauss vor den Toren - wie leicht könnt s gescheh n - - die Polizei - neu stens auf Mädchenräuber erpicht - hält mich für einen - hält mich für einen - und knüpft mich auf! MARTUCCIA sehr erschrocken Oh - ! PIETRO Das kannst Du nicht wollen. Du - die Du mich liebst! Nimm sie auf bei Dir! - MARTUCCIA Was - ? wen? - PIETRO Sie ist hier! MARTUCCIA perplex Wer - wo? PIETRO Das Frauenzimmer - die Dame - bewahr sie dem Ritter - Menaldo - ich fliehe! Doch - heute Nacht - geheim und verstohlen - ich schwör es - bin ich bei Dir - Rasch ab, jedoch bei einer andern Tür, als er gekommen. MARTUCCIA ratlos Heute Nacht - jammernd Ah - ah - ah - der Verbrecher! Was fang ich nur an! Oh - oh - ! ab Draussen vermischt sich ihre Stimme mit einer zweiten Frauenstimme, die zuerst aufgeregt auf sie einredet; man hört den Namen "Adorno". Die Stimmen besänftigen sich dann, werden schwächer und verlieren sich. SECHSTE SZENE CARLOTTA sich das Lachen verbeissend, aus dem Saal Ihr seid köstlich, Signor Alviano - nein wirklich - ALVIANO ihr folgend So ist Euch schon besser? CARLOTTA lacht, ihr Lachen klingt unnatürlich, übertrieben ALVIANO Ich erschrak -, Ihr grifft Euch plötzlich ans Herz und wurdet ganz blass - . CARLOTTA schwer atmend Ach - Kindskopf - mir ist wohl wie dem Fisch im Wasser, Doch sagt Euch mein Vater nicht von einer Bitte? ALVIANO Ja, - freilich. CARLOTTA So rasch vergesst Ihr solch wichtige Sachen? ALVIANO verlegen Nein - doch - CARLOTTA Nun seht - vor den vielen Leuten - es wär nicht gegangen! Und da all mein Blinzeln, verstohlenes Winken, mein Fragen, ob Ihr nicht hättet in Eurem Besitz ein Bild, eine selt ne Skulptur, mir zu zeigen - nichts half, verfiel ich darauf - ALVIANO befremdet, errötend Ah - wahrlich! Für einen Tölpel müsst Ihr mich halten, lebensunkundig, einfältig und albern. - Doch selten nur blüht mir Umgang mit schönen Frauen - so kommt s - dass - begreift Ihr - ? CARLOTTA Ich begreife - doch hört nun! Ich male. Ja, wahrhaftig, - blickt nicht so erstaunt - ich male Bilder. Tiere und Menschen, Bäume und Seen - den Himmel, das Licht - doch am liebsten male ich - still Seelen. ALVIANO Und könnt Ihr das - ich meine - gelingt s Euch - Seelen zu malen? CARLOTTA Weiss nicht, ob ich s kann - und wenn s nicht gelingt - liegt s, so dünkt mich, nicht immer an mir; man findet so schwer - die Modelle, Nur einmal - da schien es geglückt; das Bild erstand, so wundersam fein - nur ein hässlicher Schatten, zwischen Kinn und Mund - sehet - da - und wie ich auch sann und mich bastelnd mühte - er kam immer wieder. Schon glaubt ich ihn fort und für immer gebannt - da - unversehens - tückisch schleicht s aus den Pinseln und setzt sich fest! Das Bild gab ich auf; hab dann lang nichts versucht mehr - - doch faszinierend Euch - Euch möcht ich gern - malen. ALVIANO wie von einer Tarantel gestochen Mich - ? Alle Teufel - seid Ihr von Sinnen? giftig Ganz recht! - So musst s kommen. Glaubt ich doch schon - Ihr nähmet mich ernst, - wär t anders, als wie die Andern - die Schlangen, mit sanften Gesichtern, lockenden Augen und Herzen wie Teufel - doch eben - erkannt ich s - derselbe Blick CARLOTTA sehr erschreckt Urn Gotteswillen - besinnt Euch - ! ALVIANO scharf, schneidend Vielleicht als Narr in einem Gemälde, unter schönen Herren und Frauen, wirksam als Kontrast - mit ner Kappe und Schellen - der Buckel passte nicht schlecht - zum Gespött der Leute - verewigt für alle Zeiten! CARLOTTA stark Jetzt schweigt! Vergesst nicht, dass mit einer Dame Ihr sprecht. Ihr tut mir - unrecht - hört mich zu Ende! ALVIANO setzt sich mit verbissenem Lachen in eine Ecke. CARLOTTA Dort, wo die Stadt weit wird, und der Blick sich auftut auf die Campagna - hab ich als Werkstatt ein kleines Häuschen. In zeit ger Frühe, wenn einsam und leer noch die Gassen und Plätze, das bIass-fahle Licht des frühen Morgens matt und milde die Leinwand umspielt, dünkt s mich zur Arbeit die rechte Zeit. An meinem Häuschen vorbei führt ein Weg, gesäumt von hohen Zypressen - den kennt Ihr wohl - Ihr schrittet ihn oft. Scheu und gebückt in Gedanken versunken - plötzlich misstrauisch musternd die Fenster, deren Gardinen die Späherin bargen - doch Ihr saht sie nicht. Da stieg auf, purpurn glühend - Schleier in tausend Farben, schillernd, leuchtende Nebel, gespenstischen Herolden gleich, zogen, ihr Nahen kündend, voran - - die Sonne. Und ein zweites Wunder geschah - Ich sah - wie der kleine, armsel ge Wand rer sein Haupt hob. Jeder Muskel spannte sich straff in dem schmächtigen Körper - die Arme stiegen an, hoch zum Himmel gebreitet. So schritt er hinein in den Glast, der Sonne entgegen; und grösser und grösser sah ich ihn werden - riesenhaft wuchs die Gestalt, - mir klopfte das Herz - . So malte ich Euch, Signor Alviano. So malte ich Eure Gestalt, entgegenschreitend der Sonne. Doch mir fehlt noch das Antlitz, und - mir fehlt noch das trunkene Auge, darin all die Schönheit sich spiegelt. ALVIANO zitternd - - - Ich bin beschämt - ich weiss nicht - - verzeiht mir - mir war noch nie so - zu Mut - im Leben - - ! CARLOTTA zart Wollt Ihr kommen - in meine Werkstatt - dass ich - das Bild - vollende - - ? ALVIANO sich über ihre Hand beugend, leise Ich will - gern kommen. Der Vorhang fällt langsam. この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@ Aiko Oshio Schreker,Franz/Die Gezeichneten/II